クロネコの執事は小遣い稼ぎでパートにでています。そこに出没するノラ猫です。多分まだホンの子供で、ベランダに置いてある晩ボール箱でよく昼寝をしているのですが、休憩時間などにおやつをあげるようになったときの一こまです。
「ねえ、早くおやつちょうだいよ~」
「まだ、だめ。写メを撮り終わったらあげから、じっとしてて~」
早く欲しくて前足を持ち上げています。
「僕にも早くちょうだい」
「君も、写メ撮り終わったらあげるからね~」
この子はちょっと臆病で他の子たちに遠慮するところがあるのですが、そこがいじらしいとおやつを余分にもらっていたりします。
たまに貫禄のある父も来るようです。勿論お母さんも来たりします。母がおやつをもらうのは自分の子供たちが食べた後です。
いじらしさに余計におやつをあげたくなったりするパートの皆です。
おやつを頂いてちょっぴり満足なノラです。
「今日の分は終わりかなあ」
「また、帰りの時間にあげるからね~」
クロネコの執事の家の周りにもノラがいます。
その一匹。
南向きにあるエアコンの室外機の上でお昼寝中。
この後、クロネコの執事がノラの顔を撮ろうと身を乗り出したその時、その不穏な空気に気が付いたのか、身を翻して脱兎のごとく逃げていきました。
※とっても哀しいクロネコの執事でした。
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