最前線で戦っている医師や看護師に防護具を
病院では通常、一度脱いだり、患者一人を見終わったりした防護具を捨てることで感染を防止しています。着用を続けたり、着脱を繰り返したりすると、残ったウイルスが接触感染の原因となるためです。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で船内に入った厚生労働省職員の感染が相次いだ事態について、厚労省は汚染したマスクなどを何度も着脱したことが原因とみています。
防護具の不足から、1週間に1枚のマスクの使用、洗濯滅菌処理後の再使用、防護服代わりにごみ袋をかぶって勤務することはすでに全国の病院で常態化しており、医師は、「感染の恐怖によるストレスが大きい。医療現場にコロナと戦う『武器』を配ってほしい」と憤おり、日本医師会の横倉会長も「院内感染は防護具が不十分であることが一つの原因だ」として、政府に対応を求めています。
政府は先行して緊急事態宣言が出された7都府県に対し、4月中にサージカルマスク約2億7千万枚、密閉性の高いN95マスク約1300万枚、ガウン約4500万枚、顔全体を覆うフェースシールド約900万枚などを購入し配布するとしていましたが、厚労省によると、品不足から「買い上げる時期のめどが立っていない」とのことです。
一方、日本医師会の試算によると、全国の医療機関で1カ月に必要なサージカルマスクは4億~5億枚、N95マスクやガウン、フェースシールドはそれぞれ約3千万枚が必要で、不足の解消にはほど遠いとのことです。
丸腰では戦えない
医療の最前線では、防護具が枯渇するなかで、医師や看護師が自らの感染リスクとも戦いながら懸命に治療にあたっています。
医療現場の防護具の現状を厚労省が直接調査して、緊急事態宣言による医療品の強制収用など、都道府県知事に任せることなく、強制的な手段を使ってでも政府が確保し、不足している防護具を緊急性の高い医療現場に速やかに届けるようにするべきです。
欧米諸国は、武漢での感染拡大を受けて、防護具の確保にいち早く着手していましたが、政府は国内で感染が拡大し医療現場からの指摘を受けて対応するなど、後手後手だったため、いち早く先手を打った欧米諸国との防護具争奪戦に敗れてしまったこと、最前線の医療関係者に謝罪し、できうる限りの対応に全力で取り組んでほしいものです。
新型コロナウイルスとの戦いに勝利するには
「PCR検査と陽性者の隔離」を徹底し、重症患者・中等症患者・軽症患者に分けた医療体制を整備しない限り、新型コロナウイルスとの戦いに勝利することはできません。
軽症者や無症状者を自宅待機や自宅療養にしていますが、同居する家族へ感染させてしまうリスクが大き過ぎますし、高齢者や疾病を持つ家族に感染させた場合は、たちまち重症化させてしまいます。
ホテルなどを借り上げて、家族と隔離したうえで、適切に健康管理することが必要です。
緊急事態宣言に伴って都道府県知事に認められる医療品の強制収用など強制的な手段を使ってでも行政が確保し、最前線で戦っている医師や看護師に配布し、感染のリスクから守ることがその大前提でなければなりません。
妊婦向けアベノマスクの不良品7800枚以上
加藤厚生労働大臣は21日、政府が妊婦向けに配布した布マスクについて、「虫や頭髪が混入していた」「黄ばみや黒ずみの汚れで不衛生」「糸がほつれている」など、全国の143区市町村から合わせて7870枚の不良品が報告されていると明らかにしました。
老人介護施設用に配布されたアベノマスクは、小さすぎて鼻が出てしまうとか、洗うたびに縮んで使い物にならないとたくさんの苦情が寄せられていましたが、妊婦向けとは生産国が異なるのかな?
特別定額給付金詐欺にご注意ください
新型コロナウイルス感染症に関する給付金の支給のために市区町村や総務省、金融機関などがATM操作をお願いしたり、手数料の振り込みを求めることは絶対にありません。
個人情報、口座の暗証番号、現金の保管の有無などを聞き出そうとするのは便乗詐欺です。
詳細については、 警察庁と総務省からのお知らせ 「それ 給付金を装った詐欺かもしれません!」 をご覧ください。
国内の新たな感染者は390人、感染者の累計は1万2255人
国内では21日、新たに390人の感染が確認され、国内の感染者は1万15453人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は1万2255人になりました。
また、21日新たに20人の死亡が確認され、死亡者は累計で293人になりました。
都内の新たな感染者は123人、感染者の累計は3307人
東京都で21日、新たに123人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かりました。
これで都内の感染者数は3307人となりました。
都内で新たに感染が確認された人は、4月14日から8日連続で100人を上回ったことになります。
各地の病院でクラスター相次ぐ
都立墨東病院のクラスター
東京都では21日、重篤な急患を受け入れる三次救急病院の都立墨東病院で、医師7人を含む計12人の感染が新たにわかりました。
これで同病院関連の感染者は計39人となりました。同病院は当分の間、救命救急センターでの新規患者の受け入れを停止するとのことです。
京都市の堀川病院のクラスター
京都市は21日、院内感染が発生している堀川病院の看護師1人が新たに感染したと発表しました。
同病院関連の感染者は計25人となりました。
大阪市のなみはやリハビリテーション病院のクラスター
大阪府は20日、集団感染が起きた市内の「なみはやリハビリテーション病院」の関係者が41人が新たに感染したと明らかにしました。
兵庫県発表分を含め、同病院の感染者は職員と患者ら計98人となりました。
松原市の明治橋病院でクラスター
大阪府は20日、19日までに職員と患者計8人の感染が判明していた松原市の明治橋病院で、20日は職員9人と患者18人が陽性と診断されと明らかにしました。
同病院の感染者は職員と患者ら計35人となりました。
愛知県の碧南市民病院でクラスター
愛知県の碧南市民病院で20日、新たに看護師3人が感染したことが確認されました。
同病院では、これまでに入院患者5人と医師1人、看護師1人の院内感染が確認されていて、これで院内での感染者はあわせて10人になりました。
練馬光が丘病院でクラスター
東京都練馬区は21日、17日に看護師の感染が確認されていた練馬光が丘病院で、20日までに患者や看護師合わせて8人が新型コロナウイルスに感染してたと発表しました。
これで院内での感染者はあわせて9人になりました。
かほく市の二ツ屋病院でクラスター
石川県は21日、かほく市にある二ツ屋病院の入院患者と医療スタッフ10人が感染したと発表しました。
同病院では、20日に介護士の感染が確認されたことから、接触者の検査を行っていました。
この病院の関係者の感染は合わせて12人となりました。
厚木市の相州病院でクラスター
神奈川県厚木市の精神科病院「相州病院」は21日、これまでに入院患者7人と看護師1名合わせて8人が、新型コロナウイルスに感染したことを確認したと明らかにしました。
老人保健施設「富山リハビリテーションホーム」のクラスター
富山市は20日、老人保健施設「富山リハビリテーションホーム」の入所者18人が新型コロナウイルスに感染していたと発表しました。
同施設では、4人の感染も確認しており、入所者の感染は計22人となりました。
世界の感染者253万人超え、死者は17万4千人超え
米ジョンズ・ホプキンス大学が、世界保健機関(WHO)や各国政府の発表をもとにした集計によると、世界の感染者数が日本時間22日午前3時時点で、253万1804人となり250万人を超えました。、死者は17万4336人となりました。
国や地域別の感染者は、アメリカが80万4194人で最も多く、スペインが20万4178人、イタリアが18万1228人、フランスが15万6495人、ドイツが14万7593人などとなっています。
また、国や地域別の死亡者は、アメリカが4万2458人と最も多く、イタリアが2万4648人、スペインが2万1282人、フランスが2万265人、イギリスが1万6509人などとなっています。
病院では通常、一度脱いだり、患者一人を見終わったりした防護具を捨てることで感染を防止しています。着用を続けたり、着脱を繰り返したりすると、残ったウイルスが接触感染の原因となるためです。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で船内に入った厚生労働省職員の感染が相次いだ事態について、厚労省は汚染したマスクなどを何度も着脱したことが原因とみています。
防護具の不足から、1週間に1枚のマスクの使用、洗濯滅菌処理後の再使用、防護服代わりにごみ袋をかぶって勤務することはすでに全国の病院で常態化しており、医師は、「感染の恐怖によるストレスが大きい。医療現場にコロナと戦う『武器』を配ってほしい」と憤おり、日本医師会の横倉会長も「院内感染は防護具が不十分であることが一つの原因だ」として、政府に対応を求めています。
政府は先行して緊急事態宣言が出された7都府県に対し、4月中にサージカルマスク約2億7千万枚、密閉性の高いN95マスク約1300万枚、ガウン約4500万枚、顔全体を覆うフェースシールド約900万枚などを購入し配布するとしていましたが、厚労省によると、品不足から「買い上げる時期のめどが立っていない」とのことです。
一方、日本医師会の試算によると、全国の医療機関で1カ月に必要なサージカルマスクは4億~5億枚、N95マスクやガウン、フェースシールドはそれぞれ約3千万枚が必要で、不足の解消にはほど遠いとのことです。
丸腰では戦えない
医療の最前線では、防護具が枯渇するなかで、医師や看護師が自らの感染リスクとも戦いながら懸命に治療にあたっています。
医療現場の防護具の現状を厚労省が直接調査して、緊急事態宣言による医療品の強制収用など、都道府県知事に任せることなく、強制的な手段を使ってでも政府が確保し、不足している防護具を緊急性の高い医療現場に速やかに届けるようにするべきです。
欧米諸国は、武漢での感染拡大を受けて、防護具の確保にいち早く着手していましたが、政府は国内で感染が拡大し医療現場からの指摘を受けて対応するなど、後手後手だったため、いち早く先手を打った欧米諸国との防護具争奪戦に敗れてしまったこと、最前線の医療関係者に謝罪し、できうる限りの対応に全力で取り組んでほしいものです。
新型コロナウイルスとの戦いに勝利するには
「PCR検査と陽性者の隔離」を徹底し、重症患者・中等症患者・軽症患者に分けた医療体制を整備しない限り、新型コロナウイルスとの戦いに勝利することはできません。
軽症者や無症状者を自宅待機や自宅療養にしていますが、同居する家族へ感染させてしまうリスクが大き過ぎますし、高齢者や疾病を持つ家族に感染させた場合は、たちまち重症化させてしまいます。
ホテルなどを借り上げて、家族と隔離したうえで、適切に健康管理することが必要です。
緊急事態宣言に伴って都道府県知事に認められる医療品の強制収用など強制的な手段を使ってでも行政が確保し、最前線で戦っている医師や看護師に配布し、感染のリスクから守ることがその大前提でなければなりません。
妊婦向けアベノマスクの不良品7800枚以上
加藤厚生労働大臣は21日、政府が妊婦向けに配布した布マスクについて、「虫や頭髪が混入していた」「黄ばみや黒ずみの汚れで不衛生」「糸がほつれている」など、全国の143区市町村から合わせて7870枚の不良品が報告されていると明らかにしました。
老人介護施設用に配布されたアベノマスクは、小さすぎて鼻が出てしまうとか、洗うたびに縮んで使い物にならないとたくさんの苦情が寄せられていましたが、妊婦向けとは生産国が異なるのかな?
特別定額給付金詐欺にご注意ください
新型コロナウイルス感染症に関する給付金の支給のために市区町村や総務省、金融機関などがATM操作をお願いしたり、手数料の振り込みを求めることは絶対にありません。
個人情報、口座の暗証番号、現金の保管の有無などを聞き出そうとするのは便乗詐欺です。
詳細については、 警察庁と総務省からのお知らせ 「それ 給付金を装った詐欺かもしれません!」 をご覧ください。
国内の新たな感染者は390人、感染者の累計は1万2255人
国内では21日、新たに390人の感染が確認され、国内の感染者は1万15453人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は1万2255人になりました。
また、21日新たに20人の死亡が確認され、死亡者は累計で293人になりました。
都内の新たな感染者は123人、感染者の累計は3307人
東京都で21日、新たに123人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かりました。
これで都内の感染者数は3307人となりました。
都内で新たに感染が確認された人は、4月14日から8日連続で100人を上回ったことになります。
各地の病院でクラスター相次ぐ
都立墨東病院のクラスター
東京都では21日、重篤な急患を受け入れる三次救急病院の都立墨東病院で、医師7人を含む計12人の感染が新たにわかりました。
これで同病院関連の感染者は計39人となりました。同病院は当分の間、救命救急センターでの新規患者の受け入れを停止するとのことです。
京都市の堀川病院のクラスター
京都市は21日、院内感染が発生している堀川病院の看護師1人が新たに感染したと発表しました。
同病院関連の感染者は計25人となりました。
大阪市のなみはやリハビリテーション病院のクラスター
大阪府は20日、集団感染が起きた市内の「なみはやリハビリテーション病院」の関係者が41人が新たに感染したと明らかにしました。
兵庫県発表分を含め、同病院の感染者は職員と患者ら計98人となりました。
松原市の明治橋病院でクラスター
大阪府は20日、19日までに職員と患者計8人の感染が判明していた松原市の明治橋病院で、20日は職員9人と患者18人が陽性と診断されと明らかにしました。
同病院の感染者は職員と患者ら計35人となりました。
愛知県の碧南市民病院でクラスター
愛知県の碧南市民病院で20日、新たに看護師3人が感染したことが確認されました。
同病院では、これまでに入院患者5人と医師1人、看護師1人の院内感染が確認されていて、これで院内での感染者はあわせて10人になりました。
練馬光が丘病院でクラスター
東京都練馬区は21日、17日に看護師の感染が確認されていた練馬光が丘病院で、20日までに患者や看護師合わせて8人が新型コロナウイルスに感染してたと発表しました。
これで院内での感染者はあわせて9人になりました。
かほく市の二ツ屋病院でクラスター
石川県は21日、かほく市にある二ツ屋病院の入院患者と医療スタッフ10人が感染したと発表しました。
同病院では、20日に介護士の感染が確認されたことから、接触者の検査を行っていました。
この病院の関係者の感染は合わせて12人となりました。
厚木市の相州病院でクラスター
神奈川県厚木市の精神科病院「相州病院」は21日、これまでに入院患者7人と看護師1名合わせて8人が、新型コロナウイルスに感染したことを確認したと明らかにしました。
老人保健施設「富山リハビリテーションホーム」のクラスター
富山市は20日、老人保健施設「富山リハビリテーションホーム」の入所者18人が新型コロナウイルスに感染していたと発表しました。
同施設では、4人の感染も確認しており、入所者の感染は計22人となりました。
国内の感染者数
世界の感染者253万人超え、死者は17万4千人超え
米ジョンズ・ホプキンス大学が、世界保健機関(WHO)や各国政府の発表をもとにした集計によると、世界の感染者数が日本時間22日午前3時時点で、253万1804人となり250万人を超えました。、死者は17万4336人となりました。
国や地域別の感染者は、アメリカが80万4194人で最も多く、スペインが20万4178人、イタリアが18万1228人、フランスが15万6495人、ドイツが14万7593人などとなっています。
また、国や地域別の死亡者は、アメリカが4万2458人と最も多く、イタリアが2万4648人、スペインが2万1282人、フランスが2万265人、イギリスが1万6509人などとなっています。
主な国・地域の感染者数