緊急事態宣言は全国での延長が必要ー日本医師会の釜萢常任理事
政府の新型コロナウイルス対策の諮問委員会メンバーを務める日本医師会の釜萢敏常任理事は28日、日本医師会の記者会見で、5月6日に期限を迎える緊急事態宣言に関し、全国での延長が必要との認識を示しました。
一部の都道府県だけ宣言を解除することは「個人的には難しいと思っている」と述べました。
政府は週内に専門家による会合を開き、感染状況について分析する予定。その後、緊急事態宣言を延長するかどうかの判断を下す方針です。
釜萢氏は会見で、緊急事態宣言の発令から3週間が経過したが、「当初狙っていたほどの感染者減少には至っていない」と指摘しました。
一部の地域を解除すれば人の流れが生じて感染拡大のリスクが高まる
来月6日までとなっている緊急事態宣言について、都道府県や専門家からは、一部の地域を解除すれば人の流れが生じて感染拡大のリスクが高まることを懸念する声が出ています。
政府は宣言を延長するかどうか、各地の感染状況などを慎重に見極めて判断する方針です。
喫煙者は新型コロナウイルスにかかりにくいのか？
4月24日に、フランスのピティエ・サルペトリエール病院から発表された研究結果によれば、ニコチンが新型コロナウイルスの感染を抑制している可能性があるといいます。
同病院の研究チームが新型コロナの患者343人と軽症の感染者139人を調査したところ、喫煙者の割合がわずか5％で、フランスの喫煙率約35％を大きく下回っていたといいます。
要は、このデータをもってして、「喫煙者のほうが非喫煙者より新型コロナにかかりにくい」という説を唱えている。「たまたまでしょ」と思うかもしれないが、実はこの傾向はフランス以外でも確認されています。
例えば、アメリカの学術論文「ニューイングランド医学ジャーナル」によれば、中国では感染者1000人中の喫煙者の割合が12.6％という研究結果が出ていますが、中国の一般人口の習慣的喫煙者の割合は約26％。中国社会全体と比較して、感染者の喫煙率は大きく下回っています。
ただし、仮に新型コロナウイルスにはかかりにくいとしても、喫煙は肺がんや肺気腫などの肺疾患、脳卒中の危険性は高まり、また、妊娠中の喫煙は、胎児の発育不全や早産などの危険性を高めます。
国内の新たな感染者は282人、感染者の累計は1万4607人
国内では28日、新たに282人の感染が確認され、国内の感染者は1万3895人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は1万4607人になりました。
また、新たに19人の死亡が確認され、死亡者は累計で426人になりました。
これは、あくまでもPCR検査を受けることができた患者のみの数値ですから、無症状や軽症のためPCR検査を受けることができない「隠れ感染者」は少なくともこの数倍はいるものとみられます。
都内の新たな感染者は112人、感染者の累計は4000人超え
東京都で28日、新たに112人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かりました。
これで都内の感染者数の累計は4059人となりました。
都内で１日に感染が確認された人は、26日と27日100人を下回っていましたが、再び100人を超えました。
札幌市の介護老人保健施設 茨戸アカシアハイツでクラスター
北海道では28日、27日に1人の感染が確認されていた、札幌市の介護老人保健施設 茨戸アカシアハイツで新たに11人が感染するクラスターが発生しました。
さいたま市の「彩の国東大宮メディカルセンター」でクラスターか
さいたま市は27日、これまで医療関係者３人と患者１人の感染が確認されている同市北区の彩の国東大宮メディカルセンターに入院していた女性が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。
いずれも濃厚接触が疑われる関係にあり、市は院内感染によるクラスターが発生した恐れがあるとみて調査しています。
単身赴任中の社員寮で遺体で発見された男性ー死後陽性判定
世田谷区の保坂展人区長は27日の定例記者会見で、「新型コロナウイルスに感染した50歳代男性が部屋の中で亡くなっていた」と明らかにしました。
同区の関係者によると、男性は今月11日、区内の社員寮で遺体で見つかった。死因は肺炎だった。男性は単身赴任中で、見つかる2日前にＰＣＲ検査を受けており、死後に陽性と判定されたとのことです。
ローソン トイレやごみ箱、灰皿の使用全店舗休止へ
ローソンは、店舗内のトイレの使用について扉や便座など不特定多数の人が触れる箇所が多く感染のリスクが高いとして当面休止します。また、ごみ箱や灰皿についてもペットボトルや吸い殻など口に触れたものが直接捨てられていて、客から不安の声があるため使用を休止するということです。
世界の感染者308万3千人超え、死亡者は21万8千人超え
アメリカの感染者が100万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学などのまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間の29日午前３時半の時点で308万3467人となり、308万3千人を超えました。
また、死亡者は21万8324人となり、21万8千人を超えました。
国別の感染者数は、アメリカが100万2498人と最も多く、スペインが23万2128人、イタリアが20万1505人、フランスが16万6036人、ドイツが15万9137人などとなっています。
国別の死亡者は、アメリカが５万7266人、イタリアが２万7359人、スペインが２万3822人、フランスが２万3293人、イギリスが２万1092人などとなっています。
政府の新型コロナウイルス対策の諮問委員会メンバーを務める日本医師会の釜萢敏常任理事は28日、日本医師会の記者会見で、5月6日に期限を迎える緊急事態宣言に関し、全国での延長が必要との認識を示しました。
一部の都道府県だけ宣言を解除することは「個人的には難しいと思っている」と述べました。
政府は週内に専門家による会合を開き、感染状況について分析する予定。その後、緊急事態宣言を延長するかどうかの判断を下す方針です。
釜萢氏は会見で、緊急事態宣言の発令から3週間が経過したが、「当初狙っていたほどの感染者減少には至っていない」と指摘しました。
一部の地域を解除すれば人の流れが生じて感染拡大のリスクが高まる
来月6日までとなっている緊急事態宣言について、都道府県や専門家からは、一部の地域を解除すれば人の流れが生じて感染拡大のリスクが高まることを懸念する声が出ています。
政府は宣言を延長するかどうか、各地の感染状況などを慎重に見極めて判断する方針です。
喫煙者は新型コロナウイルスにかかりにくいのか？
4月24日に、フランスのピティエ・サルペトリエール病院から発表された研究結果によれば、ニコチンが新型コロナウイルスの感染を抑制している可能性があるといいます。
同病院の研究チームが新型コロナの患者343人と軽症の感染者139人を調査したところ、喫煙者の割合がわずか5％で、フランスの喫煙率約35％を大きく下回っていたといいます。
要は、このデータをもってして、「喫煙者のほうが非喫煙者より新型コロナにかかりにくい」という説を唱えている。「たまたまでしょ」と思うかもしれないが、実はこの傾向はフランス以外でも確認されています。
例えば、アメリカの学術論文「ニューイングランド医学ジャーナル」によれば、中国では感染者1000人中の喫煙者の割合が12.6％という研究結果が出ていますが、中国の一般人口の習慣的喫煙者の割合は約26％。中国社会全体と比較して、感染者の喫煙率は大きく下回っています。
ただし、仮に新型コロナウイルスにはかかりにくいとしても、喫煙は肺がんや肺気腫などの肺疾患、脳卒中の危険性は高まり、また、妊娠中の喫煙は、胎児の発育不全や早産などの危険性を高めます。
国内の新たな感染者は282人、感染者の累計は1万4607人
国内では28日、新たに282人の感染が確認され、国内の感染者は1万3895人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は1万4607人になりました。
また、新たに19人の死亡が確認され、死亡者は累計で426人になりました。
これは、あくまでもPCR検査を受けることができた患者のみの数値ですから、無症状や軽症のためPCR検査を受けることができない「隠れ感染者」は少なくともこの数倍はいるものとみられます。
都内の新たな感染者は112人、感染者の累計は4000人超え
東京都で28日、新たに112人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かりました。
これで都内の感染者数の累計は4059人となりました。
都内で１日に感染が確認された人は、26日と27日100人を下回っていましたが、再び100人を超えました。
札幌市の介護老人保健施設 茨戸アカシアハイツでクラスター
北海道では28日、27日に1人の感染が確認されていた、札幌市の介護老人保健施設 茨戸アカシアハイツで新たに11人が感染するクラスターが発生しました。
さいたま市の「彩の国東大宮メディカルセンター」でクラスターか
さいたま市は27日、これまで医療関係者３人と患者１人の感染が確認されている同市北区の彩の国東大宮メディカルセンターに入院していた女性が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。
いずれも濃厚接触が疑われる関係にあり、市は院内感染によるクラスターが発生した恐れがあるとみて調査しています。
単身赴任中の社員寮で遺体で発見された男性ー死後陽性判定
世田谷区の保坂展人区長は27日の定例記者会見で、「新型コロナウイルスに感染した50歳代男性が部屋の中で亡くなっていた」と明らかにしました。
同区の関係者によると、男性は今月11日、区内の社員寮で遺体で見つかった。死因は肺炎だった。男性は単身赴任中で、見つかる2日前にＰＣＲ検査を受けており、死後に陽性と判定されたとのことです。
ローソン トイレやごみ箱、灰皿の使用全店舗休止へ
ローソンは、店舗内のトイレの使用について扉や便座など不特定多数の人が触れる箇所が多く感染のリスクが高いとして当面休止します。また、ごみ箱や灰皿についてもペットボトルや吸い殻など口に触れたものが直接捨てられていて、客から不安の声があるため使用を休止するということです。
国内の感染者数
世界の感染者308万3千人超え、死亡者は21万8千人超え
アメリカの感染者が100万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学などのまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間の29日午前３時半の時点で308万3467人となり、308万3千人を超えました。
また、死亡者は21万8324人となり、21万8千人を超えました。
国別の感染者数は、アメリカが100万2498人と最も多く、スペインが23万2128人、イタリアが20万1505人、フランスが16万6036人、ドイツが15万9137人などとなっています。
国別の死亡者は、アメリカが５万7266人、イタリアが２万7359人、スペインが２万3822人、フランスが２万3293人、イギリスが２万1092人などとなっています。
主な国・地域の感染者数
