グランドブダペストホテルを観てからすっかり、ウェスアンダーソン監督のファンです。
ストーリーがどうだというより、一場面一場面が絵画のように美しいです。
日本らしき架空の国を舞台にしたアニメ《犬ヶ島》がDVDでのレンタルが始まっていたので、早速借りました。
あと、以前から観たかった《ムーンライズ キングダム》も借りました。
《犬ヶ島》は舞台が長崎だの原爆っぽいだの、いろいろ批判的な意見が多かったけど
私はそうは思わなかったなあ。
むしろ日本人より日本的な(これはいつもの外人が描く日本ていうのも含まれてるけど)美術でした。
犬たちもとっても感情が人間ぽかった。
むしろごみの山などは未来への警鐘?も感じられた。
とにかくほんと期待を裏切らない面白さでした。
《ムーンライズ キングダム》は小学校の高学年くらいの男女の恋物語です。
どうして二人が恋に落ちたかとか、二人の心の動きがとてもいい。
二人で家出しゃうんだけど、この時の持ち物がウェスアンダーソンらしい。
脚本はロマンコッポラとの共同らしく、後半になると泣かせどころもでてきます。
最初は冷たく思えていた大人一人一人もも徐々に、オーケストラの演奏に楽器が加わっていくみたいに
やさしくなっていくとこがよかった。
とにかく、いい映画でした。
写真は全く関係のない山梨の木立。