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基調報告では、昨年9月に文教祖が死亡して以来、統一協会の内部抗争が続いていたが、韓鶴子総裁(故文鮮明の妻)は、「メシア」とは血縁のないキム・ヒョイルを息子たちよりも上位に置いたことが明らかにされ、統一協会は宗教的な装いから、大規模な詐欺集団という実態をますます露わにしている!と感じました。
そして、昨年の霊感商法などの被害額は把握できたものだけで約18億円あり、昨年よりも約5億円増えるなど被害は続いていることもわかりました。
また、合同結婚してDV被害を受け続けた日本人女性が韓国人男性の夫を殺害した事件も起こり、韓日祝福家庭の悲惨な実態も明らかになりつつあることもわかりました。
その後、大学でのカルト対策、仏教者のカルト対策、国会議員としての活動、統一協会元信者の体験報告、各地の訴訟活動などが報告されました。
統一協会元信者として体験を報告した3人の内、韓日祝福を受けたKさんは、次のように述べました。
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1998年7月、奈良で青年の意識調査アンケートに答え、うかつにも連絡先を教えてしまった。すぐに連絡があり、マンションの一室に連れて行かれ、ビデオを見せられてマインドコントロールされていった。翌年3月には開運印鑑を15万円で購入し、その後、汚れたお金を清算するということで全財産の160万円を献金した。11月には大阪・阿倍野のホームで生活しながら活動することになり、会社と活動の両立が難しくなって2000年6月に献身した。そして韓日祝福を受けたが、言葉がほとんど通じないでうまく家庭か築けなかった。2002年には私の父が韓国まで会いに来た。警戒心が薄れた私たちは、その年の9月に夫とともに一時帰国した。次に単身で帰国したとき、説得されて脱会することができた。しかし、夫が同意しない場合の韓国での離婚手続きは困難だった。韓国の牧師さんに援助してもらい、2008年になってやっと夫が離婚に同意してくれた。私たちも、そして合同結婚した相手の家族も、統一協会の犠牲者だと思う。
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日本の統一協会には女性会員が多く、合同結婚で韓国人と家庭を持って韓国に住む日本人女性が約7000人いるといわれます。日本の統一協会員は、韓国人に服従するようマインドコントロールされている半面、韓国では結婚相手を得るためにわかに会員になった男性も多く、言葉や信仰などの違い、貧困やDVなどの問題を抱え破たんする家庭が多いと言われています。
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