長野県内には、複数の市町村区域の下水処理を行う流域下水道事業が、諏訪湖流域下水道、千曲川流域下水道(上流処理区)、千曲川流域下水道(下流処理区)、犀川安曇野流域下水道の4ヶ所にあります。
各流域下水道に係わる市町村は以下の通りです。
1.諏訪湖流域下水道:岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町、立科町、原村
2.千曲川流域下水道(上流処理区):長野市、千曲市、坂城町
3.千曲川流域下水道(下流処理区):長野市、須坂市、小布施町、高山村
4.犀川安曇野流域下水道:松本市(旧梓川村)、安曇野市(旧豊科町、旧穂高町、旧三郷村、旧堀金村)
詳しくは、下記の長野県HPをご覧ください。
https://www.pref.nagano.lg.jp/infra/suido-denki/gesuido/ryuiki.html
諏訪湖流域下水道の終末処理場は、諏訪市豊田地区の諏訪湖畔にあります。
豊田終末処理場(クリーンレイク諏訪)は、県下初の流域下水道として昭和46年度に事業着手し、昭和54年10月1日に一部供用開始をしました。当初は、岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町を計画区域としてスタートしましたが、その後、原村、富士見町、立科町を計画区域に加え、現在、諏訪地方のほぼ一円をカバーしています。
背景には、高度経済成長の著しい昭和30年代後半頃から、諏訪湖周辺地域の発展や生活様式の変化に伴い、湖の富栄養化による水質汚濁が急速に進んだ事があったようです。
詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.pref.nagano.lg.jp/seikatsuhaisui/infra/suido-denki/gesuido/suwako/index.html
平成28年7月、長野旅行に出かけた際にマンホールカードを頂くために、配布している豊田終末処理場(クリーンレイク諏訪)に立寄りました。
豊田終末処理場(クリーンレイク諏訪)の門柱下部には、流域下水道を利用する市町村のカラーマンホール蓋が展示されています。
左は岡谷市、右は諏訪市の蓋です。
左は茅野市、右は下諏訪町の蓋です。
左は富士見町、右は原村の蓋です。
もう一方の壁面には、諏訪湖流域下水道のカラーマンホール蓋が設置されていました。
門をくぐり、事務所内に入るとこちらにもカラーの展示マンホール蓋がありました。
こちらでは、平成28年4月1日に第1弾としてマンホールカードの配布を始めました。
そして、頂戴したマンホールカードはこちらです。
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
諏訪地域に伝わる7年に1度の天下の大祭、信州諏訪・御柱祭がデザインされています。諏訪大社の社殿の四隅に4本の御柱を建てる「建御柱」の様子が描かれており、ここで、奥山から曳行されてきたモミの大木は御神木になると云われています。このデザインのマンホール蓋にはカラーのものと無色のものとがありますが、カラー版は主に歩道に設置しています。諏訪湖流域下水道事業は流域内7市町村からの下水を集約して処理している長野県の事業です。そのため上部には「諏訪湖流域」と明記して市町村の設置する流域関連公共下水道のマンホール蓋と区別しています。
処理場の敷地内にもマンホール蓋が設置されています。
こちらは、枠付きのカラー蓋です。
こちらは、ノンカラー蓋です。
こちらは、枠付きの蓋です。
こちらは、120cm径?の親子蓋です。
最後は、中央に長野県の県章が入ったスリップ防止模様の蓋です。
以上で、諏訪湖流域下水道の整理を終了します。