甲斐市の経緯は、平成16年9月1日に竜王町、敷島町、双葉町の3町が合併し甲斐市が誕生、現在に至っています。
甲斐市は、山梨県の北西部に位置し、面積は71.95平方キロメートル、人口は令和2年12月末日現在で7.6万人強、世帯数3.3万強となっています。
北部は北杜市、南部は昭和町、東部は甲府市、西部は韮崎市・南アルプス市に隣接しています。
甲斐市は、甲斐市から50キロメートル圏内には県東部の一部を除いたほとんどの県域が入り、100キロメートル圏内には東京都の世田谷区付近までが含まれます。また、150キロメートル圏内には、東京都、埼玉県、神奈川県、静岡県、長野県および群馬県のほぼすべての区域が含まれます。
山梨県の面積の1.6%を占めており、北部には丘陵及び山岳地域、南部には釜無川左岸の平坦地が広がっています。
市章は、合併した3町を「3つの葉」で、甲斐市の頭文字「K」をモチーフに表現しました。造形的には「ハート」をイメージし、やわらかさと優しさを表し、「緑と活力あふれる生活快適都市」の創造を目指すデザインです。また、グリーンは、豊かな自然と都市の輝きをイメージしています。(平成18年11月30日制定)
市の花は「サクラ」、市の木は「ケヤキ」です。(以上は、甲斐市HPより)
前置きはここまでとします。
マンホール蓋の整理に入る前に、簡単に公共下水道の処理方式について見てみます。
甲斐市の公共下水道は、雨水と汚水を別々の管で流す分流方式を採用しているようです。汚水は、山梨県の釜無川流域下水道に接続し、富士川町にある釜無川浄化センターで最終処理され坪川に放流されます。
また、寺平地区には農業集落排水施設を有しています。
それでは、マンホール蓋の整理です。
甲斐市は、平成28年4月1日より第1弾としてマンホールカードを配布開始しました。
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
マンホール蓋のフチに沿って描かれているのは、甲斐市の花「サクラ」です。そして、その中に標高1,704mの「茅ヶ岳」と 市の西部を流れる「釜無川」、さらには、戦国武将「武田信玄」が創案し築堤させたといわれる堤防「信玄堤」を「聖牛」によって表現しました。 「聖牛」とは、三角錐に組み合わせた丸太を河川に設置して水の勢いを弱める治水施設で、その形が牛の角に似ていることから名付けられたと いわれています。こうした甲斐市を象徴する風景画の中で存在感を見せているのは、市のマスコットキャラクター「やはたいぬ」です。下水道を 身近に感じてもらいたいと、愛らしくアピールしています。
マンホールカードの座標軸は、JR中央線・竜王駅南口のロータリー歩道に設置されています。
こちらは、中央市役所内に設置されていた展示蓋です。
こちらは、ノンカラー蓋です。
こちらの小型蓋は、市のマスコットキャラクター「やはたいぬ」のみデザインされています。
その後、平成30年12月14日から第9弾として二種類目となるマンホールカードを配布開始しました。
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
塩崎駅の完成を記念し、甲斐市の花である「サクラ」と新しく建てられた「塩崎駅舎」をモチーフとした特別マンホールです。 旧塩崎駅舎前にあった桜の存続を求めた小学生の嘆願により、新駅舎の塩崎駅にも必ず桜を植樹するとした「約束のさくら」をデザインし、「願い叶う」と、「サクラサク」、「落ちない」ことで、合格祈願マンホールとして、まちづくりは人づくり、生涯にわたる学びのまち甲斐市の願いが込められています。 マンホール中央には、市のマスコットキャラクター「やはたいぬ」を描き、市民の方々に下水道を身近に感じていただけるようにデザインしました。
マンホールカードの座標軸は、JR中央線・塩崎駅北口のロータリー歩道に設置されています。
以降は、規格模様と呼ばれているマンホール蓋です。
規格模様の蓋は、こちらのスリップ防止模様の汚水蓋しか見付ける事が出来ませんでした。
以降は、小型マンホール蓋です。
こちらは、他自治体で見かける規格模様の小型汚水蓋です。
こちらは、プラスティック製の汚水枡と思われます。
以降では、上水道関係他の蓋を整理します。
甲斐市の上水道事業は、竜王地区、双葉地区、敷島地区により供給方法が異なっています。
竜王地区は旧竜王町の簡易水道事業として、旧双葉地区は上水道事業として供給されていましたが、平成16年の合併に伴い甲斐市の上水道事業が創設され引き継がれているようです。
また、敷島地区の大部分は甲府市上水道事業から供給を受けていますが、一部エリアでは睦沢・清川簡易水道事業、吉沢簡易水道事業により供給されています。
そのような状況から、新たに発足した甲斐市と識別出来る蓋は見付ける事が出来ませんでしたが、今後は増えて行く事と思います。
唯一、塩崎駅北口広場で災害用トイレが設備され、その施設に係わる蓋に甲斐市の市章を見る事が出来ました。
左蓋は災害用トイレ、右蓋は災害注水口と書かれています。
なお、合併前の竜王町、敷島町、双葉町の公共下水道関係や上水道関係の蓋は、旧竜王町(その2.)、旧敷島町(その3.)、旧双葉町(その4.)で整理する事にします。
以上で、その1.甲斐市のマンホール蓋の整理は終了です。