旧芦安村の経緯は、明治8年1月に郡村区画整理によって武川筋芦倉村と西都筋安通村が合併し、両村の頭文字をとって今日の芦安村が誕生、明治22年7月に町村制が施行され芦安村が単独で自治体が形成され、村政が開始されます。その後、平成15年4月1日6町村が合併し南アルプス市が誕生した事により消滅しました。
山梨県の最西端に位置し、山梨県内でも最も古い村の一つとされて、武田氏全盛の戦国時代からは、金の採掘と野呂川流域の森林開発が行われてきました。
大正期に入ると芦安鉱山の操業に伴い村の隆盛が見られましたが、昭和26年の閉山とともに人口の減少が目立つようになりました。
村章は、村名の「ア」を図案化し、北岳(山)と太陽を想像し、それらを表しているようです。(昭和42年10月10日制定)
村の花は「キタダケソウ」、村の木は「ゴヨウマツ」、村の鳥は「ライチョウ」です。(以上は、南アルプス市HPより)
前置きはここまでとし、マンホール蓋の整理に移ります。
最初は、デザインマンホール蓋です。
芦安村は公共下水道施設は無く、芦安芦倉(沓沢以西を除く)及び芦安安通(木場以西を除く)地区に芦安芦倉農業集落排水施設が設備されています。以下のデザインマンホール蓋は、芦安芦倉農業集落排水施設に係わる蓋です。
南アルプスを背景に、集落の象徴の鳥となる「ライチョウ」が中央にデザインされています。
こちらは、南アルプス市飯野にある南アルプス市企業局庁舎に展示されていた展示蓋です。
以下は、上水道関係の蓋です。
芦安村は、芦安簡易水道事業により水道水を供給していました。
蓋面には芦安村が認識できるマークや文字はありませんが、芦安簡易水道事業に係わる蓋と思われます。
最初は、消火栓蓋です。
こちらは制水弁蓋です。
こちらは減圧弁蓋です。
こちらは空気弁蓋です。
唯一、村章が入っている蓋がこちらのポンプ室と書かれた蓋です。
以上でその7.旧芦安村のマンホール蓋の整理は終了です。