大月市の経緯は、昭和29年8月に北都留郡の大月町、猿橋町、七保町、梁川村、初狩村、笹子村、賑岡村の3町4村が合併し、山梨県で6番目の市として大月市が誕生します。翌9月にはさらに富浜村を合併し、今日に至っています。
大月市は、山梨県の東部に位置し、首都東京は東に約75キロメートル、県都甲府市は西に約35キロメートルの距離にあり、東は上野原市、南は都留市、富士河口湖町、西は笛吹市、甲州市、北は小菅村に囲まれています。
地形は、北、東、西に頂点を持つおおむね三角形をしており、最も標高の高い場所は北部に位置する小金沢山で、その標高は2,000mを越えています。市の南部には、富士山麓の山中湖に発し笹子峠南谷より東に流れる桂川や、その支流の笹子川が流れ、これとほぼ直角に真木川、浅利川、葛野川などが流入し、それに繋がる大小さまざまな支流とともに複雑な起伏を形成しています。
面積は280.30平方キロメートルです。令和2年10月1日現在で、人口は2.3万人強、世帯数は1.0万世帯強となっています。
市章は、大月市の「大」を天に向けはねさせて全体を形づくり、力強さを、また中央の丸を「月」になぞられ市民の和による発展を象徴、図案化したものです。(昭和29年10月1日制定)
市の花は「ヤマユリ」、市の木は「八重桜」です。(以上は、大月市HPより)
前置きはここまでとします。
マンホール蓋の整理に入る前に、簡単に公共下水道の処理方式について見てみます。
大月市の公共下水道は、雨水と汚水を別々の管で流す分流方式を採用しているようです。汚水は、山梨県の桂川流域下水道に接続し、大月市梁川町にある桂川清流センターで最終処理され桂川に放流されます。
それでは、マンホール蓋の整理です。
最初は、カラーのデザインマンホール蓋です。
中央に、桂川に掛かる日本三奇橋のひとつ「猿橋」、遠景には「富士山」、清流にアユを描き、色を添えるように市の花「ヤマユリ」と市の木「ヤエザクラ」がデザインされています。
右蓋は、市役所内に置かれていた展示蓋です。
こちらは、ノンカラー蓋です。
こちらは、親子蓋です。
こちらは、小型蓋です。
左蓋の上部には「△」、右蓋の上部には「◇が付けられています。もしかしたら、蓋の大きさを表しているのかも知れません。
以降は、他自治体で見かける規格模様の小型マンホール蓋です。
いずれも汚水蓋です。
こちらは、毘沙門亀甲模様の蓋です。
こちらは、プラスティック製の汚水枡の蓋と思われます。
以降では、上水道関係他の蓋を整理します。
大月市の上水は、東部地域広域水道事業団が運営する上水道、7ケ所の市営簡易水道(笹子東部、笹子西部、初狩東部、真木、間明野・桑西、賑岡西部、塩瀬)、そして地区の水道組合が管理する地区(組合営)簡易水道や小規模水道により供給を受けているようです。
東部地域広域水道事業団は、大月市の駒橋、御太刀、大月、富浜町、梁川町の全域と大月町、賑岡町、七保町、猿橋町の一部が供給区域のようですが、平成18年より給水事業を開始しているようなので、まだ大月市の市章が付いた上水度関係の蓋が交換されずに残っていました。
最初は、消火栓の蓋です。
こちらは、防火貯水槽の蓋です。
次は上水関係の制水弁蓋です。
こちらは、空気弁の蓋です。
こちらは、量水器の蓋です。
こちらの上水関係の蓋は、桂川清流センターの近くで見つけましたが、管理主体は不明です。
こちらは消火栓の蓋です。
こちらは仕切弁蓋です。
こちらは空気弁蓋です。
こちらは排泥弁蓋です。
なお、東部地域広域水道事業団に係わる蓋は、別途「東部地域広域水道事業団」として整理する事にします。
以上で、大月市のマンホール蓋の整理は終了です。