小田原市の経緯は、昭和15年12月20日に小田原町、足柄町、大窪村、早川村、酒匂村の一部が合併し、市制を施行、小田原市が誕生します。
昭和23年には下府中村、昭和25年に桜井村を合併。昭和29年には町村合併促進法に基づいて、豊川村、酒匂町、国府津町、上府中村、下曽我村、片浦村を合併します。さらに昭和31年に曽我村の一部を、昭和46年に橘町を合併し、現在に至っています。
小田原市は、神奈川県の南西部、東京都心部から南西へ約70キロメートルの距離に位置します。市域は、東西17.5 キロメートル、南北16.9キロメートル、面積は113.60平方キロメートルで、県内5番目の広さを有し、東部に大磯丘陵、北部に丹沢山地、西部に箱根山地と山に囲まれており、市域の中央を流れる酒匂川の両岸に広がる足柄平野に街並みが形成され、南部は相模湾に面しています。
また、南西部は真鶴町、湯河原町、箱根町、北部は南足柄市、開成町、大井町、東部は中井町、二宮町に接しています。
人口は18.6万人を超え世帯数は8.5万強(令和6年8月1日現在)の人々が居住しています。
市章は、波頭で梅花を表したものです。(昭和16年6月26日制定)
市の花は「ウメ」、市の木は「クロマツ」と「ケヤキ」、市の鳥は「コアジサイ」、市の魚は「アジ」と「メダカ」です。(以上は、小田原市HPより)
前置きはここまでとし、次は公共下水道に係わる情報です。
小田原市の公共下水道は汚水と雨水を別々に集める分流方式を採用しています。
汚水は、酒匂川左岸処理区と酒匂川右岸処理区の二つの処理区に分かれ、
酒匂川左岸処理区は、神奈川県が運営する酒匂川左岸流域下水道に接続し市内にある酒匂水再生センターで処理され酒匂川へ放流されています。一方、酒匂川右岸処理区は、神奈川県が運営する酒匂川右岸流域下水道に接続し市内にある扇町水再生センターで処理され酒匂川へ放流されています。
それでは、マンホール蓋の整理に移ります。
最初はマンホールカードです。
こちらは、平成30年4月28日に第7弾として配布開始したカードです。
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
歌川広重の浮世絵、東海道五十三次のうち「小田原・酒匂川」をモチーフにしたマンホール蓋です。 江戸時代の酒匂川には橋がなく、特に増水期は、旅人にとって大変な難所でした。 右下のふんどし姿の人影は、当時、旅人や荷物を担いで渡った「人足」と呼ばれる労働者たち。 また、背景にあるのは、酒匂川から望む「小田原城」と「箱根連山」、そしてその奥にそびえる「霊峰富士」です。 小田原市は昭和34年に下水道整備に着手し、現在は酒匂川流域の市町と連携して流域下水道事業を進めています。 「酒匂川から見た雄大な風景を歴史とともに後世に残したい」。 そんな想いが詰まったデザイン蓋です。
こちらは、令和3年10月22日に第15弾として配布開始したカードです。
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
小田原市は、『機動戦士ガンダム』シリーズの他、『伝説巨神イデオン』『聖戦士ダンバイン』『Gのレコンギスタ』といった数多くのオリジナルアニメーションの総監督を務め、国内外のアニメシーンに多大な影響を与えてきた冨野由悠季氏の出身地です。 デザインには、難攻不落のお城と言われ、小田原市のシンボルでもあり、全国有数の観光名所である小田原城と富野氏の代表作である『機動戦士ガンダム』からガンダムを配置しました。 小田原漁港にはシャア専用ズゴックのマンホール蓋、小田原駅周辺には様々なデザインのマンホール蓋が設置されていますので、小田原城観光と共にぜひ足を運んでください。
こちらは、令和4年1月15日に第16弾として配布開始したカードです。
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
約30年ぶりにリニューアルした小田原市のマンホール蓋です。 デザインは、神奈川県立小田原城北工業高校デザイン科の生徒によるものです。 小田原市のシンボルとなっている小田原城を迫力あるデザインで表現し、北条五代まつり、曽我梅林の梅、童謡「お猿のかごや」にも登場する小田原提灯などを印象的にデザインし、タイトルである「小田原巡り」にふさわしく小田原の魅力をダイナミックに描いています。 このデザインのマンホール蓋のほか色鮮やかなマンホール蓋が小田原駅周辺に設置されていますので、小田原城や歴史ある小田原の街並みと共にぜひ足を運んでください。
こちらは、令和5年4月28日に第19弾として配布開始したカードです。
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
鉄道開業150周年記念にJR東日本の小田原・伊豆統括センターにて、鉄道とデザインマンホールをミックスした「鉄×蓋プロジェクト」が立ち上がり、このマンホールを設置しました。 小田原駅にも停車する『特急「踊り子」』が「相模湾」を背景に走る姿と、小田原市の花である「梅」を描いたマンホール蓋です。 『特急「踊り子」』は2020年3月14日にリニューアルしたE257系車両で、車体カラーは「海」と「空」をイメージしたペニンシュラブルーを基調としています。 マンホールのきっぷの矢印は小田原駅の方向を示し、日付はJR東日本小田原駅の開業日で、鋏の形も再現しました。
こちらは、令和6年4月26日に第22弾として配布開始したカードです。
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
人気カーレースバトル漫画・アニメの『MFゴースト』と市のタイアップ企画により設置したマンホール蓋です。 『MFゴースト』は実在する公道で行われるレースドライバーたちの熱い戦いを描いた作品で小田原が舞台の一つとなっており、公道はもちろん、さまざまな街並みや飲食店などが作中にたくさん登場します。 この蓋にはアニメに登場する小田原城や北條早雲公像とともに、小田原出身ドライバー・相葉瞬とその愛車GT-Rが描かれています。 小田原駅周辺には、この他にもタイアップで製作した4種類の蓋が設置されていますので、ぜひ漫画の登場人物たちに会いに来てください。
前置きはここまでとし、マンホール蓋の整理に入ります。
最初は、第7弾のマンホールカードに描かれたデザインカラーマンホール蓋です。
こちらは、「小田原かまぼこ通り」に設置されています。
また、下記事業のマンホール蓋も「かまぼこ通り」内に設置されています。
平成28年度に姉妹都市盟約を締結した小田原市、八王子市、寄居町の三都市間において、更なる友好の証として、「姉妹都市間のマンホール蓋交換事業」を行いました。三都市間で地域独自のデザインが施された「デザインマンホール」を交換し、設置することにより、下水道事業への関心の喚起やイメージ向上、観光の一助とすることを目的とした全国初の事業です。
こちらは八王子市の蓋です。
こちらは寄居町の蓋です。
以降は、ノンカラーの蓋です。
こちらは用途記載がありません。
右蓋は、白色にコーティングされています。
こちらは枠に模様があります。
こちらは親子蓋です。
白色にコーティングされています。
こちらは雨水蓋です。
左下に「雨水」の表記があります。
こちらは枠に模様があります。
こちらは親子蓋です。
右蓋は、左下に「雨水幹線」の表記があります。
こちらは汚水蓋です。
左下に「汚水幹線」の表記があります。
こちらは枠に模様があります。
こちらは、左下に「汚水伏越」の表記があります。
以降は、製造会社のロゴが表記されている蓋です。
こちらは、日之出水道機器(株)のロゴ(右下)が入った蓋です。
こちらは、上部に耐荷重量記号の「14」(左蓋)、「25」(右蓋)の表記があります。
また、左蓋は白色にコーティングされています。
こちらは、左下に「汚水幹線」の表記があります。
こちらは、左下が「伏越」の表記です。
右蓋は、上部に耐荷重量記号の「25」(右蓋)の表記があります。
こちらは、(株)ホクキャストのロゴ(右下)が入った蓋です。
こちらは、上部に耐荷重量記号の「14」(左蓋)、「25」(右蓋)の表記があります。
こちらは、虹技(株)のロゴ(右下)が入った蓋です。
こちらは親子蓋です。
こちらは、北勢工業(株)のロゴ(右下)が入った蓋です。
こちらは小田原用水の暗渠部の蓋です。
小田原用水の創設時期については、明らかではないようですが、小田原北条氏時代に創設されたと考えられているそうです。
板橋で早川の水を取り入れ、東海道沿道の各町に分水し、灌漑及び飲料用に供されたそうです。
左下に「用水」の表記があります。
こちらの角蓋は、「小田原宿なりわい交流館」付近に設置されていた角蓋です。
みぎふたは、交流館前を流れるせせらぎが暗渠となるところに設置されています。
こちらは、左下に「ポンプ室」と表記された親子蓋です。
次は、第15弾のマンホールカードに描かれたデザインカラーマンホール蓋です。
ダイヤ街商店街の「りそな銀行小田原支店」前の道路に設置されています。
こちらは、「シャア専用ズゴック」のデザインマンホール蓋です。
小田原漁港内に設置されています。
こちらは、「小田原市観光交流センター」内に設置されていた展示蓋です。
次は、第16弾のマンホールカードに描かれたデザインカラーマンホール蓋です。
郷土文化館近くに設置されています。
30年ぶりに、歌川広重の浮世絵、東海道五十三次のうち「小田原・酒匂川」をモチーフにしたマンホール蓋に替わる新たなデザインです。
こちらはノンカラー蓋です。
小田原市前川付近(35°17'17.5"N,139°13'59.6"E)に設置されていました。
これからは、こちらのデザイン蓋が増えていくものと思います。
次は、第19弾のマンホールカードに描かれたデザインカラーマンホール蓋です。
小田原駅近くの「ミナカ小田原」前の歩道に設置されています。
最後は、第22弾のマンホールカードに描かれたデザインカラーマンホール蓋です。
なお、小田原駅周辺に『MFゴースト』のデザインをあしらった全5種類のデザインマンホールが設置されていますので、マンホールカードに描かれた蓋と合わせて整理します。
小田原駅から続くお城通りのミスタードーナッツ前の歩道に設置されています。
小田原駅近くの「ミナカ小田原」前の歩道に設置されています。
小田原駅から続く東通り商店街を抜ける「東通り入口交差点」の歩道部に設置されています。
小田原駅近くの「おしゃれ横丁商店街」入口付近に設置されています。
小田原駅近く小田原駅前商店街の「ういろう駅前調剤薬局」前の歩道に設置されています。
小田原市は、令和2年4月1日より「小田原市デザインマンホール蓋設置事業」を開始、自由なデザインのマンホール蓋を街なかに配置することで、下水道事業のPRはもとより、交流人口の増加や観光客等の回遊性の向上などにも期待をしています。
前出のデザインプレート型の蓋も事業の一環で設置された蓋ですが、他にも小田原駅周辺には色々なデザインプレート型の蓋が設置されていますので整理します。
こちらの蓋は、令和2年4月1日からスタートする小田原市デザインマンホール蓋設置事業に先立ち、令和2年3月27日に設置されたモデル事業のマンホール蓋です。
なお、「北条早雲」などのイラストはイラストレーターの「ホマ蔵」さんが作成されたキャラクターのようです。
また、私が撮った時点から設置場所が変わっているようなので設置場所は記載しませんので、最新の設置状況は小田原市HPで確認して下さい。
こちらは、北条氏の家紋「三つ鱗」を背景に「北条早雲」と小田原城の方向を示す矢印が描かれています。
こちらは、北条氏の家紋「三つ鱗」を背景に、「風魔小太郎」と小田原城の方向を示す矢印が描かれています。
こちらは、引き続き設置された上記同様のデザイン蓋です。
北条氏の家紋「三つ鱗」を背景に、北条五代(北条早雲から氏綱、氏康、氏政、氏直の歴代5当主)と小田原城の方向を示す矢印が描かれています。
こちらは、北条氏の家紋「三つ鱗」を背景に、「黄梅院」と「北条氏政・氏照の墓所」方向を示す矢印が描かれています。
こちらは、北条氏の家紋「三つ鱗」を背景に、「北条氏政・氏照」と「北条氏政・氏照の墓所」方向を示す矢印が描かれています。
また、小田原駅より近いダイヤ街商店会に『北条五代のキャラクター(北条早雲から氏綱、氏康、氏政、氏直の歴代5当主)』がデザインされた蓋が設置されています。蓋の設置に合わせ、ダイヤ街商店会が制作したマンホールカードを模した「マンホール”デザイン”カード」も限定配布されました。
これらの蓋は、ダイヤ街商店会が設置した独自の蓋ではなく、公共下水道の汚水蓋との事です。
こちらは「北条早雲」のデザインです。
こちらは「北条氏綱」のデザインです。
こちらは「北条氏康」のデザインです。
こちらは「北条氏政」のデザインです。
こちらは「北条氏直」のデザインです。
こちらは、平成4年頃の小田原駅を描いた蓋です。
小田原駅東口の交番前先の「ミナカ小田原」前の歩道に設置されています。
こちらは、明治33年に我が国で4番目に開業した小田原電気鉄道(小田原市内電車)を描いた蓋です。
電車は、昭和31年まで市民の足として活躍していたようです。
小田原駅東口ロータリー内の歩道に設置されています。
こちらは、箱根口ガレージ報徳広場に展示されている車両です。
こちらは、令和3年9月に設置された市内在住のイラストレーター「平城ケン」さんが描くレトロな雰囲気の浮世絵風タッチの二種類のデザインマンホール蓋です。
こちらは、日本遺産「箱根八里」の風景が描かれた蓋です。
「小田原宿なりわい交流館」前の歩道に設置されています。
こちらは、昭和初期に盛んだったブリ漁と現代の食べ歩きの様子が描かれた蓋です。
御幸の浜通りの間中病院付近の歩道に設置されています。
最後は、中央円内に市内を走る新幹線と「小田原駅東口」への案内矢印、その周囲を四分割し上に「市役所」、右に市の花「ウメ」、下に「荒波」、左に「小田原城」描かれています。
「おしゃれ横丁」内に設置されています。
以降は、規格模様と呼ばれるマンホール蓋です。
初めは、JIS規格模様の蓋です。
こちらは用途記載がありません。
こちらは枠付きの蓋です。
こちらは、左蓋の上部に「SD」、右蓋のは上部に「SD」、下部に「PAT」の表記があります。
こちらは小型蓋です。
こちらは、同心円を放射状に線が入った模様です。
こちらは、亀甲模様蓋です。
こちらは雨水蓋です。
こちらは「雨水幹線」の表記です。
こちらは汚水蓋です。
こちらは「汚水幹線」の表記です。
こちらは「汚水伏越」の表記です。
こちらは「特定排水」の表記です。
こちらは、小型蓋です。
こちらは用途記載がありません。
こちらは「特定排水」の表記があります。
こちらは、毘沙門亀甲模様の蓋です。
こちらは小型蓋です。
こちらは用途記載がありません。
こちらは汚水蓋です。
こちらは、スリップ防止模様の蓋です。
こちらは用途記載がありません。
こちらはΦ1200サイズの親子蓋です。
こちらは小型の汚水蓋です。
中央の市章の下に「お」の表記があります。
こちらは、虹技(株)さんの(上部に「KOGI」)の表記がある蓋です。
こちらは汚水蓋です。
こちらは、左下に耐荷重量記号「T-25」、右下に「おすい」の表記があります。
こちらは上記と形状が違います。
こちらは、左下に耐荷重量記号「T-14」、右下に「おすい」の表記があります。
こちらは、左下に耐荷重量記号「T-25」、右下に「おすい」の表記があります。
こちらは、左下に耐荷重量記号「T-25」、右下に「ふせこし」の表記があります。
こちらは、日之出水道機器(株)さんの(上部に「HINODE」)の表記がある蓋です。
こちらは汚水蓋です。
こちらは、左下に耐荷重量記号「T-25」、右下に「おすい」の表記があります。
こちらは、左下に耐荷重量記号「T-25」、右下に「おすいかんせん」の表記があります。
こちらは、左下に耐荷重量記号「T-25」、右下に「ふせこし」の表記があります。
こちらは、インターロッキングブロック型の蓋です。
こちらは用途記載がありません。
こちらは汚水蓋です。
こちらは、コンクリート製の蓋です。
いずれも用途記載がありません。
こちらは、中央の市章の中に「下水」の表記があります。
こちは、ダイヤ型の穴が開いている蓋です。
コンクリート蓋では、ダイヤ型の穴あきデザインは初期のもののようです。林丈二著「マンホールのふた 日本編」によれば昭和7年頃に森勝吉という人がコンクリート蓋を種々考案したそうで森式あるいは小台型と呼ばれたそうです。
中央は市章ではなく、梅の花をデザインしているように見えます。
こちらは小型蓋です。
こちらは角蓋です。
中央の市章の中が「下水」表記となっています。
用途は未確認です。
こちらの蓋は、市章の中に「下水」表記がありません。
こちらは、電線共同溝(CCBOX)の蓋のように思えますが、中央の市章の中が「下水」表記となっています。
担当部署に確認したところ、古い時代に設置された汚水管の蓋との事でした。
以降は、小型マンホール蓋です。
こちらは、市の魚「メダカ」をデザインした汚水の小型蓋や枡蓋です。
こちらは白色にコーティングされています。
こちらは、右下に虹技(株)さんのロゴが表記されています。
こちらは、右下に日之出水道機器(株)さんのロゴが表記されています。
こちらは、プラスティック製の蓋です。
こちらは、上水関係でよく見る形状の蓋ですが、中央の市章の下に「下水道V」の表記があります。
用途は不明ですがこちらに整理します。
こちらは、プラスティック製の汚水枡蓋です。
以降は、側溝蓋や側溝の枡蓋です。
こちらは、中央に市章があるタイプです。
こちらは、「ODAWARA」と表記されています。
こちらは、小田原城の堀と石垣がデザインされています。
こちらは、市の花「ウメ」がデザインされています。
こちらは、桜の花がデザインされています。
右蓋は、福島県二本松市で撮った蓋ですがデザインが同じように思います。
こちらは、市の木「クロマツ」がデザインされています。
こちらは、市の花「ウメ」と市の木「クロマツ」の両方がデザインされています。
こちらは、市の花「ウメ」と市の木「クロマツ」、「波」がデザインされています。
以上で、その1.公共下水道関係の蓋の整理は終了です。
その2.では、上水道関係他の蓋を整理します。