オヤジのひとり言

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京の「水無月」の起原は

2011年09月16日 | オヤジのひとり言

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千年の古都のタイムトンネル
京都の歴史 その壱百六拾七


宮中では6月に菓子を食べる習わしが・・

京都では6月になると一斉に、和菓子屋さんの店頭に

「 水無月 」というお菓子が並びます。

「 水無月 」は、

ういろうの上に小豆をちりばめた3角形の餅菓子で、

その形は氷を表し、

小豆には邪気を祓う意味があるといわれています。

「 水無月 」の起原は、

宮中の 氷室の節会 に求められるといわれる。


現在の京都市北区西賀茂の 氷室 は、

冬に張った氷を貯蔵する氷室があったことに由来する地名で、

かっては、陰暦六月1日に、御所に献上する氷の貯蔵庫があった所です。

その氷を薄く削った上に、甘葛の樹液から作った甘味料を掛け、

「やんごとなき殿上人」 が食していたようです。

今でいうところの・みぞれ・のようなものだったようです。

甘葛の樹液を煮詰めた甘味料は、砂糖のない時代重宝されたが、

樹液の採取には手間隙が係る事もありすこぶる貴重なものだった。

ましてや夏場の氷などは到底、

一般庶民が口にすることは決してない貴重なものです。

今では、小豆バーや、ガリガリ君がコンビニで簡単に変えますが・・・


そこで庶民は、

ういろうを氷に見立てた菓子の「 水無月 」が考案されたといわれているが、?? 

室町時代から江戸時代にかけて、宮中では6月に菓子を食べる風習があって、

特に六月16日に厄除けと招福の意味をこめて菓子を食する儀礼が有り、

その際に食べる菓子を嘉祥菓子( かじょうがし ) といった。

菓子というと元々は果物のことを指したようですが、

当時は、

菓子といえば餅菓子のことで室町後期から江戸後期にかけて

宮中の女官たちが記した 『 御湯殿上日記 』 にも、

たびたびこの日の 「 かちん参る 」 と言う記載があります。

かちん・というのは餅、

または氷を指した女房言葉で、

この日には嘉祥菓子の餅が献上されていたのです。

因みに、全国和菓子協会がこの習俗にヒントを得て

1979年に六月十六日を「 和菓子の日 」としています。

なかなか商魂たくましいですなぁ・・


今回はここまで・・   

続きは次回に・・ 


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