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千年の古都のタイムトンネル
京都の歴史 その壱百六拾七
宮中では6月に菓子を食べる習わしが・・
京都では6月になると一斉に、和菓子屋さんの店頭に
「 水無月 」というお菓子が並びます。
「 水無月 」は、
ういろうの上に小豆をちりばめた3角形の餅菓子で、
その形は氷を表し、
小豆には邪気を祓う意味があるといわれています。
「 水無月 」の起原は、
宮中の 氷室の節会 に求められるといわれる。
現在の京都市北区西賀茂の 氷室 は、
冬に張った氷を貯蔵する氷室があったことに由来する地名で、
かっては、陰暦六月1日に、御所に献上する氷の貯蔵庫があった所です。
その氷を薄く削った上に、甘葛の樹液から作った甘味料を掛け、
「やんごとなき殿上人」 が食していたようです。
今でいうところの・みぞれ・のようなものだったようです。
甘葛の樹液を煮詰めた甘味料は、砂糖のない時代重宝されたが、
樹液の採取には手間隙が係る事もありすこぶる貴重なものだった。
ましてや夏場の氷などは到底、
一般庶民が口にすることは決してない貴重なものです。
今では、小豆バーや、ガリガリ君がコンビニで簡単に変えますが・・・
そこで庶民は、
ういろうを氷に見立てた菓子の「 水無月 」が考案されたといわれているが、??
室町時代から江戸時代にかけて、宮中では6月に菓子を食べる風習があって、
特に六月16日に厄除けと招福の意味をこめて菓子を食する儀礼が有り、
その際に食べる菓子を嘉祥菓子( かじょうがし ) といった。
菓子というと元々は果物のことを指したようですが、
当時は、
菓子といえば餅菓子のことで室町後期から江戸後期にかけて
宮中の女官たちが記した 『 御湯殿上日記 』 にも、
たびたびこの日の 「 かちん参る 」 と言う記載があります。
かちん・というのは餅、
または氷を指した女房言葉で、
この日には嘉祥菓子の餅が献上されていたのです。
因みに、全国和菓子協会がこの習俗にヒントを得て
1979年に六月十六日を「 和菓子の日 」としています。
なかなか商魂たくましいですなぁ・・
今回はここまで・・
続きは次回に・・
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