オヤジのひとり言

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「ガンバショック」なのです。

2012年12月02日 | オヤジのひとり言

サッカー2012年シーズンのJリーグ最終節。

注目の残留争いは、

14位のセレッソ大阪(勝ち点41)、

15位のヴィッセル神戸(勝ち点39)、

16位のガンバ大阪(勝ち点38)、

17位のアルビレックス新潟(勝ち点37)のうち、

2チームが生き残れるという状況で迎え、

引き分けたセレッソ(勝ち点42)と

勝利したアルビレックス(勝ち点40)が勝ち点を伸ばしてJ1残留を確定。

結果敗れたヴィッセルとガンバがJ2降格となった。

 いちばんの驚きは、やはりガンバのJ2降格。

皆が・まさか、ガンバがJ2に落ちるなんて……。

ちょっと信じられない……と絶句。

 1993年にJリーグが開幕後、

最初の9年こそ下位に甘んじることが多かったものの、

2002年に西野監督が就任してから、

2005年に初のリーグ制覇を果たし、

10シーズン中8シーズンで年間3位以上の成績を残し、

常に優勝争いをしている。

特にスピィディーなパスワークを主体とした攻撃力はJ屈指で、

今シーズンも優勝候補の一角に挙げられていた名門チーム。

 そのガンバがなぜ、J2降格の憂き目にあってしまったのか?。

(J2降格の)いちばんの原因は、やはり監督の交代だと思われる

 10年間ガンバの指揮を執ってきた西野監督が退団。

今シーズンからセホーン監督&呂比須ワグナーコーチという新体制になったことが、

チームのリズムをおかしくしたのは間違いない。

ずっと培ってきたサッカーに、
何かをプラスするようなスタイルが築ければ良かったのだろうが、
指揮官が変わったことで、サッカー自体が変わってしまったのが問題。

「監督が変われば考え方も変わる。それに対して、自分たちがうまく順応できなかった」
 チームの核である遠藤はそう言って自らを責めたが、これまでパス主体のサッカーをしていた選手たちが、主に外国人2トップに頼ったカウンターサッカーにすぐに馴染めるはずはなかった。結果、リーグ開幕3連敗という最悪のスタートを切ってしまった。

 その後、すかさずセホーン監督&呂比須コーチを解任。

ガンバ生え抜きの松波コーチが後任監督に就いてチームの建て直しを図ったが、

”負の遺産”はなかなか解消できなかった。遠藤が語る。

「前半戦で勝ち点を稼げなかったのはもちろんこと、
その悪い流れを早い段階で自分たちのリズムに持っていけなかったのが、
後々まで響いた。最初からもっとガンバらしいサッカーを見せられれば、
こういう(J2降格という)結果にはなっていなかったと思います」

 その要因のひとつに挙げられるのは、体力的な問題だ。
監督が代わって、今季は開幕前のキャンプでもあまりフィジカルトレーニングを
やってこなかったと聞く。
そこで楽をしたツケが、春先はもちろん、その後の結果にも表われたのかもしれない今季のガンバは終盤に息切れすることが多く65失点のうち、およそ3割の21失点を後半75分以降に。そのため、勝てる試合を引き分けたり、ドローにできたゲームを取りこぼしたりしたのだ。

 遠藤もその点は、最悪の事態を招いたポイントだったと語る。
「点の取られ方に問題があって、とにかく引き分けが多過ぎ。
そこを勝ち切るようなゲームが昨年まではできていたけれども、
今年はできなかった。
その差が、最後に出てしまった」 実際、1シーズン制となった2005年以降、
引き分け11試合はクラブ最多。
去7シーズンの引き分けの数は平均7.28試合だっただけに、
単純にその3~4試合分が勝ち星に変わっていれば、
違った結果になっていたと思う。
 とはいえ、「もう終わったことをどうこう言っても取り返せない」と遠藤が言うとおり、
今さら結果は変わらない。ガンバにとって問題なのはこれから。
クラブ初のJ2をどう乗り切って、1年でJ1に返り咲くか?
「自分としては(J1復帰のために)やるだけです。
どこでプレイしようが、どのステージでプレイしようが、
自分が成長することを考えて、
そこはブレずにやっていこうと思っています。
チームとしても、J2にいるようなレベルではないと思っているので、
しっかり結果を出して再来年にはJ1の舞台に戻って来られるようにしたい。
そしてそこで、サポーターのみなさんと、
また喜びを分ち合えるよう、自分たちは全力を尽くしていきたい」
遠藤はそう意気込むが、その道のりは決して簡単ではない。
 まず問題なのは、充実した戦力が整えられるかどうか。
契約の残っている遠藤や今野をはじめ、
ほとんどの主力選手は残留の意向を示しているが、
ガンバの事実上の親会社、
メインスポンサーのパナソニックは経営不振に陥って大変な状況。
もともと豊富な資金援助が見込めない中、
J2降格となれば、さらに人件費などの削減の可能性は十分に考えられる。
そうなると、得点源となる外国人選手を含め、
高額年俸の有望な選手はそうそう抱えきれない。
万一、大幅な戦力ダウンとなると、苦戦は必至。
 さらに、J2ではJ1と違って日本代表の活動期間中も試合が開催される。
遠藤、今野を放出せずに済んだとしても、
代表の主力であるふたりが不在の中で、
どれだけ勝ち星を挙げられるか、という点も大きな課題。

また、J2はサッカーの質が違う。
ガンバが苦手とする、堅守速攻型のチームが多いのも気がかり。
ガンバが相手となれば、その傾向はより高まるだろうし
そこで変に受けて立ってしまうような戦い方をすると、
足もとをすくわれかねない。

 それでも名波は、「この日のジュビロ磐田戦でも、ガンバは同点にしたあとに怒涛の攻撃を見せてくれた。そのスタイルは、J2でも変える必要はない。あとは選手が自信を持ってプレイすれば、自ずと結果はついてくると思う。ダントツで優勝して、J1に復帰してほしい」とエールを送る。

 多くの不安要素を抱える中、
はたしてガンバはJ2でどんな戦いを見せるのか、
今後の動向からも目が離せない。

元サッカー小僧のサッカー大好きオヤジ・・

 

 

 


深草少将の亡霊

2012年12月02日 | オヤジのひとり言

12/2

魔界への誘い・京に伝わる魔界伝説その116

 

吾れ死なば焼くな埋むな野にさらせやせたる犬の腹こやせ

小町が死に際に残した歌といわれるが、寂しい最期を伝えています。

この寺には老醜をさらした小町象が安置されている。

もとは、三途の川の畔で亡者の衣を剥ぎ取る鬼婆奪衣婆像で、

それがいつの頃からか小町像となったのです。

『 通小町 』では、

死んでもなお、罪の重さから解き放たれず、成仏できずに苦しむ小町が描かれている。

小町は比叡山の高僧に助けを求める。

薄の生い茂る侘びしい境内で、

小町の髑髏がむせび泣く。

どくろの目から薄が生え、

それが風になびいて痛い・・と。

そこで僧が小町の菩提を弔おうとすると、

邪魔が入る。

小町を恋焦がれ想いを募らせながら死んでいった深草少将の亡霊です。

少将は死んでもなお小町を許しはしなかった。

恐ろしき亡霊です。

現在、薄が茫々と生える小野寺の境内には、

小町と少将の供養塔が安置されています。

 

今回はここまで・・    

続きは次回に・・ 

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