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京に伝わる魔界伝説
その源頼光のもとへ、
渡辺綱は鬼の片腕を持って行き、
どうしたものかと相談した。
一条戻り橋の東側に住んでいた頼光は、
堀川を挟んだ向かい側に住む陰陽師・安倍晴明を招いて伺いを立てる。
晴明は、綱に7日間物忌みするよう指示する。
綱は言いつけに従い、
鬼の腕を櫃に封じ、仁王経を唱え続けた。
物忌みを始めて6日目の夜のこと、
綱のもとに故郷の摂津渡辺から乳母が訪ねて来た。
今は会うことが出来ないと断る綱に、
どうしてつれなくするのかと年老いた乳母は門前で泣き出してしまう。
情に絆されて、
心優しい綱は結界を解いて乳母を家に入れてしまう。
そこで四方山話をするうちに、
乳母は鬼の腕がどうしても見たいと言い出し、
仕方なく綱は櫃から鬼の腕を取り出す。
すると、
たちまち乳母は鬼に変化し、
綱から腕を取り返すと屋根を蹴破って愛宕山のほうへ飛んで行ったのです。
綱と戦ったこの鬼の正体は、『 平家物語 』では茨城童子だといわれ、
謡曲では羅生門の鬼として登場している。
また綱が鬼の腕を斬った名刀髪は、
この事件以降「 鬼切丸 」と呼ばれ、
源氏の宝として伝えられた。
後に、
足利氏、豊臣秀吉、徳川家康、出羽最上家と持ち主が代わり、
現在は 北野天満宮に奉納されています。
この社は綱が鬼にさらわれた時に落下したしたところです。
その時の感謝の念から綱が寄進したという石灯篭も境内に置かれています。
一方、『 太平記 』にもよく似た話があります。
大体の筋書きはほぼ同じですが、
渡辺綱は大和国( 奈良県 )宇陀郡に鬼退治に行っています。
宇陀郡といえば三重県との県境に位置しています。
このように羅城門、
一条戻り橋、
愛宕山、
宇陀郡、すべて境界線、
あるいは国の境界線を舞台にしています。
物語の舞台はどこでも好いわけではなく、
必ず意味があります。
今回はここまで・・
続きは次回に・・
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