歴史・音楽・過ぎゆく日常のこと
日日の幻燈





JR八王子駅北口の西放射線ユーロードで開催されている、八王子古本まつりに行ってきました。春と秋、年2回の開催ですが、春の開催がユーロドで行われるのは3年ぶりではなかったでしょうか。27店舗、6万冊以上の規模です。

実は一昨日も来たのですが、お、あとでこれを買おう!とチェックしていた本を、すっかり買い忘れてしまいました。なので、今日はまずそれを買ってから、お宝を探そうと思っていたのですが、なんと!その本、なくなっていました。シリーズもので、その本だけがない…。
まさか、あんなマニアックな本を買っていく人がいるなんて。
これはかなりショック!
ああ、なんで買い忘れたのだろう。私のバカ!!
逃した魚は大きい…。



と、まぁそんな感じでしたが、仕方ないですね。今回は縁がなかったということで。


ところで、会場には「大久保長安の会」が、彼の偉業を伝えるためテントを出していました。
そこで、長安の小説を執筆された山岩淳さんと、長安の陣屋跡にある産千代稲荷神社の宮司さんに、長安についていろいろとお話をお伺いすることができました。
本当はもっとお話を聞いたり、質問をしてみたかったのですが、時間の都合もあり断念。
短時間でしたが、テント内外に展示されている手作りの資料を丁寧に説明していただき、長安初心者の私にはとても勉強になりました。
ありがとうございました。



登録証をいただきました。
え?会員・スタッフに登録されたのかな(笑)。
連絡先は公開していいのかわからなかったので、モザイク処理をしてあります。
よく見ると大久保長安「研究会」となっています。「大久保長安の会」と、また別なのでしょうか?


【大久保長安 家康を創った男!】


「大久保長安 家康を創った男!」
山岩淳著 揺籃社 2020年

こちらが山岩さんの著書。
古本ではなく、もちろん新品を購入。帰ってからすぐ読みました。
小説の体裁をとっていますが、長安の入門書のような感じです。馴染みのない用語は説明があり、これなら若葉マークの私でもよくわかります。
「あくまで小説ですから」と、山岩さん、念を押されていました。


【史実大久保石見守長安】


「史実大久保石見守長安」
北島藤次郎著 鉄生堂 1977年

そしてこちらは古本の中から発掘。箱入りで400ページを超える立派な本ですが1,000円でした。まだ読んでいませんが、八王子に限らず長安の事績を詳細に調査した本のようです。
八王子との関りも詳しく述べられていて(ここの章だけは目を通しました)、聖地巡礼にも参考になります。ただ、今から45年前に書かれた本なので、現在はもう残っていないとか、知っている人はいるのかなぁ…というものもありそうです。


そんなわけで、惜しくも手に入れ損ねた本があったものの、とても有意義な古本まつりでした。



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