日日の幻燈

歴史・音楽・過ぎゆく日常のこと

【note】文明開化の夢の跡、上野精養軒で洋食を

2016-02-22 | 日日の幻燈



日曜日、上野に行ったついでに食べてきました。

上野公園内の「上野精養軒」。

初体験です。その名は聞いていましたが、ここが洋食の発祥の地のひとつか…と、感動。いつか来てみたいと思っていましたが、ようやく念願が叶いました。

創業は明治9年。
世はまさに文明開化を迎え、西洋に追いつけと懸命になり始めた時代です。岩倉具視など政府の重鎮の援助を受けての開店だったそうです。そう思うと、大げさに言えば、この店も明治という時代の近代遺産でしょうか(当然、建物は当時と変わっていますけどね)。
海軍大臣の西郷従道(さいごうつぐみち)は、「海軍士官は努めて精養軒で西洋料理をとるように」とのお達しを出したとか。



日曜のお昼時ということもあり混んでいました。40分くらい待ったでしょうか。小さい子供を連れた家族が多かったです。そうか、すぐそこに動物園がありましたね。

さすがに老舗だけあって、値段も少々高め。それでも、明治時代の貴顕たちがここで洋食を食べたのか…と、感慨に浸りつつ食することができ、個人的にはたいへん贅沢なランチでした。



ご馳走さまでした。


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