歴史・音楽・過ぎゆく日常のこと
日日の幻燈





SUGIZOは相変わらずカッコイイけど、今回はそれよりも、このPVでボーカルを担当している先日亡くなったORIGAを偲んで。
そんなに夢中になって聴いたわけではないけど、訃報に接するといろいろと彼女の音楽がよみがえってきます。
自主制作盤を偶然買ったのは、もう十数年前だったかな…。試聴もせず、でもなぜか、コレ買わなきゃ…って思ったんだ。インスピレーションっていうやつだったのかな。

安らかに…。


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「雪山賛歌」としてお馴染みの(私はあんまり馴染んでいないけど)この曲、もともとはアメリカのゴールドラッシュの時におきた悲劇をテーマにした歌だそうです。
上の動画は素人さん(?)による歌唱。下の動画はスウェーデンのアカペラグループ・Steptawaysによるコーラス。個人的には素朴な感じの素人さんのほうが好みですが、歌の響きの美しさという面ではsteptaways。


私がこの曲を好きになったきっかけは、「アメリカ型成功者の物語」(野口悠紀雄著・新潮文庫)。書店で何気なく手に取ったこの本にアメリカのゴールドラッシュの物語が載っていて、それがまた面白かったのです。
しばらく1840年代後半~50年代のカリフォルニアでのゴールドラッシュ(と、「アメリカ型成功者の物語」に出ていたゴールドラッシュ起源の諸々)にハマりまして。
デニムはゴールドラッシュ起源の、リーバイス(いっときリーバイスオンリーでした)。
車はすでに会社としては存在しないけど、スチュードベーカー(もちろん買ったわけではありません。)。
歴史上の人物なら、ジョン・万次郎(実際に金鉱掘りに参加したそうです)。

で、歌は…「Oh My Darling Clementine」。
金鉱掘りの娘・クレメンタインが川で溺れて死んでしまったことを嘆いている歌なのですが、これも諸説あるようです。娘ではなく恋人だとか。メロディは古いスペインのバラッドをもとにしているとも。ただ、もう1世紀以上もアメリカで歌われ続けているのだから、それはそれですごいことだと思うのです。

1番目の動画のようにバンジョーを伴奏に歌うと、西部開拓時代の男たちの、苦難を乗り越えて明日へ生きていくたくましさ、力強さ、そしてどこか楽天的な明るさのようなものが感じられます。
2番目の動画では、クレメンタインの死を悼む賛美歌のようなイメージ。同じ曲でも聴き比べてみると随分違った雰囲気になるものです。


それともうひとつ。
この曲の主人公・クレメンタインの名を冠したバーボン、「CLEMENTINE」。
雑誌でその存在を知り、探し続けてようやく発見。
もちろんネットで買えば一発だったけど敢えて店をめぐり続けました。
「Oh My Darling Clementine」を聴きながら、ショットグラスでキュッと喉の奥に流し込めば、気分はもうアメリカ開拓時代。

今夜は幼くして亡くなったクレメンタインを偲びつつ、バーボンでアダルトな時間を過ごしましょうか。
でも、アダルトな夜になる前に、酔っ払って寝てしまう可能性がかなり高い私なのでした…。




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去年の大河ドラマ「軍師官兵衛」の三成、ファンからすれば酷かったようですね。私は、多分そういう描かれ方をするんだろうなぁ…と直感していたので、最初から見ませんでしたが…(だから、あくまで伝聞です)。
むしろ家康を主人公にした物語のほうが、三成は敵役としても堂々と描かれているんじゃないでしょうか。

78年の大河「黄金の日日」で私は三成に出会ったわけですが、近藤正臣演じるあの三成はカッコ良かった!
ファンのひいき目というのかミーハーというのか、私としてはカッコ良く描かれていれば史実を多少逸脱しても良しとしてしまうし、嬉しくもなるわけでして。
細川ガラシャとの淡い恋なんて、それこそ怒られてしまいそうですし、秀吉に千利休の助命嘆願をしたなんてのも、一般論的な利休ストーリーからは外れてしまうし。今だったらネットで炎上してしまったかもしれないですね。

でも赦してしまうのだ。

所詮、大河”ドラマ”なわけだし、世の中には三成が悪役にされているほうがずっと多いわけで、こういうときくらい大いにカッコ良くあって欲しい…というのが虐げられてきたファン心理ってものでしょうか。ゲームやアニメに感化された悪い意味での歴女と大差はない私なのです(歴女の皆さん、誤解しないでください。まじめな歴女の方が大勢いることは、よ~く存じ上げていますです)。

三成の凛々しい立ち居振る舞い。
主人公・助左衛門のピンチを何度も救う「おいしいところいただき」キャラ。
少年りすにゃは、この近藤三成に身も心も捧げてしまったのでした。これも一種の萌えなのか…(ちょっと違う気もするが…)。

ちなみに、関ヶ原の戦いのあと三成と共に処刑された小西行長には小野寺昭、安国寺恵瓊には神山繁。行長も恵瓊も、私の中では「黄金の日日」のイメージがベースとなっています。
敬虔なキリシタンとして、心の中に熱いものを抱きながらもそれを押しころすような物静かな行長。
かたや、外交僧というより荒くれ坊主的に豪放な恵瓊。

その他にも個性的で魅力的なキャラが続々登場します。
信長狙撃犯・杉谷善住坊(川谷拓三)の鋸引き。
天下の大泥棒・石川五右衛門(根津甚八)の伏見城討ち入りと釜茹でによる処刑。
善住坊も五右衛門も助左衛門とは今井の奉公人仲間という設定。
「軍師官兵衛」での憎まれ役・三成に相当するのが、堺の豪商・今井宗薫(林隆三)。
千利休(鶴田浩二)は、あまり三成と絡んでいなかったです。最期を迎える際、秀吉に助命嘆願をして聞き入れられず、仕方なしに利休の館を警護(…まあ、包囲ですな)したくらい。その時も、三成は利休と親交のあった助左衛門が、堀に小舟を浮かべて送別のリュートを演奏するという我儘を見て見ぬふりしてやります。いい人なんです。

幼い頃に刷り込まれたイメージは、なかなか抜けない。その後の人生にも大いに影響を与えたとか、与えなかったとか…。

以上、徒然なるままに、三成への想いを語ってしまいました。乱文、ご容赦のほどを…。


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先回はAmberian Dawnの前ボーカル・Heidi嬢の歌をUPしたので、今回は現ボーカルCapri嬢の歌声を。
彼女が新しいボーカルに迎えられて発売になったアルバム「Re-Evolution」は、それまでの楽曲を録音し直したものだったけど、正直、Heidi嬢のイメージが強すぎて個人的には落第点でした。
しかし!
次のオリジナルアルバム「Magic Forest」は良かった。
以前よりもパワフルになった感じ。
前のボーカルのイメージからうまく脱却。
というか、いい意味でまったく別のバンドになった気がした。

これからは、さらなるオリジナル曲で勝負して欲しいのだ!


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日本のバンドでボーカルが変わるってあんまり聞かない。
その時点で解散しちゃうからかな。
Amberian Dawnもボーカルが変わった当初は、馴染んだせいなのか前の彼女のほうがいいなぁ…と思ったけど、今は違和感なく聴いています。
でも、以前の曲のセルフカヴァーはやっぱり…違和感。
昔の曲よりも、新しい曲でバンドの新境地を!

…ということで、前の彼女、Heidi嬢のソプラノボイスを。


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