風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「時季外れで、いささか乱暴なセッコクの植え替え」

     
   
    
      

庭に吊り下げ、毎年春から初夏にかけての開花を楽しみにしている、我が家のセッコク(石斛)を植え替えました。

調べてみると、秋が深まった今は植え替えに適した時季ではないようです。

でも、5年ほど前にやや広めの鉢に移したものの根をほぐすなどはしておらず、実質10年以上は放置状態でした。そのせいか今年の花数は極端に少なかったし、全体が弱々しくて枯れた矢(茎のこと。矢に似ているので、こう呼ぶのでしょう)が目立ち、木製の鉢もボロボロになっています。
イチかバチか植え替えるしかあるまい、と踏み切りました。

まず、鉢づくり。
素焼きの植木鉢でいいそうですが、これまでと同様の木の棒を組み合わせた鉢を作ることにしました。
100円ショップで買ってきた一辺が9ミリの角棒を15㎝ずつの長さに切り、両端の1・5㎝ほどのところへキリで穴をあけた24本を用意。穴に針金を通して交互に重ね、写真のような鉢を作りました。
釘は鉢が腐食してくると抜け落ち、伸びた芝生の間を探すのが大変なので、釘は一本も使いませんでした。

簡単なようですが、僕にとっては結構大変。なにせ、子供のころ最も苦手な教科は図画工作でしたから。絵仲間の中には「うまい絵を描き、自分で作った額縁で飾る」凄腕もいますが。

もっと大変だったのは、株の根の処理。
古い角棒の鉢は朽ちていたので比較的楽に外せましたが、根は絡み合い、硬いボールのよう。
しばらく水に浸けて揺すると、根を包んでいた水草は取れても根の固まりはほぐれません。一部は根腐れ状態になっていたようです。

しかし、根気よくほぐして株を分けるなんてことは、僕にはできそうにありません。
結局、いささか乱暴ですが、植木鋏みでいくつかの株の固まりに切り分けました。
それらを水草で包むようにして、木製鉢と2つの素焼き5号鉢に植えました。
これで終了です。


時季外れ、しかも株分けを植木鋏みで切り分けてするなど、乱暴な植え替えの結果がどうなるか。
これまで庭に吊るしたままで冬の降雪、夏の日照り続きも乗り切り、季節が来れば見事に開花してきた、我が家のセッコク。その生命力にかけてみます。

   
     昨年4月下旬の開花の様子。このように咲いてくれればいいの
         ですが      








 


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