「ごんぎつね」の童話作家・新実南吉のふるさと、愛知県半田市の矢勝川堤防へ彼岸花を見に出かけてきました。その数は何と300万本。
「少し早かったですね。23日ごろになれば満開でしたのに」。守る会の方は申し訳なさそうに言われましたが、これで十分。色鮮やかな彼岸花を咲かせようと続けている堤防の下草刈りなど地道な活動に拍手したい思いです。
名鉄河和線「半田口」で下車、徒歩5分ほどで半田市岩滑(やなべ)地区の矢勝川堤に着くと、写真のような光景が広がりました。1・5キロほどの両岸の堤防に、彼岸花で赤い帯や文様が描かれています。
新実南吉顕彰会のホームページによると、彼岸花の風景の始まりは25年ほど前。顕彰会の広報部長だった小栗大造さんが「南吉が散策を楽しんだ堤防をキャンバスにして「ごんぎつね」にも出てくる彼岸花で真っ赤な絵を描こう」と発案。
堤防を覆っていたクズやススキを刈り取り、彼岸花の球根を植え続ける小栗さんの姿に、地域住民がひとり、ふたりと呼応。「矢勝川の環境を守る会」に発展し、今では全国有数の彼岸花の群生地になっています。
彼岸花の季節には「ごんの秋祭り」も開催。ことしも9月19日から10月4日までの日程で、新実南吉記念館や矢勝川堤を舞台に楽しいイベントが企画されています。
また、名鉄河和線を河和に向けてもうひと駅(住吉町駅)行けば、旧カブトビールの赤レンガ建物も待ってます。この大型連休、いかがです?
近くの神社の林にも
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