水彩画教室のスケッチ会に出かけた愛知県立芸術大学(愛知芸大=長久手市)キャンパスでの一枚です。
「アート修行の痕跡」。10号です。
愛知芸大はことし創立50周年を迎えました。美術学部と音楽学部からなり、近年では日本画の院展で卒業生・在校生らの入選者が東京芸大を上回り、この春の院展でも51人が入選するなど、全国有数の芸大です。
キャンバスを歩くと、彫刻用の大きな原石や原木、デッサン用の石膏像などを目にします。
大きく重そうな楽器を抱えた学生、背丈以上のカンバスに向かう学生・・・。プロのアーティストを目指す真剣な眼差しからは、緊張感さえ感じます。
制作室だけでなく、制作の場所にしたらしい階段や幅広い通路のスペースには、絵具の跡があちこちに。
制作中に絵筆から垂れ落ち、飛び散った絵の具のようです。乾いたあとに、新たな絵の具が重なり、ところどころにそれを踏みつけた靴跡も。「これもアートだね」と思う模様が広がっています。
芸大ならではの痕跡ですね。
飛び散った絵の具の描写には、不透明のガッシュも使いました。
また、教室の先生から「画面を生け花用の剣山で擦ってはどうか」とのアイデアをもらい、試みてみました。質感も深まったと思います。
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