名古屋市農業センターで2本のハナノキが、園内を見下ろすように赤い花を咲かせています。といっても、高木のうえ花は小粒なかたまり。入場者も「何だろう」と見上げ、名札を見て納得しています。
カエデ科で日本の固有種で、別名をハナカエデといい、樹高が15~20㍍にもなる落葉高木の雌雄異株。愛知、長野、岐阜、滋賀県など限られた範囲に分布し、愛知県が「県の木」に選定していますが、レッドリストでは絶滅危惧種Ⅱ類になっています。花言葉は「信仰」だそうです。
農業センターで開催していた「しだれ梅まつり」は21日で終了。センターはリニューアル整備工事のため、22日から来年3月まで休園(10月ごろ一部エリアで開園の予定)に入ります。