リニア中央新幹線が2027年に東京―名古屋間で開業するのをにらんだJR名古屋駅周辺の再開発事業。JRセントラルタワーズやミッドランドスクエアなどの先輩ビルを囲むようにして、200m級の大型複合ビルの建設が急ピッチで進んでいます。ことし秋から16年~17年春にかけて次々に完成・開業。その後も巨大ビルが続々と誕生していく計画です。
今秋には一部開業する駅前の大名古屋ビル
ユニークな看板名もあって、名古屋駅前のシンボル的存在として知られていた「大名古屋ビルヂング」は、旧ビルの3倍近い34階建て(180m)の「大名古屋ビル」として建て替え中です。
三越伊勢丹の新しい業態であるセレクトストアなど、商業フロアを中心に医療や金融オフィスなどが入居する予定。すでに写真のように窓の取り付けなども着々と進んでおり、今年秋には完成して11月から一部のフロアが開業、16年3月中に全フロアを開業させる予定です。
名古屋駅の2本のビルに並んで工事が進むJRゲートタワー
先輩ビルのJRセントラルタワーズの北側に隣接して建設中の「JRゲートタワー」(46階建て・220m)。
ホテルやバスターミナル、商業施設などがはいり、駅とは歩行者通路で、ジェイアール名古屋タカシマヤがあるセントラルタワーズとは15階まで全フロアを接続させる計画で、建設現場は巨大なクレーンが動き大型ミキサー車などが忙しく出入りしています。
16年11月にはオフィス、17年4月にはホテルなどを開業させるスケジュールです。
今秋竣工予定の日本郵政のJPタワー名古屋
「JRゲートタワー」に隣接する旧名古屋中央郵便跡地での日本郵政の新ビル「JPタワー名古屋」(40階建て・195m)の建設。
郵便局やオフィスが入る新ビルは、バスターミナルや名古屋駅、地下鉄、名鉄、近鉄駅などとも結ばれます。姿を現したビルは日毎に背丈を伸ばし、ほぼ全容がうかがえるまでになりました。今年11月には竣工の見通しです。
JR名古屋駅周辺では、この他にもJR駅南側の名鉄・近鉄駅一帯や納屋橋地区、ささしま地区などでも、大がかりな再開発計画が進んでいます。そこには商業施設やホテルはもちろん、マンションもつくられる計画です。
そしてJR名古屋駅の地下約30mでの「リニア駅」づくり。
「100年に1度の大事業」と言われるリニアに向けた開発は、さらに激しくなるでしょう。
最新の画像もっと見る
最近の「日記・エッセイ・コラム」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事