風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「戻ってきたトラノオ」

我が家の庭に「トラノオ」が戻ってきました。庭の主の勝手な振る舞いで「絶滅寸前」になったのですが、主が反省したことで蘇ったのです。

草丈1㍍ほどの頂部に、トラのしっぽのような形をした花穂。白やピンクもあるそうですが、我が家では秋の声を聞くと、紫色の花穂が下部ら先端に向かって次々に開き、秋が深まっても咲き続けます。

精力旺盛な多年草。地中に広げた根を低木の根の間に入り込み、5年ほど前には狭い庭がトラノオに占領された状態になりました。
そこで、5年ほど前から掃討作戦を展開。スコップで掘り起こして根を除去、春には伸びてきたのを取り除いた結果、3年後には数えるほどに減りましたが、主はトラノオの少ない風景が寂しくなり、作戦を中止したのです。

この秋は数えると、150本はゆうに超えています。花穂の間には、アリたちが上ってきています。


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