風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「繊細な創作に驚き=第2回日本ボールペン画協会展」

   
   
  
  90歳になった安藤隆夫さんの作品

「すごい。ボールペンでこんな絵が描けるなんて」

名古屋・栄の市民ギャラリーで開かれている日本ボールペン画協会(日置英治会長)の作品展を、驚嘆するお思いで拝見してきました。20日(日)まで。

同協会は4年半ほど前に、愛知県内のカルチャーセンターなどのボールペン画教室が参加して発足しました。現在、24教室、350人ほどの会員がいて、協会展は昨年に続き2回目。「絵画の新しい分野になること」を目指しているそうです。

市民ギャラリーの3部屋を使って開かれた今回の協会展には、F6前後の作品を中心に約200点が展示。
風景、動物、仏像、乗り物などさまざまで、中には1945年(昭和20年)3月19日未明の名古屋空襲の光景を、当時10歳の脳裏に刻まれた記憶で描いた作品も展示されています。


どの作品からも、気が遠くなるような細かい創作ぶりが伝わってきます。白と黒で表現されているのに色彩を感じます。
「他の趣味もあるので、F3号でも1~3カ月はかかります」「家事の合間に描いているだけですから」「2時間ぐらいでペンを置きます。それ以上は集中力が続きませんから」
確かに、この世界も大切なのは「集中力と根気」でしょうね。

展示作品の中に、ちょうど1年前の14年12月17日にこのブログへ「卒寿画家のボールペン画展」として掲載した安藤隆夫さんの作品にも出会いました。
イタリア北東部の山岳地帯を描いた作品の精細なタッチに、90歳になられてもボールペン画を一層楽しまれている様子がうかがえ、嬉しく思いました。







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