風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「切り絵の豊かな表現を知る『2015 いつか展~きりえと詩』を見て」

  

   

                          

                    

           

          

                 

            

名古屋・栄の市民ギャラリーで開かれている「2015 いつか展~きり絵と詩」と題するグループ展を見てきました。紙とカッター、水彩絵具などで制作した切り絵に表現力の豊かさを改めて知りました。

切り絵の起こりは奈良時代に遡り、隣国の中国でも古くから制作されてきたと言われます。このことから近年では、日中文化交流のひとつとしても発達。各地で展覧会も開かれています。

グループ「いつか」は20年ほど前、4人でスタート。「四花展」と名乗ってきましたが、5人に増えたところで「五花展」を「いつか展」と読み、「いつかは芽を出し、花を咲かせよう」を合言葉に頑張っているそうです。
その結果、カッターの切り口の美しさだけでなく、彩色など絵画としての表現力にも磨きが。メンバーも女性7人に男性も加わり計8人に増えました。

今回の作品展には小さなものから20号サイズのものまで59点を展示。赤系のいくつかの包装紙を重ねて描いた満開の桜や、「切り絵で描いてもいいのだろうかと迷いながら、『私にはこれしかない』と取り組んだ」という東日本大震災の被災地の風景作品もあります。
詩の方の数は少ないですが、時間が経つのを忘れて読ませてもらった詩もありました。

「少しずつ芽が出てきたと思っています。いずれ、花も咲くでしょう」とみなさん。
何事もその意気と信念が大切ですね。

※一部の写真を掲載しました。室内の明かりが絵に入るなどしていますが、作品はもっときれいです。
















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