猛暑も大歓迎。3㍍もの草丈に、直径が25㌢にもなるピンクや赤い花をどんどん咲かせる――。
こんな夏の申し子のような全く新しい花が、名古屋・名城公園のフラワープラザ前の花壇で咲いています。
名前は「タイタンビカス」。花の形はハイビスカスに似ていますが、大きさはその倍、いやそれ以上の巨大輪です。
花壇に掲示されている説明やこの花を開発した津市の赤塚植物園のホームページなどによると、タイタンビカスは、アメリカフヨウとモミジアオイの交配種。約30年前に生み出し、品種改良を重ねて本格販売にこぎつけたようです。
巨人神タイタンから命名したらしく、とにかく強健な宿根草。日当たりさえよければ場所を選ばず成長、真夏を中心に巨大花がどんどん咲きます。6月から9月までの一株の花数は200輪以上にもなるとか。
秋には地上部は枯れても翌年は新しく芽が伸びてきます。草丈が高いので、フラワープラザ前の花壇でも支柱を添えてあります。
我が家の狭い庭では以前、皇帝ダリアを植えてその巨大さを持て余しましたが、タイタンビカスは夏場の開花だし、きれいだし、葉もスマートなので鉢植えを含めて検討してみようかなと思いました。