風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽描き水彩画「コロナ自粛の日の1枚」

 

「この恰好、あいつたちと同じだな」
コロナ自粛で時間を持て余し、ソファーに寝そべっていて浮かんだ1枚を描きました。

「あいつ」とは名古屋・東山動物園のカンガルーです。
カンガルーは軽快に1㍍以上も飛び跳ねるように走る様子とは裏腹に、寝姿には「何だこりゃ」と吹き出したくなります。

絵にしたカンガルー君は優等生的ですが、多くの寝姿は直視するのが憚られるほど。
陰部丸出しで仰向けになり、手足を大きく広げたり、空に向かって突き出したり。太陽が眩しいのか、それとも恥ずかしいのか手で顔を覆っているカンガルーも。
マッチョなボクサースタイルのオッサンであろうが、若い女の子であろうが変わりありません。

ピョンピョンと追いかけっこをする子どもたち。傍らでは数頭が何やら話し中。その1頭が痒いのか体のあちこちをボリボリ。群れを離れ、フェンスに手をかけて遠くを見つめる、ちょっとカッコいい若者も。
時の経つのを忘れさせるカンガルーたちです。

東山動物園のカンガルー舎は昨年場所が変わりましたが、描くために使った写真は以前の園舎で撮ったものです。絵は6号です。

 


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