このブログ「風の遊子の楽がきノート」の「絵仲間の快挙」(2013年3月26日更新)で紹介した〝3人組?が、第101回日本水彩展にそろって入選しました。3人はこの6月4日から名古屋市民ギャラリーで開催する第6回風の游子展のメンバーでもあり、描くことが一層楽しくなると喜んでいます。
3人は草野二郎さん、塚原徹也さん、そして僕(藤墳富弥)。
いずれも絵は中学時代で終わっていた元企業戦士。朝日カルチャーセンター(名古屋)の風景水彩画教室で出会い、スケッチ取材、美術館めぐりなどを楽しみつつ意欲的に描いています。
目標だった日本水彩展への挑戦は一昨年から。そして今回、初めて3人同時入選の喜びにひたることがきたのです。
草野さんは都合がつきませんでしたが、第101回日本水彩展が東京・上野の東京都美術館で始まった6月1日(会期は6月9日まで)、塚原さんと僕が出かけ、会場いっぱいの「ザ・水彩画」に、感動と意欲を新たにしてきました。
日本水彩展は東京のあと仙台、名古屋、広島、京都で開催。名古屋展は7月23日(火)から28日(日)まで、愛知県美術館で開催されます。
3人の作品を各自のコメント付きでご覧下さい。
?草野二郎さん?
「グローバル化の進展で製造業の海外移転が盛んです。しかし、中小企業では、海外に負けまいと奮闘している企業もあります。ことに『汚い、きつい、危険』といわれる3K職場の鋳造業では、厳しい環境で企業運営をしています。また、製造を「カン、コツ」に頼ることが多く、その様子を絵にしようと取り組みました。様子が少しでも伝わればいいかな、と思っています」
?塚原徹也さん?
画題【門出の朝】
作者のコメント
「朝一番の光は七色の虹を放ちながら、寝静まったしじまに一瞬のドラマを演じています。名古屋・堀川河口の小さな造船工房でのひとこまです」
?藤墳(ふじつか)富弥?
作者のコメント
「名古屋の通りでも、よく見かける道路工事現場の風景。車や行き交う人々の雑踏、騒音、排ガス、暑い日は地表の温度が40度を超える中で、黙々と作業する人たち。街歩き人からの感謝を込めて・・・」<o:p></o:p>