歴史だより

東洋と西洋の歴史についてのエッセイ

≪【参考書の紹介】『音読英単語 入門編[改訂版]』≫

2022-02-23 19:04:49 | ある高校生の君へ~勉強法のアドバイス
≪【参考書の紹介】『音読英単語 入門編[改訂版]』≫
(2022年2月23日投稿)

【はじめに】


 今回のブログでは、高校生のための参考書を紹介してみたい。
 聞くところによると、高校1年生では、次の英語の単語帳を高校で指定されているそうだ。
〇温井史朗/岡田賢三『音読英単語 入門編[改訂版]』Z会出版、2016年[2008年初版]
これは、「中学重要語~センター基礎語まで完全対応1,200語」をうたい文句にしている英単語帳である。
この単語帳の特徴や利点などについて触れてみたい。




【温井史朗/岡田賢三『音読英単語 入門編[改訂版]』Z会出版はこちらから】

音読英単語 入門編[改訂版]








『音読英単語 入門編[改訂版]』Z会出版
【目次】は次のようになっている。

CONTENTS
Level 0 中学重要語
 Unit 1~3 
Level 1 高校基礎語
 Unit 4~6 
Level 2 センター入門
 Unit 7~9 
Level 3 センター基礎
 Unit 10~12 
INDEX




さて、今回の執筆項目は次のようになる。


・本書の「はじめに」
・差がつく基本動詞
・重要単語で英作文トレーニング
・1,200語を品詞別・意味別に分けた場合
・注目すべき例文
・グローバル化(グローバリゼーション)







本書の「はじめに」


本書の基本方針として、次の点を挙げている。
・「大学入試で基礎となる語彙」を着実に習得する
・習得した語彙が、読解や英作だけでなく、リスニングにおいても著しい効果を上げる
・スピーキングへの道を確実に開く

【本書の5大特徴とPlus 1】
1. 【無駄なく】⇒中学・高校の英語教科書から入試基礎英語を厳選
・「大学入試で基礎となる語彙力」を育成するため、「主要な中学英語教科書・高校英語教科書で出現頻度の高い語」、かつ「大学入試でも基礎となる単語」という2つの観点から、見出し語1,200語(基礎熟語を含む)を厳選
・フレーズ・例文については、大学入試で出題された英文を参考にして作成

2. 【無理なく】⇒入試基礎英語を段階的に学べる工夫
・中学重要語からセンター基礎語まで段階的に学べるように、見出し語1,200語を4つのレベルに分類

①Level 0 中学重要語(Unit 1~3)
・中学英語教科書で学習する語の中で高校英語に欠かせない300語を復習
②Level 1 高校基礎語(Unit 4~6)
・中学・高校の教科書で学習する300語
(語彙力を中学レベルから高校基礎レベルに引き上げ)
③Level 2 センター入門(Unit 7~9)
・高校教科書で学習する300語
④Level 3 センター基礎(Unit 10~12)
・高校教科書で学習する語彙のうち、センター試験までには押さえておきたい300語
(Level 2と3を通して、センター試験基礎レベルに相当する単語を学習)

このように、中学→高校基礎→大学入試へと段階的にレベルアップし、“橋渡し”となる単語帳である。

3. 【効率よく】⇒品詞別・意味別そして重要語ループ方式の採用
☆「覚えやすさ」と「記憶定着率」を重視
・「覚えやすさ」⇒中学重要語では品詞別として、高校基礎語からは意味別を中心にグループ分け
・「記憶定着率」⇒見出し語として出てきた単語を1つ以上のUnitを隔てて(例:Unit 1で使われた単語はUnit 3以降に登場)、他の見出し語の例文の中で使われるというZ会独自のループ方式が採用されているという。
(このループ方式は動詞を中心とした重要単語に焦点を合わせている)
つまり、一度出てきた見出し語の多くは、別のUnitの他の例文中で繰り返し登場する、無限連鎖(Endless Loop)方式を採用している。だから、記憶の定着率は格段にアップするそうだ。

4. 【広く】⇒基礎熟語の習得
・大学入試で基礎となる語彙力」には基礎熟語の習得も不可欠
(基礎熟語を段階的に各ユニットの末尾に掲載)

5. 【深く】⇒普遍的な英語活用力を向上
・習得した単語や熟語が読解や英作文で力が発揮されてこそ単語や熟語を習得する価値がある
⇒単語からフレーズ、そしてフレーズを使った例文へと発展していくことによって、英語の応用力を身につけることができる
・例文にも疑問文・話法などの点でバリエーションをもたせてあるので、読解や英作力の向上に繋がる
・各フレーズ・例文は大学入試で出題される英文を参考にして作成されている
・英語のネイティブスピーカーが使う自然な英文という条件にも当てはまる
(→リスニングとスピーキングの力をつけることになる)

6. 【Plus 1】⇒斬新な音声学習法
・耳・目・口を連動させる音声教材により、センター英語リスニング入試で必要なリスニング力の習得、さらにはスピーキング力の開発がなされる

(温井史朗/岡田賢三『音読英単語 入門編[改訂版]』Z会出版、2016年[2008年初版]、2頁~3頁)


差がつく基本動詞


差がつく基本動詞としては、12個が取り上げられている。
すなわち、go, come, have, get, give, take, bring, put, keep, make, see, hearの12語である。
それらのうち、come, have, get, takeの4語について、紹介しておこう。

①come 基本イメージ「来る、近づく、~になる」
▶ 「来る」
He came to see me yesterday. 彼女は昨日私に会いに来た。
▶ 「(相手の方に近づいて)行く」
I'm coming soon. すぐにおうかがいいたします。
▶ 「~になる」
Your dream will come true. あなたの夢は実現するだろう。
※「~になる」を表すcomeの後に来る形容詞は、true, aliveなど、いくつかのものに限られる。
■comeを使った熟語
▶ come across 「~に出くわす、~を偶然見つける」
I came across this book at that shop. 私はあの店でこの本を偶然見つけた。
▶ come up with ~ 「~を思いつく」
When did you come up with such an idea? そのような考えをいつ思いついたのですか。
▶ come to do... 「…するようになる」
How did you come to know him? どうして彼と知り合いになったのですか。
▶ when it comes to doing... 「…ということになると」
When it comes to tennis, nobody can beat him. テニスとなると誰も彼に勝てない。

②have 基本イメージ「自分のものになっている状態」
▶ 「~を持つ」
I have a lot of good friends. 私はたくさんのいい友達を持っている。
▶ 「食べる、飲む」
I had breakfast early in the morning. 私は朝食を朝早くに食べた。
▶ 「(病気に)かかる」
My daughter has a cold. 娘が風邪にかかっている。
▶ 「経験する」
We had a lot of fun today. 私たちは今日は楽しいことがたくさんあった。
■haveを使った熟語
▶ have to do.. 「…しなければならない」
You have to start by noon. あなたは正午までに出発しなければならない。
▶ have only to do..「…しさえすればよい」
You have only to tell the truth. あなたは本当のことを述べさえすればいい。
▶ have something to do with~「~と何か関係がある」
Do you have something to do with the event? あなたはその出来事と何か関係があるのですか。
※have nothing to do with ~「~の何の関係もない」
▶ have difficulty (in) doing.. 「…するのに苦労する」
She had no difficulty solving the problem. 彼女はその問題を難なく解いた。

③get 基本イメージ「自分のものにする行為」
▶ 「~を手に入れる」
Finally I got the concert ticket. ついに私はそのコンサートのチケットを手に入れた。
▶ 「~を取る」
I got a good score on the math test. 私はその数学のテストでいい点を取った。
▶ 「~(の状態に)なる」⇒「~になる」
She got angry when she heard the news. 彼女はその知らせを聞いて腹立たしくなった。
▶ 「~に…させる」(get~to do..)
I got my son to do the job. 私は息子にその仕事をさせた。
■getを使った熟語
▶ get on ~「~に乗る」(⇔get off~「~を降りる」)
Buy a bus ticket before getting on a bus. バスに乗る前にバスの切符を買いなさい。
▶ get away 「逃げる」
They tried to get away from the police. 彼らは警察から逃げようとした。
▶ get to ~「~に到着する」
We got to the airport at night. 私たちは夜、飛行場に到着した。
▶ get to do..「…するようになる」(≒come to do..)
I was getting to like them. 私は彼らを好きになってきていた。
▶ get up 「起きる」
"Get up, Jim. You are going to be late." 「ジム、起きなさい。遅刻するわよ。」


④take 基本イメージ「(自分から進んで何かを)取る、(一緒に)行く」
▶ 「~を取る」
She took the first prize in the contest. 彼女はコンテストで1等賞を取った。
▶ 「~を受け取る」
He didn't take any money from me. 彼は私からお金を受け取らなかった。
▶ 「連れて[持って]行く」(⇔bring「連れて(持って)来る」)
I took my son to the zoo yesterday. 私は昨日息子を動物園に連れて行った。
▶ 「(時間、労力などが)かかる」
How long does it take to get to the station? 駅までどれぐらい時間がかかりますか。
■takeを使った熟語
▶ take off 「①離陸する、②~を脱ぐ」
①Our flight took off on schedule. 私たちの飛行機は予定通り離陸した。
②Take off your shoes when you enter the house. 家に入る時には靴を脱ぎなさい。
▶ take after~「~に似ている」
She takes after her grandmother. 彼女はおばあさんに似ている。
▶ take to~「~が好きになる」
I began to take to her family. 私は彼女の家族を好きになり始めた。
▶ take it easy 「気楽にする」
He said to us, "Take it easy." 彼は私たちに「気楽にしなさい」と言った。

重要単語で英作文トレーニング


「重要単語で英作文トレーニング」には、次のような単語と例文が載っている。

No.301 destroy 「を破壊する」
自然は我々の文明を破壊するほどの力を持っている。
Nature has enough power to destroy our civilization.

No.426 likely 「<be likely to do>…しそうである」
私たちの新しい計画は近い将来成功しそうだ。
Our new project is likely to succeed in the near future.

No.512 affect 「に影響を与える」
あなたは喫煙が健康にどんな影響を与えるか知っていますか。
Do you know how badly smoking affects your health?

No.575 argue 「議論する」
私たちは人生の意味についてクラスの仲間と論じ合った。
We argued with my classmates about the meaning of life.

No.685 depend 「~次第である」
人の性格は、ある程度はその人の環境によって決まる。
A person's character depends on the environment to some degree.

No.1097 preserve 「を保護する」
私たちは自然環境と野生動物を保護するよう努めるべきだ。
We should try to preserve the environment and wild animals.

No.1142 evidence 「証拠」
彼がその事件に関与しているという確固たる証拠が何かありましたか。
Was there any firm evidence that he was involved in the case?


1,200語を品詞別・意味別に分けた場合


本書の「はじめ」にも明記してあったように、この単語帳は、中学重要語からセンター基礎語まで段階的に学べるように、見出し語1,200語を4つのレベルに分類されている。

①Level 0 中学重要語(Unit 1~3)
・中学英語教科書で学習する語の中で高校英語に欠かせない300語を復習
②Level 1 高校基礎語(Unit 4~6)
・中学・高校の教科書で学習する300語
(語彙力を中学レベルから高校基礎レベルに引き上げ)
③Level 2 センター入門(Unit 7~9)
・高校教科書で学習する300語
④Level 3 センター基礎(Unit 10~12)
・高校教科書で学習する語彙のうち、センター試験までには押さえておきたい300語
(Level 2と3を通して、センター試験基礎レベルに相当する単語を学習)

このように、中学→高校基礎→大学入試へと段階的にレベルアップし、“橋渡し”となる単語帳である。

1,200語を品詞別・意味別に分けた場合、次のようになっている。

『音読英単語 入門編[改訂版]』Z会出版
Level 0 中学重要語(Unit 1~3) 通し番号
動詞① No.1~25
動詞➁ No.26~100
名詞① No.101~125
名詞➁ No.126~150
名詞③ No.151~175
名詞④ No.176~200
形容詞① No.201~225
形容詞② No.226~250
副詞・前置詞 No.251~275
熟語 No.276~300
   
Level 1 高校基礎語(Unit 4~6)  
人の行動を表す動詞① No.301~325
人の行動を表す動詞② No.326~336
精神・感情・思考に関わる語① No.337~350
精神・感情・思考に関わる語② No.351~362
日常生活の動詞 No.363~368
日常生活に関する語① No.369~375
日常生活に関する語② No.376~387
身体・健康に関わる語 No.388~396
時に関する語 No.397~400
環境問題に関する語 No.401~407
物や人の状態・性質を表す語① No.408~425
物や人の状態・性質を表す語② No.426~443
言語・芸術・文化に関する語 No.444~450
科学・自然に関する語 No.451~460
数・質量を表す語 No.461~469
学問・研究に関する語 No.470~474
社会・政治に関する語① No.475
社会・政治に関する語② No.476~492
場所・位置関係を表す語① No.493~500
場所・位置関係を表す語② No.501~510
動き・変化を表す動詞① No.511~525
動き・変化を表す動詞② No.526~529
頻度・程度・対比を表す語 No.530~540
建築物を表す語 No.541~545
職業・人間を表す語① No.546~550
職業・人間を表す語② No.551~557
工業・農業・経済活動に関する語 No.558~569
討論・議論を表す語 No.570~575
熟語 No.576~600
   
Level 2 センター入門(Unit 7~9)  
人の行動を表す動詞 No.601~607
人の精神・感情・思考を表す動詞 No.608~617
拒否する・許可する動詞 No.618~620
動き・変化を表す動詞① No.621~625
動き・変化を表す動詞② No.626~636
物や人の状態・性質を表す語① No.637~650
物や人の状態・性質を表す語② No.651~671
人の活動に関する語 No.672~675
日常生活の動詞 No.676~693
日常生活に関する語① No.694~700
日常生活に関する語② No.701~709
価値・利点に関する語 No.710~713
人間の身体・健康に関する語 No.714~720
社会・政治に関する語 No.721~725
性格・感情に関する語 No.726~740
要求・主張・意見に関する語 No.741~746
時・社会に関する語① No.747~750
時・社会に関する語➁ No.751~755
学問・研究・調査に関する語 No.756~766
数・量を表す語 No.767~775
程度・頻度を表す語 No.776~787
自然・地形・場に関する語 No.788~800
動植物に関する語 No.801~808
科学に関する語 No.809~813
産業・経済活動に関する語 No.814~823
論理展開を示す語 No.824~825
文化・スポーツ・芸術に関する語 No.826~830
人に影響を与える動詞 No.831~837
文学に関する語 No.838~844
位置関係を表す語① No.845~850
位置関係を表す語② No.851~853
形・形状を表す語 No.854~858
情報・意志の伝達に関する語 No.859~863
職業・仕事に関する語 No.864~870
戦争・犯罪に関する語 No.871~875
熟語 No.876~900
   
Level 3 センター基礎(Unit 10~12)  
人の行動を表す動詞 No.901~918
認識・精神・感情を表す動詞① No.919~925
認識・精神・感情を表す動詞② No.926~930
人間・職業に関する語 No.931~942
物や人の状態・性質を表す語① No.943~950
物や人の状態・性質を表す語② No.951~968
人の感情・性格に関する語① No.969~975
人の感情・性格に関する語② No.976~986
学問・研究に関する語 No.987~1000
段階・程度・順序を示す語 No.1001~1005
社会問題・犯罪に関する語 No.1006~1017
人に働きかける動詞① No.1018~1025
人に働きかける動詞② No.1026~1034
身体・健康に関する語 No.1035~1041
食べ物・食習慣に関する語 No.1042~1046
動き・変化を表す語① No.1047~1050
動き・変化を表す語② No.1051~1060
日常生活に関する語 No.1061~1075
社会・組織に関する語 No.1076~1083
産業・経済活動に関する語 No.1084~1093
自然・環境に関する語 No.1094~1100
場所・位置関係を表す語 No.1101~1111
政治に関する語 No.1112~1119
文化・スポーツ・芸術に関する語 No.1120~1125
関係・状況に関する語 No.1126~1128
戦争・紛争に関する語 No.1129~1134
主張・要求を表す語 No.1135~1140
法廷・裁判に関わる語 No.1141~1145
言語・文法に関する語 No.1146~1150
正誤・賞罰を表す語 No.1151~1155
情報伝達・メディアに関する語 No.1156~1159
交通・乗り物に関する語 No.1160~1164
宗教・精神に関する語 No.1165~1168
物質を表す語 No.1169~1172
数・量を表す語 No.1173~1175
熟語 No.1176~1200

上記の中でも、「環境問題に関する語」(No.401~407)は注意しておいてよい。
No.401 global (形)地球(規模)の
No.402 damage (名)損害、損傷、(他)に損害[損傷]を与える
No.403 environmental (形)環境の
No.404 fuel (名)燃料
No.405 garbage (名)ごみ
No.406 plastic (名)プラスチック、ビニール、(形)プラスチック製の
No.407 pollution (名)汚染、公害

注目すべき例文


例文の中には、現代的な課題をテーマにした例文があり、注目される。
例えば、環境問題、地球温暖化、温室効果ガスといってテーマを扱った例文がある。
No.1009  issue(名)問題、発行、(他)を発行する
The environmental issue was one of the main themes at the international meeting.
環境問題が国際会議の主なテーマの1つであった。

No.635  rise (自)昇る、上がる、(名)上昇
The earth's average temperature has risen by about half a degree since 1900.
1900年以来、地球の平均気温は約 0.5度上がっている。

No.750 immediate(形)即座の、差し迫った
We should take immediate action to stop global warming.
地球温暖化を止めるために即座に行動を起こさねばならない。

No.780  level(名)程度、水準、段階、高さ、(他)を平らにする、を平等にする
As the Earth warms, sea levels are rising at a faster pace than before.
地球が温暖化するにつれ、海水位が以前より速いペースで上昇している。

No.1080  conference(名)会議、協議
They held an international conference to discuss global warming.
彼らは地球温暖化について討論するために国際会議を開いた。

No.810  gas(名)気体、ガソリン
A large amount of greenhouse gases is given off every year.
多量の温室効果ガスが毎年放出されている。

No.148 グローバル化(グローバリゼーション)


環境問題にしても、グローバル化にしても、現代的なテーマを取り上げるのは、Z会出版編集部の基本方針であることが推察できる。
英語以外にも、現代文においても、グローバル化をZ会出版編集部は現代文のキーワードに入れている。
例えば、次の参考書に見られる。
〇Z会出版編集部編『現代文 キーワード読解[改訂版]』Z会出版、2005年[2015年版]

【Z会出版編集部編『現代文 キーワード読解[改訂版]』はこちらから】

現代文キーワード読解[改訂版]

No.148 グローバル化(グローバリゼーション)
"物事が世界的・地球的になっていく動き。
国際化という傾向はあくまで「国家」を中心としているが、グローバル化は国家や国境に関係なく、物事が地球的規模で展開することを言う。"
(Z会出版編集部編『現代文 キーワード読解[改訂版]』Z会出版、2005年[2015年版]、237頁)


「入試でキーワードをチェック!」には、
間宮陽介「グローバリゼーションと公共空間の創設」から、次のような評論が引用されている。
(出題:新潟大学・人文学部)

「国際化」を英語でいえば、internationalizationということになろう。
internationalとはnationとnationをつなぐ(inter)という意味である。
がんらい異質なあるものとあるものを「つなぐ」というのがinterという接
頭辞である。日本、アメリカ、韓国、中国、これらの国々には似た面もあれば
異なる面もある。すべての面で同じであれば国と国をつなぐ必要は生じない、
違った面があるから国と国をつなぐ、すなわち国際化する必要が生じるわけで
ある。
 「国際化」に対して、「グローバル化」にはもともと違っているものを同
質化するという含みがある。ボーダレス化する、国境をなくすとは、国と国を
分け隔てる障害を取り除き人や物の往き来を自由にするということを通り越し
て、当の異質性を消去する、そうしたニュアンスがグローバル化という言葉に
は含まれているのである。
(間宮陽介「グローバリゼーションと公共空間の創設」)
(Z会出版編集部編『現代文 キーワード読解[改訂版]』Z会出版、2005年[2015年版]、236頁)

要するに、国際化は、がんらい異質な国同士をつなぐという意味をもつ。それに対して、グローバル化には、境界をなくして異質性を消去するというニュアンスがある。
間宮陽介氏はこのように主張している。






























































































































































































































































































































































































































































































『音読英単語 入門編[改訂版]』Z会出版
Level 0 中学重要語(Unit 1~3) 通し番号
動詞① No.1~25
動詞➁ No.26~100
名詞① No.101~125
名詞➁ No.126~150
名詞③ No.151~175
名詞④ No.176~200
形容詞① No.201~225
形容詞② No.226~250
副詞・前置詞 No.251~275
熟語 No.276~300
Level 1 高校基礎語(Unit 4~6)
人の行動を表す動詞① No.301~325
人の行動を表す動詞② No.326~336
精神・感情・思考に関わる語① No.337~350
精神・感情・思考に関わる語② No.351~362
日常生活の動詞 No.363~368
日常生活に関する語① No.369~375
日常生活に関する語② No.376~387
身体・健康に関わる語 No.388~396
時に関する語 No.397~400
環境問題に関する語 No.401~407
物や人の状態・性質を表す語① No.408~425
物や人の状態・性質を表す語② No.426~443
言語・芸術・文化に関する語 No.444~450
科学・自然に関する語 No.451~460
数・質量を表す語 No.461~469
学問・研究に関する語 No.470~474
社会・政治に関する語① No.475
社会・政治に関する語② No.476~492
場所・位置関係を表す語① No.493~500
場所・位置関係を表す語② No.501~510
動き・変化を表す動詞① No.511~525
動き・変化を表す動詞② No.526~529
頻度・程度・対比を表す語 No.530~540
建築物を表す語 No.541~545
職業・人間を表す語① No.546~550
職業・人間を表す語② No.551~557
工業・農業・経済活動に関する語 No.558~569
討論・議論を表す語 No.570~575
熟語 No.576~600
Level 2 センター入門(Unit 7~9)
人の行動を表す動詞 No.601~607
人の精神・感情・思考を表す動詞 No.608~617
拒否する・許可する動詞 No.618~620
動き・変化を表す動詞① No.621~625
動き・変化を表す動詞② No.626~636
物や人の状態・性質を表す語① No.637~650
物や人の状態・性質を表す語② No.651~671
人の活動に関する語 No.672~675
日常生活の動詞 No.676~693
日常生活に関する語① No.694~700
日常生活に関する語② No.701~709
価値・利点に関する語 No.710~713
人間の身体・健康に関する語 No.714~720
社会・政治に関する語 No.721~725
性格・感情に関する語 No.726~740
要求・主張・意見に関する語 No.741~746
時・社会に関する語① No.747~750
時・社会に関する語➁ No.751~755
学問・研究・調査に関する語 No.756~766
数・量を表す語 No.767~775
程度・頻度を表す語 No.776~787
自然・地形・場に関する語 No.788~800
動植物に関する語 No.801~808
科学に関する語 No.809~813
産業・経済活動に関する語 No.814~823
論理展開を示す語 No.824~825
文化・スポーツ・芸術に関する語 No.826~830
人に影響を与える動詞 No.831~837
文学に関する語 No.838~844
位置関係を表す語① No.845~850
位置関係を表す語② No.851~853
形・形状を表す語 No.854~858
情報・意志の伝達に関する語 No.859~863
職業・仕事に関する語 No.864~870
戦争・犯罪に関する語 No.871~875
熟語 No.876~900
Level 3 センター基礎(Unit 10~12)
人の行動を表す動詞 No.901~918
認識・精神・感情を表す動詞① No.919~925
認識・精神・感情を表す動詞② No.926~930
人間・職業に関する語 No.931~942
物や人の状態・性質を表す語① No.943~950
物や人の状態・性質を表す語② No.951~968
人の感情・性格に関する語① No.969~975
人の感情・性格に関する語② No.976~986
学問・研究に関する語 No.987~1000
段階・程度・順序を示す語 No.1001~1005
社会問題・犯罪に関する語 No.1006~1017
人に働きかける動詞① No.1018~1025
人に働きかける動詞② No.1026~1034
身体・健康に関する語 No.1035~1041
食べ物・食習慣に関する語 No.1042~1046
動き・変化を表す語① No.1047~1050
動き・変化を表す語② No.1051~1060
日常生活に関する語 No.1061~1075
社会・組織に関する語 No.1076~1083
産業・経済活動に関する語 No.1084~1093
自然・環境に関する語 No.1094~1100
場所・位置関係を表す語 No.1101~1111
政治に関する語 No.1112~1119
文化・スポーツ・芸術に関する語 No.1120~1125
関係・状況に関する語 No.1126~1128
戦争・紛争に関する語 No.1129~1134
主張・要求を表す語 No.1135~1140
法廷・裁判に関わる語 No.1141~1145
言語・文法に関する語 No.1146~1150
正誤・賞罰を表す語 No.1151~1155
情報伝達・メディアに関する語 No.1156~1159
交通・乗り物に関する語 No.1160~1164
宗教・精神に関する語 No.1165~1168
物質を表す語 No.1169~1172
数・量を表す語 No.1173~1175
熟語 No.1176~1200






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