私はここ10年位はアルバイトや自営業などの頑張り過ぎによる慢性的な疲労から、実は心の調子を崩してメンタルクリニックに通い続けてきて、ずっと抗うつ薬を常飲してなんとか生きてきました。(セロトニン的な幸せの不足)
また私は非正規雇用などから結婚はできず子供は持てなくて、また地方に移り住んでいる時はなかなか仕事や地域に適応できず、人間関係は気薄な一人暮らしでかなり孤独に悩みながら生活してきたと思います。
(オキシトシン的な幸せの不足)
そして現代ビジネス社会は仕事や趣味の追求や、多くの幸福学の本は仕事などの自己実現や人の繋がりに力点がある内容が多いかと思います。
私は自分の心の不健康やリアルな人生の孤独による苦しみを二の次に、日々の仕事やオンラインで自分の人生の目的を果たすためや、かなり人の繋がりや応援に励んできました。
しかし現実での健康や繋がりの土台がボロボロになりながらそう走り続けてきて、残念ながら結果的にその中でなかなか幸せを感じにくく生きづらい時も多かったです。
(日常生活での健康や繋がりが脆弱な中で、仕事やオンラインでドーパミンやオキシトシン的な幸せを追うが、結果的にどちらもそこまではあまり満たせませんでした。)
しかしこちらの本を買って読んだら、そういう慢性的な悩みにすごく根本から解決する様な内容が書いてありました。
ずばりこの本の内容は、まずは適切な運動や食事や睡眠や頑張り過ぎない緩急をつけた努力のあり方で、健康というセロトニンが満たされる幸せから始めて、
それから自らの姿勢から努めて友達や仲間を作っていき、(コロナで今は難しいとしても)リアルな繋がり方をより大切に、お互いに助け合える様な暖かい繋がりから生まれる、オキシトシン的な幸せも充実させて、
その上で貧欲にはならずに、地位やお金や評価や仕事やライフワークや自己成長などの、ドーパミンが出る目標を追うべきという順番を書いています。
私は精神科医の医師が何千人を治療してきた経験などから書いてある、脳科学などの科学的にも妥当な内容と思います。
(私は地位財の追及をある程度はそのまま肯定する内容には、どこかシニカルですが。)
ただ私もここ数日は朝起きてから太陽の光を浴びながら自然の中を散歩したり、頑張り過ぎずにほどほどにして必要な休みを取り入れました。
すると久方感じたことのない、セロトニン的な爽やかさやすごく気持ちのいい心身の状態になり、この本の効果をすごく実感しました。
しかしその後に休日にまた自堕落からひどい低迷に陥っていたら、友人から連絡があり久しぶりに対面で会い、励まし合う様な暖かい交流をもてて、オキシトシン的な幸せを深く感じました。
今後はこういうあり方をベースにより大切にしていけば、今までの多くの幸福学にある様な仕事などの目標を、ムリなく追える様になるだろうと思います。
現代に多い過労や孤独に悩む様な皆様に、こちらの本を強くお勧めします!
こちらの本を読むとすごく生きやすくなり、また幸せとは大きな目標を達成した様なはるか彼方にあるというより、日常で頑張りすぎず健康や人との繋がりや小さな達成を大切に生きる中でも、しみじみと感じられることを実感できると思います。