人と地位を比べてしまい、すごく落ち込んだ私に救いになった本です。
私は最近、安岡正篤やチェゲバラや松下幸之助が言う様に、「社会を本当に変えたいなら、社会の諸制度を変えるだけでなく、人間が新しい人間にならないといけない。」と言う、そういう新しい人間像の定義について学び研究して実践したいと思いました。
安岡正篤の定義は、ガンジーみたいな自分が現代の社会問題の答えをなるべく生きる様な、一燈照隅の精神かと思います。
またインターネットで調べると、ゲバラの新しい人間とは、貧しい弱い立場の人達を救える様な人間を言うのかと、今は非常に一部しか理解していませんが思いました。
また松下幸之助の言う新しい人間とは、私はこちらの本を読んで簡単に思った要約は、「宇宙や自然などの摂理は生成発展で、しかしそれに相反する現実もある。そんな中で人間はその自然の管理を司る王者であり、そのためには各人が自分の天命(天与の使命、素質、適性、能力など)を意識して、その天命を素直に適切に生かすことが求められる。また各人で異なる天命を認め合い生かし合い、平和で物心共の繁栄する社会を作るべきだ。」
と読みました。
私は体調を崩すとつい地位やお金を他人と比較してしまい、かなり落ち込んでしまいがちでした。しかしもちろんお金やそれに伴う地位も生きていく上では必要な大切な物ですが、本当に重要なことは各人が自分の天分を生かしていくあり方と、改めて気がつきました。
そう考えると仕事をしながら、自然エネルギーのご当地電力の試行錯誤や、現代社会に必要で皆が幸せを感じて、すべての人が人間として成功できる思想的な生き方のイノベーション研究や、社会運動や身近な人達の就労支援をしてきて、自分の天命をかなり果たしてきたと納得できました。
人間を考える 新しい人間観の提唱 真の人間道を求めて