私は昨日自分の悪癖を出してしまい深夜だったこともあり、かなり強い自己嫌悪と悲観主義に陥ってしまいました。
このまま堕落して立ち直れないのではないかと思い、眠りに落ちました。
しかし朝になり、まだ良くない面を抱えながら、気持ちもリフレッシュしてきましたが、この自分でも持て余す自分自身をどう支えるか、いつも愛読して自分の支え棒で参考にしているメンタル本に答えやヒントを探しました。
すると私はかなりこういう心理学系の本を持っているので、ちょうど今の自分に響く文章に出会えました。
まずは精神科医の斎藤茂太さんの
「つらい気持ちが消えていく本」(人生にムダなことなどひとつもない)でこういう趣旨の文章がありました。
「自分らしさとは自分の誇れるところだけでなく、自分の弱いところ、人よりも劣っていることろをすべて含んで自分らしさだ。
プラスの自分だけでは心のバランスが悪くなる。
プラスの自分とマイナスの自分をヤジロベーの様に、片手にプラス、片手にマイナスと、ちょうどいい平衡を保つようにしよう。
そうしてこそプラスの自分がより素晴らしいものになるし、マイナスの自分も「うまく生かす」ことも可能になる。
実際に、欠点であったことがうまく作用して、大きな成功につながった人は多い。」
また同じく精神科医の町沢静夫さんの
「こころの居心地がよくなる心理学」という本では同じ様な内容を作家のヘルマン ヘッセの例を挙げています。
「心の中に住む善と悪について。
ヘッセは自分の善なる部分と悪の部分を抱え、悪の部分をキリスト教精神からも認められず、うつになっていました。
しかしユングの弟子の精神科医に診療してもらい、人間とは善と悪とは相対的でまた相補的な両面あってこそ、自我を持って人間らしさを保てると気がつきます。
ある意味神でさえ善と悪両面持ち合わせていることを知ります。また悪の部分から創造的なことが生まれることもあり、例にゲーテの作品の「ファウスト」をあげています。
思春期にはヘッセは神学校を飛び出し、不安から家庭内暴力や自殺未遂を繰り返す様な傾向がありましたが、ヘッセは中年期にこの自分の善と悪の面も合わせて自己受容できるようになり、うつから回復していきます。」
また同じく精神科医の和田秀樹さんの「
ニート脱出」という本ではこうありました。
「人にはとても言えない様な恥ずかしい面を抱えながらも、とりあえず日常生活を送れていれば、それはそれで問題ないのはないか。」
私も自分のよくない面、弱い面、恥ずかしい面などいろいろマイナス面を抱えながら、それをむげに否定せずに、うまく自分の中で管理しながらうつにならないようにして、日常生活を適切になるべくなら毒を発せずに、健全に送っていきたいです。