「各人が厳しい時代を生き抜き活躍するために、IQ(知能指数)より、EQ(感情知能指数)の大切さについて。」
よく自己啓発の世界で言われる話で、
「IQが高いハーバード卒や東大卒の人が必ずしも社会で成功していないのに、あまり学歴が高くないのに社会で活躍している人が多いのはなぜ?」という疑問を聞きます。
それを特に最初に研究した人が90年代にベストセラーになった「EQ」著者の心理学者のダニエル ゴールドマンかと思います。
ゴールドマンは「社会で成功するにはIQよりEQだ」という.膨大な臨床実験の成果から大胆な論を提案し、社会の一大ブームになりました。
その本では進学校に通う勉強ができる「優秀」とされる生徒が、ストレス管理や自制心が持てず、教師を銃で殺してしまう実態などが書かれていました。
私も勉強しかできない社会不適応児だったので、専修大学卒業後にニートやメンタルクリニック通いをしてきたので、この理論の妥当性はかなり賛同します。
そのゴールドマンの提唱からその後にEQの研究が進み、確か現状のEQ理論では、EQの定義として、
1自分の気持ちを管理して行動を適切にコントロールできる。
2人と共感的にコミニュケーションがとれて、ある程度周りと良好な関係を築ける。
3ポジティブに物事を捉えられる。
4ストレスがあっても目標を着実に追える力。
と(確か?)されていると思います。
私は今まで転職理由は知識はあっても、自制心の欠如や情緒不安定さによる逃げ癖、人に不慣れやコミニュケーション力の未熟さ、悲観主義などで転職してきました。
一般の方達も主な転職理由は、職業技術の不足より、人間関係の理由が多いと聞きます。
その様な社会や各人の状況ですが、IQと違いEQはどの様な人でも学びにより、ある程度かなり身につけられると言います。
(上記の研究発起人のゴールドマンは、どっちかというと決定論的な、後天的にEQを高められることにシニカルな人で、その本を読んだ20代ニートの私は絶望的になったことを覚えていますが。その説は覆りEQはどの様な人にも学び可能という説が有力になりました。)
私もEQ理論を学んだりレジリエンス力を学び、コミニュケーション力はまだ未熟者ですが、長年の課題の気持ちや行動の自制心について、30代になり規則正しい生活、健康的な食事、適切な睡眠、定期的な労働への慣れで乗り越えられつつあります。
レジリエンスの学びでポジティブ思考や目標追求力も身についてきました。
私は学校で受験勉強ばかり教えて、いわゆるIQ教育ばかりさせるより、こういうEQ教育やレジリエンス教育も早いうちからすれば、もっとニートや引きこもりや犯罪に走る人も減り、活気ある生きやすい社会になるかと思います。