YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

PZ26キャブいじり

2018年01月21日 | YB125SP改造

 アマ林で購入したキャブレターPZ26をYB125SPに搭載してみ
たよ。

取付自体は旧型YBR125のVM22キャブレターと変わらないので
苦労しなかった。
ただし、スロットルケーブルや燃料蒸気還元機構の処理など、
色々苦労したよ。(この話は別の機会に)

PZ26とPZ27の比較写真。

似ているようでバルブ径などが違うので、同じ燃調にはならな
いのだ。

 入手したPZ26は無刻印のメインジェット、パイロットジェッ
トが付属していた関係で、刻印有りに比べて燃焼のスタートライ
ンが不明だから苦労しているよ。w

横倒し式のジェット類交換方法であれこれ探ってみた。
仮に決定した燃調

・パイロットジェット:35番
・メインジェット:98番
・ジェットニードルクリップ:上から3段目
・パイロットスクリュー:1回転開け

一応純正の負圧式・BS25キャブに比べて瞬発力と登坂性能は向上
したけれど、まだ満足した燃調になっていない感じもするから、も
う少しいじってみようと思う。

後日ジェット類をそろえたのでセッティングを追い込んでみた。
PZ26も面白い リンク


赤いYSSリアサス

2017年12月17日 | YB125SP改造

秘かに入手していた社外リアサスペンションに交換したよ。

YB/YBR界で大人気なYSS社のDTG 350mmハイブリッドサスペ
ンション。(ア〇ゾンで約8千円)

昔あったスタンダードモデルは青・赤の二色が存在していたけど、
このタイプになってから赤しかなみたいだ。

さて、問題は付属のカラー(金属の筒)を抜かないとYB/YBR系
にそのまま装着できない事なんだけど、カラー抜きの方法は色々
ある。
ネット検索すると幾つかの説明例はあるけれど、どうもうまく
説明してるサイトが少ない。
ここはかなり分かりやすい。
リンク バイクのリアサスのカラー交換

俺も今まで似たような方法でやっていたけど、焼き直しのつもり
で少し書く事にした。

カラーを抜きやすいように一工夫。

ドライバーを差し込んで斜めにこじると隙間が出来るので、
そこへシリコン潤滑剤スプレーをひと吹き。
全周に渡るような感じで4か所くらい行うと良い。

『電工ドライバーで抜く方法』

電工ドライバーの形状で都合よく押し出せる。
ぐりぐりと円錐運動させながら押してあげるとカラーが徐々に
抜けてくる。
半分以上抜けたら手で引っ張れば完全に抜けるだろう。

『クランプで抜く方法』

ラバーブッシュを残しつつカラーだけを押し出すのに、こんな
構成の道具類でやると簡単。
事前にドライバー方法と同じシリコンスプレー処理をする。
なお、カラーの長さはソケットより長い関係で完全に抜けない
から締め込みが急に固くなった時点で終了してカラーを手でぐり
ぐりさせて抜くと良い。

都合の良いソケットを持っていない時は、代用品を使うと良い。

例えば水道配管用の部品でホムセンで数十円。
TSユニオンソケット・16が都合よくカラーが中に入り込む。

これを17mmソケットの代わりに使うのだ。

こんな感じに作業する。
余談だけど、秘蔵の水道配管部品類。

1個数十円だから何種類も買っておいたので、こんな時に役立つ。

さて、カラーを全部抜いたから、ついでに観察してみた。

バネを押す強さを調整するためのイニシャル調整機構は裏側を
見ると分かった。
階段状の機構になっている。
調整時はガタガタと階段を越えるので、動かしやすいように
スプレーグリスかスプレーオイルを少し吹いておくと良い。

YB125SPでの交換方法はこれを見れば分かるだろう。
リンク: YBのリアサス交換について
YBR125/YX125系は単にサスを入れ替えればよい。

車体に装着。

下側はオフセット構造なので写真の通りに組むとチェーンガード
と干渉しなくなる。
反対側のサスも対称に合わせれば良い。

もう一工夫。
リンク:リアサスにシュッ! で体感したので、今回は最初から
行う事にしたよ。

上側にシリコンスプレーをシュッ!としてスプリングを回す。

下側も同様にシュッ!

これで新品時のゴリゴリ感が無くなってスルスル回るようになった。

イニシャル調整方法はこんな感じ。
俺が入手した物は最初から最強にセットされていたので、左回転
で回すと徐々に柔らかくなったよ。

6mm弱の穴が前後2箇所あるので、軸径6mmの2番・+ドライ
バーを差し込
んでカタカタ回すとスプリングを押す強さを変え
られる。

このモデルは7段階可変だ。

本当は「サグ出し(サグ調整)」を実行するのが一番だけれど、
2名以上で行うため、簡単にはできない。
好みもあるから、とりあえず1番弱くセットしておいた。

交換作業が終わったから、昼食を食べに行くついでに試走して
きた。

愛川の工業団地内で見つけた寿司屋。

半ソバ+握り寿司セット730円也。

食後にクネクネ道を徘徊。
最弱にセットしていた純正サスと比べてもギャップ通過や舗装の
つぎはぎ、減速帯で
ゴツゴツ感が随分減って走りやすくなった。
コーナリングもリアタイヤが吸い付くようになり、安心感が
増したよ。

一番弱くセットしていたが、少し路面状況がつかみにくい印象
もあったので2段硬くしてみた。
この手の調整は多めに変化させて、やりすぎ感が出たら少し戻
す方法で追い込むと分かりやすい。
結果的に最弱から1段硬めに落ち着いた。

赤いリアサスに変えてから見た目の印象も変わったね。
テールランプやサイドカバーのロゴ、ウインカーとのバランス
は良いと個人的に思う。

イニシャル調整は状況しだいなので、キャンプ道具や大荷物、
タンデム走行では硬めに変えると走りやすくなるだろう。
好みもあるので各自うまく最適な設定を見つける事を祈って
ますよ。

さて、今年もあとわずか。
注文しているフォークブーツが届けば交換し、ついでに
フォークオイルとエンジンオイルを交換すれば年内の作業は
終わる予定。


分離水の様子

2017年12月09日 | YB125SP改造

油水分離器(リンク)の話の続きで申し訳ない。
順調に水分が分離されているけれど、ちょっと気になる点が
あるのだ。

見ての通り、完全な水とはいかず少しオイルが混じって乳化して
いる。
本来はエアクリーナーボックスを介して燃焼室へと送り込まれる
はずのオイルミストの一部が落下しているみたい。

一方、分離器施工に協力していただいた方の分離水。

特に濁りも無くて綺麗な水という感じでしょ?
実は施工時にちょっとした細工をエアクリーナボックスにして
おいたのだ。

エアクリボックス内のブローバイガス還元穴はこんな感じ。

約1.5mm程度に小さな穴なので、油水分離器を付けた時の
流動抵抗と合わせてクランクケース内圧が上手く抜けないのでは?
と思って穴を少し広げたあげてたのだ。
これが上手く作用して透明水として分離されているのだろうと
思って、自分のエアクリにも同じ細工をしてみたよ。

ドリル工具の入り込む空間ではないので、手袋をはめてドリル歯
を直接回して穴を広げる。
いきなり大きな穴は開けにくいから2.0→2.5→3.0mmの順に
広げてみたよ。

さて、穴を広げた効果はこんな具合だった。

ホースはエンジンオイルで変色しているけれど、分離された水は
加工前よりも綺麗で透明になった。

これで2台の検証結果が出たので、油水分離器を付ける時には
エアクリのブローバイガス穴を広げると良いだろう。
ホンダやスズキ車のブローバイガス穴はもっと広いらしいから、
4mmくらいに広げても問題ないんじゃないかな?
しかし冬なのに湿気の多さにビックリしているよ。

以上、油水分離器の続報でした。


ライトや増強器や分離器

2017年11月19日 | YB125SP改造

押入れを漁ってYBRの時に使っていたスタンレー製のガラスレン
ズを発掘したからYBに付けてみたよ。

配光が日本国内に合わせあるので極めて視認性が良い。
これで日没が早い冬季でも少しは安心だろう。

今朝はやけに冷え込んだので、ついにキャブヒーターのLEDイン
ジケーターが点灯したよ。

温度スイッチが動作する季節になってしまったわけだ。w

寒い中、都留市の定食屋まで出かけるつもりで出発。

いつものダム湖も紅葉が終盤に近付いている。

防寒着が少し足りない着こなしで出て来たので、あまりに寒くて
都留市まで遠出するのを諦めた。
日当たりの良い公園で一休みしてから引き返した。

ガソリンを入れて燃費計算したら47km/lって値が出た。

今まで平均で45km/lだったので、遊びで付けた点火増強器が
燃費向上につながったのか?
まさかねぇ・・・
全然体感できる変化も無いのに都合よく燃費が改善されるわけな
いと思うんだ。
もう数回燃費を比較してみないと効果の有無は判断できない。

とりあえず仮止めだった固定を本格的に仕上げて、もうしばらく
様子を見る事にしたよ。
ダメだった時は分解して中身を見るのだ。w

さて、後付けした油水分離器の水捕獲量を確認。

おお、増えてる増えてる!
こうして目に見える効果は実に嬉しいし楽しい。( ^ω^ )

急激な冷え込みで遠出がおっくうになりつつあるけれど、
もう一度くらい田舎町の大衆食堂に行ってみたいもんだ。


オフセットバーライザー

2017年11月11日 | YB125SP改造

ハンドルのポジションを変更するオフセット型のバーライザーを
試してみたよ。

20mm手前、35mm上へハンドル全体が移動する部品。
検索用語 摩托车车把加高固定座
タオバオ id=530416324420

付けてみた。

以前に35mmアップのバーライザーと比べて手前にハンドルが
移動するので上半身がその分、後ろに下がってゆったりした
姿勢に変わった。
のんびり走るのに適切なポジションのような感じがする。

問題が起きた。

ハンドル移動距離が大きい関係でクラッチケーブルの長さが
足りず、引っ張られてエンジンに干渉するようになった。
左折で突っ張り感が発生して、これでは使えない。
俺が今使っている社外ハンドルではクラッチケーブル長をもう
5~10cm長い物に換装する必要がある。ゼファー750用の社外
ケーブルでも探せば見つかるだろう。


って事で、元の35mmのみアップのバーライザーに戻したよ。w

バーライザーの使い道を考えてみると、ヨーロピアンやコンチネ
ンタル型、コンドルやスワロー型ハンドルに交換した時に、予想
外な前傾姿勢に疲れを感じるとか、ライダーの体格の関係でノー
マルでも前のめりになって少ししんどい時に使い、フォームを
改善するためには有効だと思うよ。
また、小柄なライダーが大き目のバイクを購入した時に、腕が
突っ張って旋回しにくいと感じたら試してみる価値もある。

結果的にうちのYBにはこのまま使えないけど、後々別の
ハンドルへ交換した時には出番が来ると思う。
ハンドルバーライザーを3種類試してみて、やっと好みの型が
見つかったからヨシとしよう。


その後の油水分離量

2017年11月04日 | YB125SP改造

朝一に問題だったフロントブレーキパッドを愛用の青パッドに
交換して出かけたよ。

走り出して10分もしないうちにグイグイ食いつく。
これなら大きな握力を必要とせず、とっさに急ブレーキをかけても
ピタリと止まれそうだ。

昨日は山道ばかり走ったので、今日はダラダラと平地を走って
過ごした。

なんとなく向かった先は八王子市の山奥。
途中で何やら苔むした鳥居を発見。
瀧蔵(りゅうぞう)神社って所で、霊験あらたかな雰囲気が
漂う。
家内安全を祈ってきた。

帰宅直後に後付けの中華油水分離器の捕獲量を見てみたら、
驚くほど溜まっていた!

たった1か月の走行でこんなに水分がエンジンから排出されるんだな。
やはり冬季はエンジンオイルのエマルジョン(乳化)が起きやすい
のは本当の事だ。
パイプ内径から計算したら約6ccの水分量。
もう少し溜まるのを楽しんでから蓋を外して捨てようと思う。

気象条件しだいだけど、他の方で同様に分離器を装着した例で
も3日間の通勤で約2cm溜まった写真を公開していたので、仲
間内では必須アイテムになりつつあるのだ。


バーライザーとソフトグリップ

2017年10月28日 | YB125SP改造

朝起きたら曇り空だったので、急いで支度してハニトラな購入品
取り付けたよ。まさに朝飯前!

35mmアップのハンドルバーライザー。

ハンドルバーをそのまま少し上へ上げる便利な部品。

二種類の高さを購入してたので細かい調整ができる。
最初は高さを大きく変えて違いを明確にして、運転してて高すぎ
ると思ったら低い物に入れ替えて追い込む予定だ。

取付方法。

中にステム側固定用のボルトが隠れている構造。

高い方のバーライザーは28.5mm/22.2mm兼用なので、付属の
シムを挟んでハンドルバーを固定した。
社外品の28.5→22.2mmテーパーハンドルはシムを外せば使えるの
で便利な仕様だね。

これで社外ハンドルバーの高さが純正とほぼ同じ感じに収まった。

パッと見、特に変な感じに見えない仕上がり。

ついでに社外品ソフトグリップを装着。

非貫通構造だけどカッターで穴を設けて付けた。

長さが純正125mmよりも短い120mmだが、バーエンドや
ハンドガードと兼用すれば問題なし。
握った感じはソフトなのに硬いというTIMTIMのような感触。w
表面が鮫肌(梨地)なのでけっこう滑りにくく、太さも握りやすい
感じ。
国内入手できるグリップは2~3千円するので、たった200円程度
でこの品質ならばオマケ輸入しても損は無いと思うよ。

雨が降り出しそうな中、30分だけうろうろ試走してみた。
前に比べて腰の負担が軽減されたような気がするし、最小Uターン
が極めてやりやすくなったよ。
グリップの感触も良くてスロットル操作も行いやすい。

もっと色々な条件で長く走り込んでみないと分からない部分も
あるだろう。
来週末の天気に期待するしかないなぁ・・・

以上、雨が降っていない貴重な時間を使い、急いで施工したバーラ
イザーとハンドルグリップでした。


ローターカバー交換

2017年10月10日 | YB125SP改造

だれも待っていないと思うけれど、エンジンのローターカバーを
交換したのでザックリ紹介するよ。

YB125SPとYBR125の2013年式以降などからローターカバーに
あった真ん中のサービスホールが廃止されて、タペット隙間調整や
カムシャフト周辺などの整備や改造、修理が極めてやりにくくなった。
オイルを抜かなければこの手の作業ができず、都合の良いオイル交
換タイミングなんかめったに無いから解決策を実行してみたのだ。

用意したのは
・YBR125(初代~2011年式)のローターカバー
 タオバオid=522671597403
・サービスホールの蓋(大小)
 id=45834170005 (大小各一个)
・サービスホールのOリング(大小)
 
 Oリングは国内で入手可能で安いし高品質
 93210-14369 (小)
 93210-32172 (大)
・交換用エンジオイル1L

・念のためにローターカバーのガスケット(結局使わず)

★後日、ローターカバーのフルセット販売を発見した。
タオバオid=520650014881

この方が手間がかからずお得だと思う。


ローターカバーの内側の仕上げが荒くて、バリが残ってる。

カッターの背やスクレーパー、目の細かい棒ヤスリなどで全て
のバリを削り取る。

室内作業なので、のんびり観察しながら丁寧に処理できた。
一応ついでにネジ穴の山をタップでさらってみたけど、予想を
裏切りちゃんとした山が切ってあったよ。
最後に屋外に出てパーツクリーナーで細かいカスやゴミを洗い
流した。

とりあえず、オイルを抜く。

油水分離器のおかげか、綺麗な飴色のエンジンオイルが出て来た。

スプロケットカバー外し、ローターカバーの溝に埋め込まれた配
線を外す。

一部が接着剤で固定されていたから配線カバーが破れてしまった。
意外と丁寧な製造工程だな。

ローターカバーのボルトを外す。

それぞれのボルト長が違う場合があるので、穴位置が分かるように
並べておくと良い。

これをやらないと後で苦労するよね。(経験者談)

ローターカバーをプラスチハンマーでコンコン叩きながら真っ直ぐ
引き抜くと偶然にもガスケットが綺麗に剥離してくれた。

破損が無いのでこのまま再利用しちゃった。w
今後は無いと言えないカバー外しの時のために、両面にシリコング
リスを薄く塗って固着防止処理をしておいた。

ローターカバー内から出ているピックアップコイルと発電コイルの
配線を外す必要が起きた。
あれこれ観察した結果、結局燃料タンクまで外す事になっちまっ
たよ!

バッテリーボックスも邪魔してたのでボルトを3本抜いて隙間を
作り、タンク下に収納されてるピックアップコイルと発電コイル
のコネクタを分離した。

元のローターカバーから配線を外す。

抜けにくいと思ったら配線パッキンにシーラント処理されていた。

発電コイルやピックアップコイル、配線押さえ金具のボルト類
を抜く。
これらのボルト類は緩み止めの「ネジロック」が塗布されてたか
ら、その固さのためにかなり慎重に回して外した。
中途半端な工具や作業だとダメと感じる箇所だったよ。

各部品を穴付きカバーへ移植する。
ネジロックが手持ちに無かったので、トルクレンチで指定トルク締め
しておいた。まあ大丈夫だろう。w
配線パッキンもシーラントを用意していなかったのでそのまま。
ダメだったら後でやり直そう。(後日確認してオイル漏は無い)

ローターカバーをエンジンに付ける。
ダウウェルピンの付け忘れの有無は超要確認。
当然少しずつの対角締めで、仕上げは指定トルク10Nm

ところが除けていたシフトインジケーター用配線がカバーの溝に
収まらない!
2011年式YBRまではシフトインジケーターが無いから、この配線
はニュートラルインジケーターのみの細い配線なのだ。
だから収納溝が細い。

転んでもただでは起きぬ。

破れた配線カバーに「ハーネステープ」を巻いて保護し、ロータ
ーカバーの脇に「短冊状に切った強力両面テープ」で貼り付け、
スプロケットカバーを邪魔しない位置に結束バンドでまとめた。
こうすれば高回転で回るチェーンとの離隔距離が確保されて安全。

交換したローターカバーのおかげでセンターホールに17mmのソ
ケットレンチを入れてマグネットローターを回す事ができるように
なった。

これなら作業のためにわざわざエンジンオイルを抜く事をしなくて
済む。
気軽にハイカム化なんかできるだろう。(簡単にできるとは言って
いない)

最後にホールキャップを「軽く」締めこみ、スプロケットカバー
を戻して「必ずエンジンオイルを入れて」から完成。

エンジン分解や一部整備の経験者なら難易度:低。
まったく無いなら難易度:高
それでもやりたい人で工具がそろっててエンジン構造が共通なYBR1
25の
英文サービスマニュアルを参照して、十分予習と理解をしてから
の作業なら難易度:中

このページだけで実行するのはちょっとキケンだと思う。
当ブログは丁寧な作業マニュアルでは無いのだ。

以上、前から実行したかったローターカバー交換の様子でした。


油水分離器

2017年10月01日 | YB125SP改造

やっとデータ取りが完了したので温めていたネタを書いてみるよ。
この謎の部品について。

タオバオを徘徊した時に偶然見つけた油水分離器。
ID番号 534448630859 19.5元(約400円)
説明書きを見ると、どうやらエンジンに付けてブローバイガス中の
水分を分離してエンジンオイルの乳化(エマルジョン)を抑えて
オイル寿命を伸ばし、エンジン保護に役立つらしい。

ちょっと眉唾物な部品だと思ってたら、中国のバイク乗りが
水分が溜まった排水パイプの画像を公開していたのを見つけて
速攻で輸入したのだ。w

実物を手に入れた。

想像したよりも大きい部品で、これ本当に付けられる空間はあるのか?

興味津々で内部を見てみる。

観賞用水槽のフィルターと同じような物が仕込まれていた。

エンジン側から来るホースの受け部分。

何か意味がありそうな格子状構造になっていた。

なるほど、さっぱりわからん!

問題はYB125SPのブローバイガス還元ホースの径で、この製品
のホースだと太すぎてガバガバになって付けられない。
こういう訳で数週間放置してたけれど、ある時ふと思いついた。

エンジン付属のブローバイガス還元ホースの上にかぶせるように
すればどうにか付くのではないか?

善は急げで実行してみたよ。

偶然純正ホースと同じ径の物がジャンク箱にあったから、長さ20mm
に切って太さ合わせに使う。

エンジン側。


エアークリーナーボックス側。

これで何とか行けるかな?

できた!

差し込み部分が入りやすいようにシリコンオイルを塗ってから
装着し、固定バンドでちゃんと気密保持に成功したよ!

フィッティング。

排水ホースも少し切って位置合わせしてみた。

排水ホースがぶらぶらするのでタイラップで固定。

分離された水分がここに溜まる予定。

もしも水が溜まったら適当なタイミングで止水栓を外して捨てれば
良い。
なんだかワクワクしてきたぞ!w

せっかくなので、エアークリーナーボックスに標準装備されている
ドレンキャップも掃除しておくことにした。

あ、少しオイルが溜まってる。

環境によってはここに水分も溜まってオイルが白く濁る乳化と
いう現象(エマルジョン)が目視できる。

エアークリーナーボックス内も確認。

ブローバイガス中の油分がこの小さな穴から出てくるので、定期的
に確認と清掃をすると良いらしい。

他者だけど実際にエマルジョンを起こした例。

短距離シビアコンディションや豪雨の中の長時間移動で調子が
悪くなり、開けてみたらこの状態だったとの事。

キャブレターの吸気側を見てみた。

霧化して入り込んだエンジオイルで少し汚れていた。
エアクリボックスと共の掃除して閉じた。

さて、この分離器を装着して約1ヵ月運用をしてたので、その
効果を確認してみたら・・・

排水ホースの一部に薄っすらと水滴を確認。
夏の終わりごろの急な寒波と今にも雨が降り出しそうな天気の日に
湿度で結露したエンジン内の水分が、ブローバイガスと共に排出
されて分離・落下してきたようだ。

エアークリーナーボックス内の様子。

やはり霧化したオイルが入り込んでいるけれど、前回と比べて
量が少ない。

キャブレターの吸気側も確認。

これも前回より汚れが少ない。
油水分離器の位置関係で霧化オイルがエアークリーナーボックス内に
入る前に阻止されているのだろう。
でもまだ半信半疑なのだ。

って事で、今度はエンジンオイルの乳化で悩んでいた読者様の
P氏のYBR125に装着実験をする。

太さの補正ホースに市販の耐油ホースを使ってみた。

内径9mm、外径13mmの燃料用耐油ホースで、ホムセンのホース
売り場でよく見かけるタイプ。10cm単位の切り売りが可能だった
ので20cm買っておいた。
これを先ほどと同様に20mm切って使う。

P氏のYBRに装着。

問題なし。

油水分離器を組み付ける。

排ガス浄化用AIS機構のパイプが装着されている状態でも
問題なく油水分離器を付ける事が出来たよ。

YBRのサイドカバーとの干渉は大丈夫?

ギリギリ収まってる。
少しホースを押している感じだから、気になるならサイドカバー
の干渉部分を5mmくらい切ってあげれば良いと思う。

さて、これを施工し1週間が経ち、P氏の排水ホースを目視。

すごい! 水分がしっかり分離されて溜まってる。w
1週間中、長距離+通勤雨天日1日の運用の約400㎞でこの量が
分離されていたのだ。

止水栓には水溜り。
これがドンドン溜まって行って、適当な時期に排出させれば
良いのだ。
押入れの除湿剤の溜まり具合みたいに楽しめるだろう。w

P氏の運用事例では通勤1.5kmの5分程度の繰り返しによる
超短距離シビアコンディションで、エンジンの暖気が済む前に
停止させるの繰り返し。
結露水分が蒸発・燃焼する前に停止するから分離水が多いの
だろう。
通常の構造ではこの水分の一部がエンジン内に戻ってしまうた
めに、シビアコンディション車の冬季運用時はエンジンオイルが
カフェオレ色に乳化しやすくて、その潤滑性能が著しく低下する。
だから短距離シビアコンディションは夏季よりも冬季のオイル
交換サイクルを短めにするように、整備士が助言する事が多いのだ。

怪しい油水分離器の効果が二例確認できたから、中国のバイク部品
界は凄いなあ・・・って思っていた所、市販車に採用されている例を
発見した。

建設ヤマハのメイト系の車種。
タイカブのWAVEシリーズのようなスポーティな感じの車種で、
別件でパーツカタログを眺めていたら見つけてしまった。

つまりタオバオで見つけた油水分離器はバイクメーカーが正式に
採用している機構なのだった。

これで安心して運用できる。
低温・高湿な日に結露が起きるであろう冬季運用時は、キャブヒー
ターと共にこの油水分離器が効果を発揮できると良いなあ・・・
って思ったしだいであります。

ところで、この製品を眺めているうちにこんな部品で簡易的な
油水分離器をつくれないか?って思ったのだ。

ホース用のT型ジョイントで各種径は売られている。
(実は手元に1個買い置きしてあるw)

そして、こんな感じに設置してはどうか?

分離の原理が良く分かっていないが、製品を見る限りではブローバ
イガスをどこかに衝突させると、そこに水分が張り付いて水滴に
育って自重で落下するんじゃないかな?
ならばT型ジョイントやエアクリの穴周辺の壁などで水滴を捕獲して
落下したものを下で受け止める感じ。

こんな話をしていたら読者様が以前から実行してるとの報告を
受けた。
実際、排水がけっこう溜まったらしい。

T型ジョイントはホムセンのホース売り場や園芸用品関係で見かける
ので入手は楽だけど、問題は耐油・耐高温のゴムホースの入手性と
適度に曲げる加工の難易度。
これは色々調べた結果、やはり完成品を流用して長さや方向などを
工夫した方が楽で早いと個人的には思うけれど、工夫する楽しみや
適材が自宅に転がってるなら簡易油水分離器も面白いだろうね。

ホンダの現行原2エンジンに簡易分離器を付けた人が居るけれど、
やはり単純な分岐ジョイントでも効果は出るようだ。

冬季のエンジンオイル乳化が激しいらしくて、その界隈では既に
流行っているらしい簡易油水分離器。

追記
オイル交換の時期が来たので廃オイルを目視してみた。

綺麗な飴色でエマルジョンによる濁りは皆無。
粘度もまだあって、もう1000㎞くらい使っても良かったかな。
これが油水分離器の効果なのか不明だけど、プラシーボ効果とし
ては下手な低燃費オカルト部品よりも目で分かって嬉しい。w

このページを公開してから幾人かが試してみて、その結果が続々
と舞い込んできたよ。

押入れの除湿剤みたいに溜まるのを楽しんでいるようだ。w

さらにエアクリの穴を広げると良い結果が出たから、こちらも
ご覧ください。
リンク 分離水の様子


色々なハンドルバー

2017年09月19日 | YB125SP改造

よっこらしょ・・・(重い腰を上げる)

先日、あるきっかけでYB125SPのハンドルバーを変更している
写真をいくつか採取できたから比較の参考になれば幸いです。

YB125SP純正ハンドル。

立ち上がり部分が特徴的で、絞り角も大きい。長距離でも疲れに
くい秀作だと個人的には思う。

ハリケーンのコンドルタイプ。(上下正付け)

純正よりも絞られていて、垂れ角もあるから見た目スポーティ
な印象。スイッチ穴は好みの角度を決定後に自分で開ける仕様。

通販店YB-JAPAN バーハンドル TYPE-2。

ハリケーンのコンチ2型に似ているけれど、幅が若干短いらしくて
すり抜けや軽快感は良いとの事だった。
スイッチ穴は細かい角度を決定後に自分で開けるので要加工。

スズキGN125E(国産版)純正ハンドル流用。

部品番号:56110-05321

違和感なしで純正と言われても不思議じゃない。
絞りや幅も自然で大変乗りやすいとの事。
GN125のハンドルは両端に振動軽減用のオモリが溶接されている
関係で、貫通型グリップやバーエンドはそのまま使えないらしい。
国産版の物はスイッチボックスの回り止め穴がYBと一致して完全
ポン付け可能だが、輸入版の物は穴位置が下にあるために流用時
には新しく開ける必要がある。

タオバオ購入の加厚型汎用ハンドル。

見ての通り絞り角は広くて若干長さは長い。
スイッチ穴は最初から開いていてYBの場合はポン付けで使えたが、
VM22キャブレター搭載の旧型YBRはスイッチ穴位置が少し違う
から要穴あけ。
オフロードバイクのハンドルに似ている。

ライダーの体格や走りや外観の好みが十人十色なので、どれが
ベストとは言えない。
皆、試行錯誤で自分好みのハンドルを見つけている。


輸入ハンドルバーに交換してみた

2017年09月10日 | YB125SP改造

YBR125、YB125SP共にハンドルバーをPLOT CB750用イー
ジーフィットバー EBF049Sに交換して長い間運用してたんだが、
ついに飽きて違うハンドルバーに交換してみた。

初めて買った中華ハンドルでYB/YBR純正ハンドルと比較。
おまけでミニオフロード用も輸入してみたけれど、グリップ部の
長さが若干短くてYB/YBR系のグリップやスイッチボックス、レバー
ホルダー装着には長さが足りない事が判明したので即ボツ。w
安いからいいけど、もったいないからオフ会の時にでも誰かミニ
MT車も持ってる方に進呈(押し付けとも言う)するかな?

結局使えそうなのはこの写真の物だった。

出店説明にちゃんと寸法図があったよ。

タオバオID番号は以下のどれかが買えるだろう。
43103681558
39637718470
551721362060
検索用語は「摩托车手把」
ところが説明写真は青・黒・銀の3色なんだけど、現時点で注文可能
なのはオレンジと赤の2色しかなかった。
コーディネートの才能はまったく無いので、とりあえずウインカーと
社外ハンドルグリップの色に合わせてオレンジを輸入してみたのだ。

そのうちに他色も再生産されて市場に出回るかもしれないので、
時々チェックしておこう。

YB/YBR系純正ハンドルとの比較。

スイッチボックス回り止め用の穴位置はほぼ同じ。

高さ比較。

約1本半くらい(約33mm)低い。

忘れがちな絞り角の比較。

前から感じてたけれど、YB/YBR系純正ハンドルバーは絞り角が
随分多いいよね。

イージーフィットバーと比較。

イージーフィットバーも絞り角が多いい傾向があるけれど、これ
よりも広い。

高さは?

ほぼ同じって感じかな。
結果、大きな違いは絞り角度の差。

ブレースバーを付けてみた。

POSH製クイックリリースブレイスバー187mmはちょっと短い。
今は本格的にブレースバーを利用していないし、入手したハンドル
は寸法図通りに「加厚」なので肉厚は厚いから、ブレースバーに
よる補強は必要ないだろう。
また、ハンドガードを優先的に付けたい事情もあるから、今回は
ブレースバー装着をやめた。

はい、交換後。

特に苦労すること無く、そのままポン付けでいけた。
オレンジ色はちょっと目立つかな。

後ろから見ると目立つ。



横や正面から見るとハンドガードなどで隠れて目立たなくなった。
予想よりも落ち着いた感じ。

昨日、今日と走り回って慣れてきた。
印象としては今までよりもUターンがかなり楽になったよ。
純正やイージーフィットバーだと絞り角の関係でコンパクトな
Uターン時に内側のヒジが脇腹に当ってフォームを大きくリーン
アウトにしないと出来なかったけれど、加圧ハンドルバーだと余
裕で可能。
悪路では押さえ込みがやりやすくなって、スタンディング走行も
楽になった。
肉厚仕様のおかげか凸凹道での振動がイージーフィットバーより
も少ない印象で、寸法図やキャッチコピー通りだったよ。

ただし、のんびり流して走ると少しハンドルが遠い印象。

ハンドルの高さを増してたり手前にセットするバーライザーも
次回輸入時に検討してみよう。検索用語「摩托车手把加高」

ハンドリングの検証はクネクネ道がわかりやすいと思って、
今日は通称・裏ヤビツを往復してきた。

昨日のロングツーリングは割りと平坦な道ばかりだったので、新
ハンドルの癖が掴みにくかったけれど、今日は良くわかった。

今までよりもオフロードバイクに近い感覚になったよ。
YB125SPのスクラブラー化計画はいよいよ完成に近づいてきた。
残りはフロントタイヤとリアサスペンションくらいかな。

たかがハンドルバー1本でかなり印象が変わるので、皆さんも
今のYB/YBRのハンドリングに飽きてきたら、お試しで交換してみ
るのも選択肢のひとつだと思う。

珍しく「無加工でポン付け」な社外ハンドルバーでした。


ブレーキペダルの抜け止ピン

2017年09月05日 | YB125SP改造

急な差し込み記事を書いてしまったので、先に書こうと思っていた
ネタを公開してみるよ。

YB125SPのブレーキペダルの根元(ピボット)。

ここに抜け止用の割りピンがあるね。
これは基本的に再使用不可であり、仮に真っ直ぐ伸ばしても
いびつに曲がったり次回は折れたりで、繰り返し作業に向かない。

先日寄ったジョイフル本田ってホムセンで見つけたスナップピン
(Rピン、βピンとも呼ばれる)が使えるか試してみた。

ブレーキペダルのシャフト径は12mmだと思いこんで12mm用
を選択して購入。

実際に装着。

おお、上手く抜け止めになってくれて、しかも抜き差し容易で
繰り返して使えるから、時々ブレーキペダルを抜いて可動部の
グリスアップメンテナンスなんか気軽にできるのだ。

後でシャフト径を測ってみたら15mm。
とりあえず12mm用もご覧の通りに使えるけれど、新規購入な
ら14mm用が良いのかな?

特に性能が上がる訳ではないが、こんな小技が日頃のメンテの時に
たいへん楽になるのだ。


大根マフラー

2017年07月30日 | YB125SP改造

ついに我がブログ初のマフラー交換を実行したよ。

YB125SPに似合うマフラーを色々検討していたけれど、社外品で
「これだ!」と思う物は無く、良いかなぁ?と思う物は排気音が
五月蝿くて後付バッフルなどの消音対策で皆苦労していた。
そこで目をつけたのが中国生産の天戟YB125Eの純正マフラー

旧型YB125EはEURO2規制世代の車種なので、タオバオでも
けっこう安く売られている。
タオバオ id=18670502895
[ 天琪天戟(副厂)] 100元(約2000円)


重量の実測は4.2kgで梱包重量が1.6kgだったからマフラー
単品で買うと5.8kg。6kgで重量計算すればEMS送料が分かる
1元20円で約5000円だからマフラーよりも高いけれど、フルエキが
7000円で買えると思えば国産社外品よりもお得だと感じるよね。
なお副厂はコピー品?なので精品(正品)を選らぶと重量が5.5kgに
跳ね上がり、音はYB旧製品並みに静かとの事だ。

雨が上がったので交換してみた。

余談だけど純正マフラーの重量は5.85kgだったから、なんと
1.65kgも軽くなるのだ。
副厂品をわざと選んだ訳は、内部構造が単純で軽く仕上がって
るからである。
だけど下手な汎用社外品よりもしっかり作られており、取付寸法
はポン付け仕様。

あちこち違いはあるけれど、音量や特性に影響しそうな箇所を
比べてみた。

純正マフラーのエキパイ内径が約19mm。

YB125Eのエキパイ内径は約22mm。
3mmの内径差は抜けの向上につながると予想できる。
その分すこし音量は増すだろう。
サイレンサー出口もYB125Eの方が少し太い。
旧型YBR125のマフラーと同じ仕様な感じがする。

当ブログは作業要領書じゃないので交換方法は省略。
基本的にはネジを3箇所外せば交換可能だよ。

交換後、始動してみたら音量・音質共に変化を感じた。

昨今の騒音規制法も気になるので測定方法に準じてテスターの
音量測定機能を使って測ってみたよ。
排気出口より45°外側50cmのところで測定。

近接排気騒音値を測ってみた。

YB125SPの最高出力回転は約7000回転なので、規定である
最高出力回転数の1/2の回転数を測ったら89.6dBだった。
これなら一応既定値の90dBを下回ってるので、数字上では五月蝿い
部類にはならないはず。
壁が隣接した場所での測定だったので、数字が少し上がってしまってる
から規定の広い場所で無風を条件にすればもっと下がると思う。

さて、YB125EマフラーにはYB125SPマフラーにある排ガス
浄化機構のAIホースを繋げるパイプが無い。

中途半端にぶら下がったAIパイプをどうにかしないとな。
YB/YBR系オーナーさん情報では、椅子の足にはめる15mmの
キャップが開いた先端にフィットするそうだ。
パイプの外径は実測16mmだったよ。

ブラブラして邪魔なのでもう少し分解してみた。

作業しやすいようにAからブローバイガスパイプを一時的に抜き、
CからBを分離してぶら下がったパイプを外す。
Aに元あったエンジンからのパイプを繋げる。
Cに何か蓋でもしないと中にゴミや虫が入り込むので、適当に
栓か蓋でも付けておけば良い。
膨らんでるホースCの外径は約20mmなので内径18mmくらいの
キャップでも見つけるか、ホースCの内径15mmに栓をする感じで
外径16mmの何かでも突っ込むのが適当かと思う。
手持ちの油性サインペンの太軸側のキャップが差し込むのに
丁度よい感じだったけど、使い切るまでおあずけだな。

音量はクリアしたから音質と乗り味で感じた事を羅列してみたい
と思う。

・アイドリング時、低音域のドコドコ音が増した。
・アクセルをあおるとスパパパって小気味良い音がする。
・後方へ回って聞くと低音が純正に比べて迫力がある。
・吹け上がりは良好で5000回転からの加速が円滑になった。
・ただし純正キャブのセッティングでは低回転域のトルク
 が少し減った。
・試しにキャブのパイロットスクリューを再調整した結果、
 1・1/8回転開けで遜色ないトルク・加速になった。
★後日さらに微調整した結果1・1/4開けの方が全体的に
 力強さが出て、登坂時の粘りが良くなった。

まだまだ走り込みが足りないから、もっと気づく点は後から
出て来るだろうけど、完全ポン付けでほぼ無調整でこれだけ
変わるなら、他車種純正マフラーの流用は大成功だったと
思うよ。

メッキマフラーに変わると前後のメッキフェンダーとの見た目の
バランスが改善されて、これこそ「SR風」なんじゃないかな?
角度も丁度良いし、長さも純正よりも少し短くなってスッキリ。

寸胴なサイレンサーなので大根マフラー!

マフラーで盆栽したのは久しぶりだった。


バックミラーのネジ部分の防水

2017年06月24日 | YB125SP改造

見やすくて絶好調なドラッグスターのミラー流用。
でも少し気になるところがある。

ニコイチミラーなのでネジ部分が露出している。ゆえに雨水が侵入
すると内部が錆びる場合がある。
昔、古い車体で錆びによる固着で苦労したので防水処理を試みた。

タナックスから防水ブーツが販売されているけど、なにか代用
できそうな物は有るかとホームセンターを物色したら、都合の
良さそうな物を見つけた。

電材売り場で見つけた電気配線の裸端子用絶縁キャップ。
22スケア用で15個入りの袋売りがなんと120円。

付けてみた。

いい感じに被さる。

ミラー側もネジ部分が隠れてくれた。

まるで正規品のようだ。w
ビニール製なので耐候性は不明だけど、11個も残りが有るから
劣化したら交換すれば良い。
カテゴリー外なのに珍しく完全ポン付けできる流用品だったよ。

改造ばかりしていてちっとも乗っていないんじゃないか?と
思う読者様に報告。

休みの日は時間を作ってはちょい乗りしてますよ~。

今日は近場のダム湖周辺を徘徊し、ちょっとした林道にも寄って
みた。
梅雨の合間の貴重な晴れ日はこうして走ってるのだ。
たまには遠くへ行きたいな。


サイドスタンドのワイドアダプター

2017年06月17日 | YB125SP改造

こんな物を入手していたよ。

サイドスタンドの足に付けて踏み代を広くするパーツ。
タオバオID番号:536457100447 35元

説明書きではホンダとヤマハのサイドスタンドに合うように設計
されているとの事で、溝の寸法も公開されていた。

34mm、28mm、52mmの範囲内なら他の車種でも使えるのかな。
YB125SP純正のサイドスタンドを仮置きしみた。

いい具合。
仮止めしてみた。

けっこういい感じに見えるけれど・・・
どうもYBの足は若干肉厚なので、ネジの長さが短くてねじ込みが
とっても浅い。

ネジをもう少し長い物に交換すればしっかり押さえる事ができる。
汎用品なので微調整は必要なのだ。

次にYBR125のサイドスタンドを仮置き。

彫ってある溝にピッタリな感じだ。
今度はネジの長さも問題ない。

鮫パワーw(強そう)

いい感じに固定できたよ。
普段はYBR125G用を使ってるけどコレに決定!

今回、車体に付ける時に小細工をしておいた。

用意したのはジャンク品を見つけて買い置きしていたホンダの
スラストワッシャー。内径14mm厚さ0.5mm

スラストワッシャーにグリスを塗って裏にペタリと貼り付ける。

前から気になっていたスタンド根元の隙間のガタツキを補正し
たかったのだ。これだけでも傾きが改善されて大変よろしい。

さらに小技。

このサイドスタンドワイドアダプターを履くと5mm~8mmほど
ゲタになって傾きが緩和されて都合が良い。一石二鳥だったよ。

裏側はこんな感じ。

少しは滑り止めになるのかな?

さてYBR125のG系統のサイドスタンドではどうか?

元々ワイドタイプなので無理です。w

柔らかい地面でも踏ん張るだろうと思って買ったから、試して
みた。

純正状態だとめり込む場所も大丈夫みたいだよ。

過信せずに気をつけないと倒れる事もあるだろう。
だが、今までよりは安心感がある。

追記:読者さまがYBR125用のサイドスタンドにT-MAX用の
社外ゲタをポン付けできたとの事。

ボルト関係も無交換でそのまま行けたとの事だ。
国内の大手通販サイトでも見かける形で、通称はあまりわからない。
「サイドスタンドボード」とか「CNCサイドスタンド」って名称
をたどってみてはどうか?
単品輸入するよりはお手軽で安いと思うよ。

中国のバイク用品は、かゆいところに手が届く小物もあるので
面白いねぇ。