YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

フォークオイルコーカン

2015年06月27日 | YBR125整備

久しぶりです。
天候に恵まれず、他にも色々忙しくてYBRもブログも放置してました。

さて、久しぶりにフォークオイルを交換したよ。
調べたら最後にやってから1年以上経ってたぞ。
やり方などは割愛するけど、今回は前から騙しだまし使ってた左側のフォークオイル
シールも交換した。
例の代替品・台湾ヤマハのビーウィズ用だ。
なんで右側を交換した時、ついでに左も交換しなかったのか後悔したよ。
できれば面倒な作業を1回で済ますのが良いに決まってる。

いきなり交換前後のフォークオイル。

たった1年でも目に見える劣化があるよ。

今回は新たな秘密兵器を導入した。

オイルの油面を調整するのにスポイトと洗濯バサミを使ったみた。
スポイトはホムセンの園芸用品売り場で見かけた5ccタイプ。

油面距離に合わせて印でも書いて、洗濯バサミで挟む冶具だ。

実行してみると結構使いやすい。

YBRのサービスマニュアルの油面指定は166mm(156cc)となってるけど、俺の場合
は145mmに上げていた。
今回はちょっと踏ん張りを増すために125mmまで上げてみよう。
試走した結果、上げすぎてストローク長が75mmになってよろしくないし、せっかくの
ベアリング効果も半減・・・固すぎる感触。

さて、足りないオイルを足すのは簡単だけど、多すぎる量を減らすのは意外と大変なのだ。
わざわざ数ccのためにフォークをもう一回外すなんてやりたくないよね?
そこで無い脳みそを搾ってみたら、どうにか搾り汁が出てきた。

ハイ、オイルヌッキー~~完成!

単にスポイトの先にチューブを刺しただけだ。
ところがチューブがフニャフニャで思うようにベアリング穴を通過できず、油面まで
到達できない。

そこで針金の先端に細工をしてみる。

この針金をチューブに差し込めば真っ直ぐになってベアリングの穴を貫通し、油面以下
まで到達する事ができた。

どのくらいの量を抜けば何ミリ油面を下げられるか?
ベアリング投入時に測定した内径24mmが大きなヒントになったよ。
単なる円柱の体積計算である。
面倒なので「排気量 計算」でググると計算できるCGIのサイトがいくつか見つかったので
ボア24mm、ストローク10mm、気筒数1で計算させた結果、10mm(9.9mm)下げる
ためには4.5ccオイルを抜けばいいと分かった。
細かいのは面倒なので5cc抜いたから11mm下がった計算になる。

油面136mmになったので試走してみたらかなりいい感じで、ストローク長も90mmまで
伸びて路面の凹凸を良く吸収する。
たった5cc・11mmの違いでこんなにも変化するもんなんだ。
サービスマニュアル指定よりも30mmも上げてるから、あまり参考なるような感想ではない
けど、だいたい165~135mmの間で実用域で困らない程度になるだろう。
後日、さらに2.5cc抜いて油面を約140mmに変更した。
初期摺動の反応が改善されて前後サスのサグも一致した。
みなさんも好みに合わせて計算しながら足したり減らしたりして追い込めばいいと思う。


スポイトを試しに導入して本当に良かったよ。(・∀・)