いよいよネタが無くなってきたので、フィルターの話などを・・・
保存状態がわからない中古のYBRを買ったはいいが、どうも調子悪いと
悩む場合もあるだろう。
とりあえず、燃料タンクの出口にあるガソリンコック下部のフィルター
を確認するとよい。
フィルターカップ内の汚れや水分などの有無もチェック。
フイルタが詰まってる場合は抜いて内側からエアーを吹くか交換すればよい。
長期間、管理の悪い車体だとタンク内に水分が溜まり、これがリザーブ位置に
した途端、フィルターカップに落ち込んでいったん留まるけれど、度を超すと
フィルタに付着したりそのままキャブレターへ流れて不調の原因になる。
このフィルターはシュラウドに隠れてて見えない盲点的な箇所だね。
次に、こんなところにフィルターが!
15番の部品。これは先ほどのガソリンフィルターでも通り抜けてしまった
異物を最後に濾すためのストレーナー的な存在だ。
普段はガソリンホースに隠れて見えないし、キャブレターのメンテナンスをする
時にも気づく人はほとんど居ない。
引っこ抜いてみると汚れ具合がわかるだろう。
何年も寝かしてた車体だとガソリン気化後の残留物がこのフィルターに付着して
流れが悪くなり、速度を出してる途中でガソリン供給量が足りなくなってプスプス
とエンスト気味な症状になる可能性がある。
2011年式以降のBS25型キャブ搭載の中古YBRの場合は、このフィルターを一度チ
ェックしておきたいものだ。
ほかにもキャブメンテナンス時、7・メインジェットホルダーの横穴の貫通状態、
16・チョーク機構の動きや錆の有無、チョークの働かせ方・解除の仕方の勘違い
など、意外な項目が原因で不調になる場合もある。
情報の少ない中国産輸入車YBRならではの盲点だらけな話でした。