急にやる気が出てきたから中国広東省五羊本田のOHVマシン、
CG125用の社外CDIがYB125SPに使えるか検証してみたよ。
CG125万能直流点火器(方口)7.2元(約130円)
各コネクターのピンアサインはこの通りだという事は事前調査で
判明していた。
YB/YBR系CDIのコネクタ形状から変換するケーブルを自作。
例の半完成ケーブルの片側を110平型端子に打ち替えて装着できる
ようにしたのだ。
転んでもタダじゃ起きない。w
タコメーター信号線の処理方法は未定だけど、エンジンが動くか
どうかを先行して実験してみたよ。
最初は始動しなかったので、停止線をアースから外してみたら
あっさり始動してくれたよ。
アイドリングは安定していて吹け上がりに息継ぎも現れない。
結局エンジン停止端子は未使用となった。
試走してきたよ。
・終始安定した点火だった。
・加速が鈍い
・トルクが少なくて吹け上がりが遅い
・上り坂が致命的に遅く、パワー・トルク不足
・それにしても安定はしている
どうもYBのエンジン特性に合わないようだった。w
思うにエンジン自体の設計の違いがCDI特性の決定にも関わって
いて、単純な話では無いみたい。
・CG系 内径×行程 56.5 × 49.5 mm
(YB/YBR系よりショートストローク)
・YB系 内径×行程 54.0 × 54.0 mm
また、タコメーターを動作させようとちょっとした回路や実験を
したけれど、どれもうまく動作しなかった。
PU(ピックアップ)コイルの信号はこんな感じ。
読者様の動画からキャプチャさせていただきました。
試しに保護抵抗経由でタコメーター信号線を繋いでみたが、ピク
リとも針は動かなった。
YB/YBRのタコメーターの入力回路にはダイオードが直列にある
ので、もしかしたら整流されて内部のICが動作するかと期待して
たけど、やっぱりダメだったな。
YB/YBRの純正CDIのタコメーター信号出力はこんな波形。
5Vの矩形波なのでPU信号を波形整形しないと動作しないって
事だ。
オペアンプで変換回路を作るしか無いかな・・・
とは言うものの、CG125のCDIでの走りが良くなかったので、
タコメーター用回路を設計・製作する意味がなくなったので、
もうどうでもいいや。w
試走途中で純正CDIに戻したよ。
このCDIはお蔵入りとなったけど、動作実験としては大成功。
いつかホンダ系CDIの修理・流用などの相談話が舞い込んできた
時に、貴重なピンアサイン資料と動作検証が手元にあるのは便利
だからなあ。
CDIとケーブル合わせて300円程度で色々学び、遊べたから有意
義な実験だった。
さて、次はどんなネタで遊ぼう?