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YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

ドライブシャフトブーツ交換してみた

2019年10月05日 | 雑記

 車を最後に動かした時に破れたらしいドライブシャフトブーツ。

気づいた後は乗らずにいたので被害は最小限で、飛び散ったグリ
スは少しだけだった。
破れた箇所がジョイントから離れていたのも幸運だった。

知らずに長期間運用していたら隙間から中へ泥や砂などが入り込
んで、へたするとジョイントがすり減って致命傷になるから早く
気づいて良かったよ。w

 用意した交換用ドラシャブーツ。

Inspire the Next の日立製 ネオブーツ。
通販で購入してあったので早速出番が来たのだ。

自分で交換するのは初めてだからYoutubeやブログを手あたり次第
に漁って予習してみた。
作業手順などは皆さまのおかげで理解しやすくなったのは良いけど、
四輪弄りを商いや趣味にしている多くの投稿者たちはリフトや低
床ジャッキやウマと作業性が良い駐車場など好条件が多いため、
俺のようにメンテ用スロープや簡易ジャッキくらいしか持ってい
ない場合の方法が分からない。
なので、いつものように手を動かしながら考える事にした。

スロープはダメだった。w
タイヤが付いたままでは作業がしにくい。

簡易ジャッキで片側を持ち上げて保険用にボトルジャッキやウマ
もかけてタイヤを外し、作業箇所以外のタイヤに回り止めも設置
しておいた。
これで上から覗き込みながら作業が出来そうになったから、この
方法でチャレンジしてみたよ。
出来れば車の下へ体を潜り込ませたくないのだ。
この手の作業で不幸にして車体が落下して他界した人が意外と多い
らしい。

 作業手順は付属の取扱説明書に詳しく書いてあるけれど、一部
だけもっと良い方法を行ったから、その点だけを解説してみるよ。
他の作業はYoutubeやブログなどで見つけて眺めた方が分かりや
すいので割愛する。

 古いブーツを外して掃除したらネオブーツをドライブシャフト
に被せる。

凹み側が下になるように設置し、上下をずらして溝に付属の溶着
剤を流し込む。

 こんな具合にタップリと流し込むと溶着不足な箇所が発生しな
い。

少し垂れても気にしない。w

 凹凸をはめ込んで接合させる。

はみ出しても気にしない。

 接合させたら接合部を上にしてから溶着の化学反応を促進させ
る付属のカイロをかぶせる。

裏にシール加工してあるのでカイロが密着するはずなんだけど、
このシールが弱くて剥がれやすいから、マスキングテープなどで
補助的に密着させると良い感じだった。
カイロは100度まで高温になるから火傷に注意ね。
そしてこのまま最低8分以上放置させると説明書に書いてあった。
俺は他の作業をして20分くらい放置したよ。

 溶着具合を確認後は説明書通りの手順でグロメットやバンド止
め、グリス塗付を行った。

グロメットの表面、バンドの裏面にシリコンオイルなどを薄く
塗っておくと作業がやりやすかったよ。
とにかく説明書を良く読んで注意点を理解しながら作業すれば
初めてでも可能かなと感じたけど、以下の道具は用意した方が
良いと思う。

・ウエス大量
・ペンチ(カシメ部を挟んで予備曲げに)
・ニッパー(古いバンドを切断するのに)
・マイナスドライバー(古いバンドを浮かせたりカシメ曲げに)
・小型ハンマー(カシメに)
・シリコンスプレーオイル
・できれば適当な金属製叩き棒(カシメ部分を平らにしやすい)
・タイヤホイールナットに使う適合トルクレンチ

 作業後、軽く町内を一周してきて最終確認。

タイヤ方向を曲げて接合部に剥がれが起きていないか目視して
完了した。

 とりあえずタイヤの脱着経験者なら出来るだろうけれど、危険
な状態になる可能性は否定できないため、だれでも安全とは言い
難い作業だった。
車体の下へ体を入れないのが一番重要なのだ。
動画などで予習してみて無理と思うなら素直に車屋さんに頼んだ
ほうが安全確実だと思うよ。
昨今の車屋さんでもこの手の分割式ドライブシャフトブーツを採用
しているのが多いらしく、改良されて信頼性が向上したのだろう。

準備や手探り確認をしながら左右合わせて約3時間でどうにかこう
にか交換できたドラシャブーツでした。



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