弊社はどうしてもというお客様には、自作パソコンのトラブルの相談に乗ることもあります。
少し前提のお話をさせていただきます。
現代ではパソコンの購入方法には大きく分けて3種類あります。
1.有名メーカー製パソコンを買う
NEC、富士通、SONY、Acer、DELLなどのメーカーが、1年~3年、場合によっては5年の保証を付けて販売するパソコンです。
2.ショップブランドBTOパソコンを買う
秋葉原などのパソコンショップが、自作用部品を組み合わせ、自社で保証をつけて販売するパソコンですね。
修理受付期間の目安は1年程度。購入時に延長保証を付ければ少しは変わりますが。
それ以降は、修理不能もしくは同等別部品で対応となります。
3.自作パソコンを組む
パソコンショップから好みの各部品を購入してきて、自分で組み立てて、OSを構築するパソコンです。
当然、パソコンとしての保証は誰にもできません。
トラブル解決も何もかも全て自力が前提です。
弊社の主なお客様は、学校・官公庁・企業です。
業務で扱うパソコンは、目安3年目以上、可能であれば5年以上使われます。
その期間、確実に修理部品が確保できなければならないので、必然的に弊社がお客様に販売するパソコンは、有名メーカー製に限られてきます。
業務PCは厳密に同じ型番の修理部品が、確実に入手できねばならぬケースが多々あります。
中途半端に自作を経験した人は「安い自作やBTOでいいじゃん」などと言いますが、そうはいかないのです。
ここまでが建前となりますが、弊社は一応自作用の部品も扱っております。
仕入れの都合上、どうしても部品代は秋葉原やネット通販よりは幾分高額になりますが。
技術担当者は自作パソコン歴10年以上ですので、自作機のトラブル相談も受付はできます。
その費用はケースバイケースに対応するため、多くは作業にかかった時間に対する実費になります。
自作パソコンのサポートや相談対応は既存の構成部品(例:マザーボードの規格、電源ユニットの出力)、相性問題などで非常に千差万別になので成功の約束もできません。
劣化など、費用対効果で修理の割に合わず諦めていただくケースも多いのです。
こんな条件であっても弊社に取付作業込で部品購入依頼、トラブル対応依頼をされるお客様がいます。
「リスクは仕方ない、
それでもロイドベンチャーシステムにお願いしたい」
こう言っていただけるお客様には、成功を約束できない旨をお断りした上で対応に出向きます。
ちなみに、このご依頼を頂くお客様の多くは下記のようなケースですね。
・自作スキルはないのに、安いからとショップブランドBTOパソコンを買った
・パソコンマニアの社員が組み立てた。(その社員は退職)
・知人からお古の自作パソコンを貰った。
近年で印象深いのは、こんな事例です。
鴨川市のお客様
既に退職したパソコンマニアの社員が組み立てたNASを使っていたのだが、そのNASが壊れた!
中には重要なデータが! バックアップとってない!
どうしよう、なんとかならないか?
館山市のお客様
中古の自作パソコン貰った。
半年ほど使っていたら、WindowsXPが起動した際に「海賊版の可能性があります。ライセンスを購入してください」と表示されるようになった。
南房総市のお客様
安いからとショップブランドのBTOパソコンを買った。
最近ゲームをやっていると動作遅延などが発生する。BTOのお店に電話したら、「グラボの能力が不足している」と意味不明のことを言われた。
どのケースも苦労しました。
特にお客様が自作やショップブランドのリスクを理解されていなかった事、それをあえて理解していただく事が大変でしたね。
こんな弊社ですが、もしもの場合にはお声をかけてください。