
仕事柄、小中学校のパソコン室によく出入りします。

そこで見かけるのが消しゴムの滓です。

(この写真はある小学校の現実です。)


パソコンにとってこの消しゴム滓がなかなか厄介な存在なのです。

キーボードのボタンの隙間、マウス内部に入れば異物混入で動作不良をおこします。
どちらも構造は単純とはいえ分解困難な製品もあり、内部清掃はあまりできません。
(分解清掃の手間が割に合わないことが多いのですが)


そして致命的なのが、消しゴムに含まれる軟化剤成分。
これはプラスチックや合成樹脂などの石油化学製品を溶かすことがあるのです。

一度は経験ないでしょうか?
消しゴムや輪ゴムを長期間放置しておいたら、プラスチックケースなどが溶けたこと。
例えばCDのプラケースなどは非常に溶けやすいですね。


マウスもキーボードも殆どはプラスチック。
異物混入によるスイッチ不良と溶けが生じたらもうこれはどうしようもありません。

地味な事ではありますが、パソコンの机では消しゴムはなるべく使わないようにしましょう。
