みなさん、おはようございます。今日は送り火、盂蘭盆の最後の日です。7月13日に迎え火を焚いて各家庭に迎え入れた祖先の霊を送ります。京都の大文字山の送り火は有名です。京都に住んでいた頃は左大文字の真下に住んでいたので、この日は印象が強く残っています。「開聞岳を望む」今日は送り火の日に相応しい「花瀬望比公園」です。花瀬って綺麗な名前ですが、この付近に花が開いたように美しいイソギンチャクの群落があった事から付いた名前の地名のようです。「望比」は「比:フィリピンの漢字表記」を望む地の意味。比島作戦に参加して、戦死された鹿児島県出身の方々は12,000人以上になられるようですが、その遺族の方々と生存者が中心となって、昭和41年、鹿児島大学の練習船「敬天丸」でルソン島やレイテ島で遺骨を収集しました。昭和43年春、当時の開聞町の好意でこの遠くフィリピンにつながる花瀬の地に416,000柱余の英霊の象徴としてこの4千余柱の遺骨を祀る慰霊碑が建立されたのです。静寂なこの場所に佇むと戦争の悲惨さを感じます。12月に撮影した際には特攻花がたくさん咲いていました。
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