雨降りとカズラガイ。
写真はせめてもとソフトな感じですが文章は虫的に腐った内容です。
虫系苦手な人はご注意を~。
先日海へと貝と石を返したついでに、一つだけカズラガイを拾いました。
写真のがそれです。
少し殻長がまるっこくなっていますが結構キレイです。
海へと大量のカズラガイを放ったばかりなのですが、実は大きめのカズラガイでとてもいいものは2個しか持っていません。
あとはほどほどの中くらいからミニサイズがほどんど。
それで久しぶりに大きめのが転がっているのを見かけてほしくなりました。
大抵大きいカズラガイで綺麗なのは中身が入っているので諦めていたのですが、そのカズラガイは見た感じ空っぽのようでした。
持ってみてもとても軽いし、中から腐肉や汁が出てくるわけでもなくカラリとしたもので。
でも匂いを嗅ぐと、ほのかにワイルドな香りがします。
うーん…これはと思いましたが、乾いていて軽いし中身がなくなって砂が詰まっている感じだったので持ち帰ってみることにしました。
臭いのはいやなので砂をギュウギュウにつめてフタをして個別にビニールに入れて持ち帰りました。
当日の夜、ビニールから出して砂を抜いて洗ってみると中から白い小さいのがにょろーんと出てきました。
小エビ的な海の生物だろうか…にしてもキモいなぁなんて眺めていましたが、更に洗うと小ハエの死んだのが水に流れてでてきました。
それを見てようやく、その白い小エビ的な海の微生物かと思っていたそいつが蛆虫だということに気がついたのでした。
水の中でも結構うねうねと生きているので驚きましたがWikipediaを見たら、どろどろにとけた腐敗物にも湧くことができるそうで意外と水耐性あるんですね。
気門というのを水から出せば呼吸できるそうです。
わ~、なんかムダ知識増えた~。
結局6匹ほど出てきたところで、しわしわの半生ミイラのようなカズラガイの身がカサカサと出てきてスルっと抜けました。
やっぱり臭いのはこの半生ミイラの身の腐敗臭なんですね。身は厳重にビニール袋に入れて捨てました。
これで匂いはなくなったのでは?と、さらに洗いながら再び貝殻の匂いを嗅いでみると、本当にほんのわずかだけまだ少し匂いがします。
本体はするっと抜けたけれど、匂いが染み付いちゃっているのかなと思いつつ、しつこく貝の中に水を入れてシャカシャカとシェイクして洗ってみたら、最後の最後に2匹、再び白いヤツらが出てきました。
まだいたのか!∑(´□`;ノ)ノ
それが最後だったみたいで、2匹が抜けたらまったく匂いがしなくなりました。
やっぱり生ものがいると臭うんだね。
貝の中身がまっさらになると全然生臭くない。
不思議だ。
蛆か~。波状攻撃だったのでなんとかなりましたが、これ、大量にでてきたらやばかったなぁ…。
持って帰るときに砂でギュウギュウにフタをしておいてよかったと思いました。
春…虫たちがアップを始める季節…。
そんな経緯のあったカズラガイが今日の写真のです。
苦心したのにすぐにしまうのもなんなので、ちょっとだけ飾っています。