空のkiroku 雑記帳@goo

by 日蝕貧乏知恵者猫
この前、空を見上げたのはいつですか?☆彡
すぐ目の前にも美しさと不思議が溢れています!

紫金山・アトラス彗星に逢えました!@自宅/20241012

2024-10-12 23:00:00 | goo/彗星

以下からの続き…

 

紫金山・アトラス彗星に会いたい!/20241010 - 空のkiroku 雑記帳@goo

紫金山・アトラス彗星(C/2023A3)英語表記:CometTsuchinshan-ATLAS・2023年1月に発見・2024年9月28日(日本時)に近日点を通過(0.39AU)=太陽に最も近づき、明るくなる・202...

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9月28日の近日点通過時(前?)に崩壊したという話も伝わってきてガッカリだったのですが、
その後、日本でも無事な姿が撮影されてホッ!10月7日(UT)にはLASCO C3の画面に彗星が入っ
てきて、健在な姿が捉えられました。(↓下の画像)

2024.10.7(UT)にLASCO C3画面に紫金山・アトラス彗星が入ってきた!

 

大きなフレアが発生していますが、彗星に影響はあるでしょうか?
肉眼クラスになるか?大化けして大彗星に?期待が高まります!
前記事のように、朝の東天に居た時には天候に全く恵まれずに姿を拝めなかったので、後半戦
には是非とも会いたい!

日本では、早ければ10月11日に夕方の西天に姿を現すとのこと。
けれども11日は夕方になるにつれて雲が増えて、日没の頃には西天はすっかり曇りました。

☆彡

翌12日は土曜日で家族も在宅していたので、二人で探してみました。
ところが上空は晴れているのに、肝心の西の低空には雲が居座っています。うう…。

日没17:10。
市民薄明終了17:35、航海薄明終了18:05、天文薄明終了18:34。
そんなデータを述べるまでもなく、彗星は空がしっかり暗くなる前に沈んでしまうのです。
自宅2階の廊下から眺めたのですが、最初は窓から身を乗り出さんばかりの恰好で、彗星は隣家
の陰!?という状況…辛い。

市民薄明終了17:35の彗星高度は4.1°。
そうこうしている間にも、彗星はどんどん高度を下げていく!!

7x50の双眼鏡をまだ明るい空に向けて、彗星が居るであろうあたりの雲の隙間を掃天。
彗星がもうすぐ雲に飲み込まれてしまう!?と思っていた時、双眼鏡で探していた家族が
「ん?これ…か!?」。
私も慌てて双眼鏡を向けると、キラっ!と輝く少し面積を持った点とそこからうっすらと淡く
伸びる尾のようなものが!!

家族には尾は見えなかったので、「"いつもの"『心眼』でしょ…」とあしらわれました。
先入観を持たず、尾の向きなど考えて見ていなかったモン!(笑)

ちなみに、私は視力がかなり悪いのですが、彗星や星雲などの淡い物やら赤いオーロラが見え
る(見えやすい)眼の性能があるのでしょうか?(視細胞的なものかどうか分かりませんが…
但し、ピント山は全然分からない!泣)同じ状況・対象を眺めても、仲間内でも私以外には分
からない(見えない)ことが多く、「また『心眼』発動してる!」と良く言われてしまうのです。
デジカメが普及してからは彗星も赤いオーロラもその場で確認可能になったので、『嘘つき』
ではないことが即座に証明できるようになりました!(爆)

…という訳で、慌てて撮影して確認。

2024.10.12 自宅で捉えた紫金山・アトラス彗星

 

三脚が立てられない場所だったため、窓枠で固定して手持ち!でしたが、それらしいものが
写っていました!!\(^o^)/
ショボい…と皆さんお思いでしょうけれど。
予報の位置とも合うので、おそらくこの光点がそうでしょう!尾も分かります…か?(焦)

何度か『電線食』に見舞われて…あっという間に彗星は雲の向こうへ。(涙)
双眼鏡ごしのご対面でしたが、何とか会えましたっ!!\(^o^)/

撮影時の彗星高度1.1°…って、大気補正後の値なのでしょうか?そんなに低かった?
データソースの信頼性は不明。

 

2024.10.12 自宅で捉えた紫金山・アトラス彗星

 

ここから20kmほど北に住む友人に電話をしたら、「雲が来てダメだった」と。(涙)
当地はギリギリ幸運に恵まれたようです。ありがたや!(-人-)

紫金山・アトラス彗星は、明日10月13日に近地点通過です。
今後の天気はどうでしょう?忙しくなりそう!!

 

 

恭賀新春/20250101 - 空のkiroku 雑記帳@goo

恭賀新春令和七年巳年紫金山・アトラス彗星は、久しぶりの大彗星でした!友人たちのご厚意とご協力で機会を得て数回遠征できましたが、上記画像は全て10月20日撮影です。へ...

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紫金山・アトラス彗星に会いたい!/20241010 - 空のkiroku 雑記帳@goo

紫金山・アトラス彗星(C/2023A3)英語表記:CometTsuchinshan-ATLAS・2023年1月に発見・2024年9月28日(日本時)に近日点を通過(0.39AU)=太陽に最も近づき、明るくなる・202...

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【特集】紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3) - アストロアーツ

(2025.1.21に日付を遡って投稿)

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紫金山・アトラス彗星に会いたい!/20241010

2024-10-10 23:00:00 | goo/彗星

紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)
英語表記:Comet Tsuchinshan-ATLAS

・2023年1月に発見
・2024年9月28日(日本時)に近日点を通過(0.39AU)=太陽に最も近づき、明るくなる
・2024年10月12日(日本時)に、地球に一番近づく(0.47AU)
・『オールトの雲』からやってきたらしい
・非周期彗星と予想され、太陽(地球)に接近するのは最初で最後で、二度と戻ってこない可能性大

 

2023年1月9日に、中国の紫金山天文台で発見された彗星です。その後、何故か追認観測が行わ
れなかったそうで、2023年2月22日にATLASという後述のシステムで発見された彗星状小惑星と
同一天体であることが確認されて、紫金山・アトラス彗星と名付けられました。

C/2023 A3は彗星符号です。符号は国際天文連合(IAU)が付けていて、CはComet(周期彗星はP)、
次に発見された年、月(1月=A、2月=B、3月=C...)、発見報告順で割り振られます。
つまりC/2023 A3は、2023年に発見、1月の3番目に見つかった彗星を意味します。

ATLASは、地球近傍にやってくる小惑星を監視して、地球に衝突する危険性のあるものを早期発
見するシステム(小惑星地球衝突最終警報システム)で、Asteroid Terrestrial-Impact Last
A
lert Systemの略となります。そして、これは一つの天文台や望遠鏡ではなく、ハワイ、チリ、
南アフリカにある望遠鏡のネットワーク・システムです。ちなみに、紫金山・アトラス彗星は、
南アフリカのアトラス・システムの望遠鏡で見つかりました。

「紫金山」という漢字表記では「しきんざん」と読む人がほとんどだと思いますが、英文では
現地読みの音を表して「ツーチンシャン」のような感じだそうです。(紫金山天文台は、日本
では長く「しきんざん」と紹介・呼んでいるので、今後も天文台名としては「しきんざん」で
通すのかも…。英語表記では"Purple Mountain Observatory, Chinese Acadmy of Sciences")

 

紫金山-アトラス彗星 C/2023 A3 ( Tsuchinshan-ATLAS ) @吉田誠一さんのサイト
彗星の軌道と高度変化グラフ
http://www.aerith.net/comet/catalog/2023A3/2023A3-j.html

上記のグラフをご覧になるとお分かりのように、高度曲線はピーキーでとんがっています。
おまけに光度見積もりが二転三転…明るくなっても3等級だ、いやマイナス行くだろうなど。
いずれにしても、彗星迎撃体制は双眼鏡と望遠レンズのショボい機材しか持たないド素人の私
には、観望・撮影のチャンスは多くはありません。(厳密には赤道儀も望遠鏡も"家"にはある…)

 

2024年9月 紫金山・アトラス彗星が3等前後 @アストロアーツ

 

2024年9月 紫金山・アトラス彗星が3等前後

2024年9月下旬ごろ、紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)が3等前後で見えると予測されている。

アストロアーツ

 

 

日本からは、9月下旬に明け方の東天のごく低空に見える!
…でしたが、とにかく当地は信じられないくらい晴れませんでした!!!(T_T)

 

2024年9月20日-10月10日の朝の東天 GIFアニメ

 

上のGIFアニメ画像は、2024年9月20日~10月10日の毎日午前4時半の東天の様子です。
約3週間ほどの間の同時刻の朝の空ですが、地平線に雲がないのは、9月24日と10月2日のたっ
た2日だけ!!Σ(゚□゚;)
いずれも7x50の双眼鏡で彗星を探したものの、地平線には薄雲が居るのかコントラストが非常
に低くて、私には彗星を見つけられませんでした。(T_T)

10月に入ると明け方の空に昇って来る時間が遅くなり、高度も低く、空が明るくなってしまう
ので見つけにくい。10月早い内に見ておかないと!!と、頑張ってはみたものの…。

太陽にかなり接近するため、核崩壊して消滅するのでは?という話もあり…実際、近日点前後
に「既に分裂した」「崩壊」という海外からの報告があったのですが、その後「撮れた」と
いう報告もあってヤキモキ。
やはり彗星ってミズモノ!!で、実際にやってくるまで分かりません!

 

 

とは言え、10月10日のLASCO C3画像には、彗星の頭もしっかりして、長い尾を引いている元
気そうな姿!これは生き残ってくれていそう!

紫金山・アトラス彗星、後半戦の始まり!?(前半戦は完敗!)
日本時12日頃から夕方の西の低空に見えるようになり、徐々に高度を上げながら(徐々に暗く
なって)遠ざかります。
なんとか会えますように!
晴天を祈るばかり。(-人-)

 

事前学習はアストロアーツの特集で!

【特集】紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)
ほうき星を見て、撮って、処理する
秋のC/2023 A3 紫金山・アトラス彗星 いよいよ接近
https://www.astroarts.co.jp/special/c2023a3/index-j.shtml

 

次に続く!

 

紫金山・アトラス彗星に逢えました!/20241012 - 空のkiroku 雑記帳@goo

以下からの続き…紫金山・アトラス彗星に会いたい!/20241010-空のkiroku雑記帳@goo紫金山・アトラス彗星(C/2023A3)英語表記:CometTsuchinshan-ATLAS・2023年1月に...

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(2025.1.19に日付を遡って投稿)

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