以下からの続き…
9月28日の近日点通過時(前?)に崩壊したという話も伝わってきてガッカリだったのですが、
その後、日本でも無事な姿が撮影されてホッ!10月7日(UT)にはLASCO C3の画面に彗星が入っ
てきて、健在な姿が捉えられました。(↓下の画像)
大きなフレアが発生していますが、彗星に影響はあるでしょうか?
肉眼クラスになるか?大化けして大彗星に?期待が高まります!
前記事のように、朝の東天に居た時には天候に全く恵まれずに姿を拝めなかったので、後半戦
には是非とも会いたい!
日本では、早ければ10月11日に夕方の西天に姿を現すとのこと。
けれども11日は夕方になるにつれて雲が増えて、日没の頃には西天はすっかり曇りました。
☆彡
翌12日は土曜日で家族も在宅していたので、二人で探してみました。
ところが上空は晴れているのに、肝心の西の低空には雲が居座っています。うう…。
日没17:10。
市民薄明終了17:35、航海薄明終了18:05、天文薄明終了18:34。
そんなデータを述べるまでもなく、彗星は空がしっかり暗くなる前に沈んでしまうのです。
自宅2階の廊下から眺めたのですが、最初は窓から身を乗り出さんばかりの恰好で、彗星は隣家
の陰!?という状況…辛い。
市民薄明終了17:35の彗星高度は4.1°。
そうこうしている間にも、彗星はどんどん高度を下げていく!!
7x50の双眼鏡をまだ明るい空に向けて、彗星が居るであろうあたりの雲の隙間を掃天。
彗星がもうすぐ雲に飲み込まれてしまう!?と思っていた時、双眼鏡で探していた家族が
「ん?これ…か!?」。
私も慌てて双眼鏡を向けると、キラっ!と輝く少し面積を持った点とそこからうっすらと淡く
伸びる尾のようなものが!!
家族には尾は見えなかったので、「"いつもの"『心眼』でしょ…」とあしらわれました。
先入観を持たず、尾の向きなど考えて見ていなかったモン!(笑)
ちなみに、私は視力がかなり悪いのですが、彗星や星雲などの淡い物やら赤いオーロラが見え
る(見えやすい)眼の性能があるのでしょうか?(視細胞的なものかどうか分かりませんが…
但し、ピント山は全然分からない!泣)同じ状況・対象を眺めても、仲間内でも私以外には分
からない(見えない)ことが多く、「また『心眼』発動してる!」と良く言われてしまうのです。
デジカメが普及してからは彗星も赤いオーロラもその場で確認可能になったので、『嘘つき』
ではないことが即座に証明できるようになりました!(爆)
…という訳で、慌てて撮影して確認。
三脚が立てられない場所だったため、窓枠で固定して手持ち!でしたが、それらしいものが
写っていました!!\(^o^)/
ショボい…と皆さんお思いでしょうけれど。
予報の位置とも合うので、おそらくこの光点がそうでしょう!尾も分かります…か?(焦)
何度か『電線食』に見舞われて…あっという間に彗星は雲の向こうへ。(涙)
双眼鏡ごしのご対面でしたが、何とか会えましたっ!!\(^o^)/
撮影時の彗星高度1.1°…って、大気補正後の値なのでしょうか?そんなに低かった?
データソースの信頼性は不明。
ここから20kmほど北に住む友人に電話をしたら、「雲が来てダメだった」と。(涙)
当地はギリギリ幸運に恵まれたようです。ありがたや!(-人-)
紫金山・アトラス彗星は、明日10月13日に近地点通過です。
今後の天気はどうでしょう?忙しくなりそう!!
◆【特集】紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3) - アストロアーツ
(2025.1.21に日付を遡って投稿)