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元日は満月で、部分月食がありましたネ。
そして、今夜も満月。
さて、同じ月に二回満月がある時、二回目の満月をブルームーンと呼ぶことがあります。
つまり、今夜はブルームーン。
但し、これは天文学的な正式名称ではありません。
天文学的(気象学的には不明)には、火山噴火の塵やガスなどの影響で実際に月が青く見えることをブルームーンと言います。
・Blue Moon
2004年7月7日の記事・英文
・Blue Moon over North America
2007年5月30日の記事・英文
・BLUE MOONS
2007年6月1日の記事・英文
文中の#1~#3をクリックすると、実際に青く見える月の画像が見られます。
上記のように、月が実際に青く見えることは滅多にないことなので、そこから英語の成句『Once in a blue moon』(滅多に無いこと)が生まれたのかも知れません。(成句はとても古いそうなので、違う語源かも知れません。)
今夜のような二回目の満月=ブルームーンは、実際に満月が青く見える訳ではありません。
ここでは詳しくは述べませんが諸説あり、Sky & Telescope誌で何度か取り上げられていたので、読んだことがあります。
そして、1946年のSky & Telescope誌のある間違いが広く知られるようになり、同じ月に二回満月がある時、二回目の満月をブルームーンと呼ぶようになったという説が有力のようです。
そして、その月の二回目の満月のブルームーンと、『Once in a blue moon』の"滅多に無いこと"の意味が合わさって、ブルームーンを見ると幸せになれる…という言い伝えまで出来てしまったようなのです。
もっとブルームーンについて詳しく知りたくなったあなた。
Mira Houseの以下の記事をどうぞ!
多分、日本で一番詳しいブルームーンに関する記述だと思います。
・Blue Moon ブルームーン
さて、今夜の満月。
ブルームーンなだけではないのです。
地球と月の距離が最も近い日でもあるため、今年最大の満月なのです。
月が最小の時と比べて14%も大きく見え、30%も明るいそうです。
・Astronomy Picture of the Day
2007年10月25日号・英文
月の最近と最遠の時の見かけの違い。
・月の最近・最遠の図(英文)
2010年の満月の最近&最遠
・1月30日 月の距離が最近(0.928、35万6596km、視直径33.6')
・8月25日 月の距離が最遠(1.057、40万6383km、視直径29.1')
同じ撮影条件で撮ったら、比較できて面白いですよ!
ちなみに、月の距離自体が最遠なのは…
・6月 4日 月の距離が最遠(1.052、40万4273km、視直径29.8')
月齢21。
それで、一番小さな満月は8月25日になるようです。
さぁ!今夜はひときわ大きくて明るいブルームーン。
見えたら、何か良いことありそうな?!♪