誤報だらけの地球温暖化情報(上)
誤報だらけの地球温暖化情報(中)
誤報だらけの地球温暖化情報(下)
続・誤報だらけの地球温暖化情報(上)
続・誤報だらけの地球温暖化情報(下)
オーロラ研究で名高い、アラスカ州立大学
地球物理研究所と
国際北極圏研究センター(IARC)の前所長で名誉教授の
赤祖父俊一氏(地球物理学者)ですが、氏は『地球温暖化』について、日本で多く見聞きするのとは違った角度からの意見を述べられています。
アル・ゴア氏の『
不都合な真実』に代表されるような『地球温暖化情報』は、実は間違っているというのです。
氏によると、地球温暖化は実際に起きてはいるけれど、その原因は人間が排出している炭酸ガスが主ではないとのこと。
気候変動には自然変動と人間の活動による変動がありますが、地球温暖化を話し合っている国際気候変動パネル(
IPCC:Intergovermental Panel on Climate Change)では、前者の要因については無視しているのだそうです。知りませんでした!(@_@;)
赤祖父氏が算出したところでは、現在観測されている温度上昇の5/6は自然変動、そして残り1/6が人間の活動によるものだとの結果が出ました。
しかし、最近は北極圏の氷が縮小しているというニュースも良く耳にします。
これに関しては、これまで北極圏という特殊な環境がほとんど調査されてこなかったために、現在起こっている変動が全て『異変』と報道されていることに問題があるとのこと。
地球の悠久の時間軸から見ると、現在は1400年頃から始まった小氷河期からの回復期にあたるために気温が上昇、全地球的に氷河が縮小していても、これは1800年前後から世界的に起こっていることで、1950年代の人間の活動による炭酸ガスの急上昇に符合して突然始まったことではないとのこと。
現在の温度上昇は炭酸ガスの温室効果以上に、次の要因も問題視する必要があるとの意見もあるそうです。
・水蒸気由来の温室効果
・太陽活動の周期による影響
・海面上昇は、海水の体積膨張に起因か?
さて、現在の気温上昇が自然変動としての温暖化だとして、私達は何をすべきなのでしょう?
赤祖父氏は、次のように述べています。
もともと温暖化問題は、EUが米国の経済的優位性を炭酸ガス問題で牽制する道具でした。現在では、金持国と貧乏国の争いの道具になっているだけです。
もし、IPCCの言うように大変なことになる可能性があれば、各国首脳は炭酸ガス削減でとっくに合意しているはずです。今まで何回会議をしても、何も決まらないのはなぜですか?
政治家たちが皆、温暖化問題は政治の道具であることを十分知っているからにほかなりません。
「地球が火の玉になる」というようなものは単なる脅かしです。どうして日本では官僚と報道が温暖化で騒いでいるのでしょう。そんな脅かしで訳の分からないことに資金を使うより先に、目先で起きている環境破壊や森林の伐採を問題にすべきです。
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=soranokiroku-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4416208189&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=ACCCF5&bg1=ACCCF5&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" align="right"></iframe> 赤祖父氏は北極圏の環境に関してスペシャリストでいらっしゃいますが、全てを鵜呑みにして、どちらが正しい・正しくないということはすぐには判断出来ません。
しかしながら、最近の地球温暖化の報道には、異常なバイアスを感じることも少なくありません。
地球温暖化に関しては、国家間の利害に関わる思惑で情報が交錯しているように思いますし、最近の国際社会での会議の様子からは、まさに赤祖父氏のおっしゃるように『金持ち国と貧乏国の争いの道具』になっているとしか思えないです。
IPCCについての国際的な地位の認識や、その理論の不備に関しても初めて知って驚きました。
理解を深めるためには『
誤報だらけの地球温暖化情報』の内容だけでは少々情報不足だと思うので、著書
『正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために』をお勧めします。
気象庁も認めた「地球温暖化は過ぎ去った」@’’’奇妙奇天烈###奇奇怪怪’’’
赤祖父先生が地元新聞
Fairbanks Daily News Minerに寄稿された記事『
Global warming has paused』(2008年9月27日付け)の和訳付き
「地球温暖化は過ぎ去った」 by 赤祖父俊一@らくちんランプ
記事には掲載されていない気温変動グラフを、補足
Akasofuの反論@悪魔のささやき
気象予報士の筆者が、様々な角度から
地球温暖化の真偽について考察。上記リンク先の記事では、赤祖父氏の考察に図表を加えて解説しています。
同じ筆者による
地球温暖化に関するひと味ちがうリンク集も参考にされたし。「わが国における地球温暖化問題の報道には偏りがあるのではないか」という疑問からだそうです。
「反地球温暖化論」の不整合@市民のための環境学ガイド
ページ半分位から下に、赤祖父氏の主張が箇条書きでまとめられています。
正しく知る地球温暖化 著:赤祖父俊一 @湘南でスローなライフスタイルを
書評。『地球温暖化について、ちょっと冷静に考えてみたいという方におススメの1冊』と締めておられます。