この日、アメリカで
Daylight Saving Time(いわゆる夏時間)が終了。
アメリカではハワイ州、アリゾナ州を除いて夏時間を採用しています。
(昨夏まではインディアナ州東部も夏時間を採用していませんでしたが、今夏から導入した模様。それにしても、
インディアナ州内のタイム・ゾーンはややこしい…*_*;)
ちなみに、
Daylight Saving Timeの適用期間は北米や欧州など概ね同じですが、多少期間が違う国があったり、毎年変わる国なんていうのもあるようです。(
資料その2)
ハワイとアラスカを除いて、アメリカ本土には
4つのタイム・ゾーンがあり(太平洋/Pacific=PT、山岳地帯/Mountain=MT、中部/central=CT、東部/eastern=ET)、全国ネットのTVニュースなどでは、時刻表示の下にどの地域なのかが表示されています。
そして、アラスカには東側の「アラスカ標準時」、西側の「アリューシャン時間」の2つのタイム・ゾーンがあります。アリューシャン列島はハワイと同じゾーンで、正式には「ハワイ・アリューシャン時間」と呼ぶのでしょうけれど、一般的には「ハワイ時間」と呼ばれているようです。
なお、これら地域の時刻は、先の全国ネットのニュースでは表示されません。(^^;;)
悲しき飛び地仲間…。
アラスカで見ている限り、もともとゆったりとした時が流れていて、現地の人々ものんびり構えているように見えます。タイム・シフトが実施される前にTVやラジオでアナウンスしても、細かく気にしている人に遭遇したことはなく、家の中で余り使われていない時計や、車内のデジタル時計が年中同じ時を刻み続けているという場面に、結構な頻度で出食わします。
たまたま身近で見ている人たちが、一般的なビジネスマンではないからでしょうか?
それでも待ち合わせに遅れるとか、飛行機に乗り遅れるという話はニュースで耳にしますけれども…。
(上記画像の「ハワイ・アリューシャン時間」にAISTと略号が入っていますが、これは電話帳に書いてあったもの。HASTの表記が正式ではないかと思います。なお、ハワイでは単にHSTと書かれます。アラスカでは夏時間を採用、ハワイでは非採用なので、「アリューシャン時間」、「ハワイ時間」と分けて呼び表した方が混乱は少ないのでしょうね。)
アメリカで夏時間が採用されているのは、
4月の第一日曜日の午前2時から10月の最終日曜日の午前2時まで。
本日10月29日のフェアバンクスの日の出は8:28、日没は16:39で、昼間の時間は8時間10分。
秋分の日から1ヶ月余りで、既に4時間ほど昼間の時間が短くなってしまいました。
1日に6分44秒も短くなっていく昼の時間は文字通り釣瓶落としの様相で、これから冬至に向けてますます暗い季節となります。
以前にも書きましたが、夏時間を採用している期間の方が長いのです。
時差に関しても東海岸寄りだし、夏時間を採用することによる経済効果が望める…のかも知れませんが、アラスカが今の時期まで夏時間というのは、実情とは食い違いが大きいような。
春分~秋分くらいの方が生活時間や体感的なズレが少ないのではないかと思うのは、余計なお世話でしょうか?
現地在住の方々にお伺いしてみたいです。
さて、このDaylight Saving Time。
来年のアラスカのカレンダーを見ていたら、ちょっとした異変に気づきました。
Daylight Saving Time Begins...March 11, 2007
Daylight Saving Time Ends......November 4, 2007
なんと
3月第2日曜日~11月第1日曜日となっており、
従来よりも丸一ヶ月間、長くなったようなのです。
いつ決まったのでしょう?
これも原油高の影響でしょうか?
欧州よりも期間が長くなったようです。
情報やニュースをご存知の方、お教え下さいませ。
最早1年のうち8ヶ月もの長さを占めることになったらしいDaylight Saving Time。
こちらの方がスタンダードで、残りの4ヶ月の方がイレギュラー。
そんな扱いが出来そう。
いっそ世界時(GMT、UT)との(スタンダード・タイム)時差も、この期間中の方を採用した方が分かりやすいのでは?とさえ思えます。
3月上旬にオーロラ・ウォッチングを考えていらっしゃる方はご留意のほど。
例年、4月第1日曜日で飛行機のダイヤが春ダイヤに切り替わっていたのですが、来年は3月11日で変わるのでしょうか?
もしそうならば、ちょっと楽が出来るかも…などと、胸算用。(^_^;)