![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/a8/f568519414f7eea054b21f34c0cd5e1c.jpg)
今宵(8/30~31の夜)はブルームーンだったけれど、台風接近でとうとうロクに見ることができませんでした。昨夜早くにはまだ雲間があったので、窓ガラスにヘバりついて待っていたのに…全く見えなかった訳ではないけれど、雲の向こうだったり隙間だったりで撮影できず。
8月二度目の満月。
カレンダーのひと月のうちに二度満月があると、それをブルームーンと呼ぶそうな。
それを知ったのは、少なくとも10数年前になるでしょうか…英語の辞書で見つけたのだったかしらん?
二度目の方だけを呼ぶとか、両方とも呼ぶとか諸説あるようで、現在使っている太陽暦と月の運行を元にしている太陰暦とのズレから起こる現象。
ちなみに今月8月1日が一度目の満月、そして30日が二度目の満月。
一朔望月(新月から新月まで、もしくは満月から満月まで)は平均29.53日。
(最短29.27日、最長29.84日)
…という訳で、2月にブルームーンはないということになります…よね?
ブルームーン。
でも、今宵の月が実際に青く見える訳ではありません。(^^;;)
火山の噴火などの影響で、青く見えることはあるようですが…。
Blue Moon
一ヶ月の間に二回満月がある=ダブル・フルムーンから来ているという説も聞いたことがありますが、定かではありません。
太陰暦では一ヶ月の間に満月が二回あることは有り得ません…よね?
英語の成句で”Once in a Blue Moon”の意味が「滅多にないこと」…というのは、そこからきているのかも。
以前『ブルームーンの語源』を調べたことがあったのですが、なかなかそれらしいものに辿り着きませんでした。
アメリカの天文雑誌『Sky & Telescope』で、いくつか記事を読んだこともありましたが…。(この雑誌のクロスワード用に、20世紀に入ってから編集部員が作った『造語』ではないか…などという記事も見たような気がするのですが、残念ながら記憶が定かではないし、その時の資料もどこにしまい込んだか…。二度目の満月をブルームーンと呼ぶという『意味を作った』というのが正しかったのかも知れません。いや、これ、真偽の程は分かりませんが…。^^;;)
S&TのサイトでBlue Moonを検索してみましたが、出てくる出てくる…関連記事がこんなにあったとは。しかし、件のお話は…古すぎるのか探し方が悪いのか、どれだか分かりませんでした。(^_^;)
ふぅ…それにしても、暦のお話って複雑。
気を取り直して(?)アストロアーツの天文ニュースでブルームーンを検索すると、国立天文台の天文ニュース(現アストロトピックス)ブルームーンについての記事がありました。
> ブルームーン」という言葉は、天文の正式な用語ではなく、定義がはっきりしません。
> 辞書を見ても、「ひと月に2回満月があるときの2回目の満月のこと」
> という記述は見つからず、たいていは「大気のちりの影響で青く見える月」
> と説明されています。
> また、月が青く見えるのはあまり頻繁には起こらないことから、
> 「ブルームーン」は「めったに起こらないような珍しい出来事」の意味で、
> 慣用句として使われることが多いようです。
火山のチリなどのエアロゾルの影響で、実際に青く見える月→なかなか見られない→Once in a Blue Moon=滅多にないこと…という説が有力?
確かにS&Tの記事を読んでいても、SpaceWeather.comの記事(その1・その2)を読んでも…うわぁ、横文字を読むのは疲れる~。(^^;;)
ひと月に二度満月があって、それを天文学的にはブルームーンとは呼ばないとしても、「今宵はブルームーンだって!」「見たら何かいいことあるかも…」なんて尾鰭がついて流布されたとしても、それがきっかけで空を見上げてくれる人が増えたら嬉しいのです。(^^)