空のkiroku 雑記帳@goo

by 日蝕貧乏知恵者猫
この前、空を見上げたのはいつですか?☆彡
すぐ目の前にも美しさと不思議が溢れています!

日本上空に赤いオーロラが出現!?

2007-08-29 17:44:17 | 雑記帳/オーロラ

symbol22007年8月30日~ オーロラ出現!?
 A-520-23号ロケット実験を観察しよう
@せんだい宇宙館ニュース

symbol2実験内容は、高度300kmまでの中性・電離大気観測と気象・海洋現象の多波長撮影@JAXA
2007年8月30日以降の夕方、内之浦から超高層大気観測のための、実験ロケットが打ち上げられます。この実験では、高度250km~150kmで、リチウムの蒸気を噴出するため、上空の太陽光によって励起されて、赤く光り輝きます。
まるで、遠方からでも赤いオーロラ(※)が出現するように見えることが予想されますので、この期間の夏休みの夕暮れ時に注目してください。

※自然のオーロラの発光メカニズムとは異なります

 この夏、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は内之浦宇宙空間観測所から、S-520-23号ロケットを打上げます。
 このロケットは超高層大気の観測実験を実施。ロケットから発射されたビーコン電波と放出されたリチウム蒸気からの発光を、地上からの電波と可視光で観測するものです。
 リチウム蒸気の発光は、太陽光により励起されて赤く光り輝く"人工オーロラ"として見える筈
 研究チームでは、一般の方々にもこのリチウム雲のビデオや写真撮影による観測を呼びかけています。


 正確を期すならば、本来の"人工オーロラ"とは違うのでしょうけれど…まぁ、そこは堅いことは言わずに。(^_^;)

 今回は高層大気中に放出したリチウムの散乱光を観測するのですが、その色は1枚目画像のオーロラのような濃いピンク色ではないかと思われます。
 なお、このオーロラの色はリチウム由来ではなく、酸素です。
 似たような色なのかな…ということで。

 ちなみに、以前アラスカで『人工オーロラ』を目撃したことがありますが、それとこれとの見た目の差異はどのようなものなのかなどは分かりません。
 この記事に貼り付けた3枚の画像のうち、以下の2枚はアラスカで撮影したもので、高層大気の流れをチェックするらしい"Man made Auroras"と赤を伴った天然のオーロラです。


 今回の実験の人工オーロラはこのようなカーテン状に見えるのではなく、赤い雲のような発光体の塊状に見える…のかも知れません。
 3枚目の画像の中央下に写っているチョロッと尻尾を付けたクリーム色の光の塊のような感じなのかも知れませんが、最も明るく大きく見える場所でも光の塊は満月くらいの明るさと大きさとか。
 但し、これは理論値であり、空の広範囲がピンク色に染まる可能性もあるとのことです。



symbol2 実験の行われる日時 
 ロケット打上げの可能な期間は、2007年8月30日(木)~9月14日(金)
 鹿児島県本土周辺のみならず、奄美大島、潮岬、五島列島からも観測が予定されています。
 なお、西日本一帯の天候が良好であることが必要で、8月30日(木)を初日として、このような天候となる日まで日程は繰り下げられます。
 打上げ時刻は、18:55~19:40頃
 但し、天候の良い時を見計らって打ち上げられますので、打上げの瞬間は直前まで不明。

symbol2宇宙に輝く特大花火を見てみよう! ~WINDロケット実験~@高知工科大学
 こちらのページに、最新の打ち上げ予定時刻、リチウムの放出予定時刻(1回だけでなく3回あります)が掲載されています。
 どのように見えるのか?観察方法なども順じアップされているので、要チェック!

symbol2WINDロケット実験 各地での見え方@倉敷科学センター
 四国沖の太平洋上空でリチウムを放出し、地上から観測しようというものです。条件によっては太陽光を受けて光る雲が、西日本各地で観測されることが期待されています。

 鹿児島県内之浦から打ち上げられるロケットですが、リチウム放出は四国沖。
 打ち上がるロケット(の軌跡)が見られるのは九州や四国の限られた地域だと思われますが、リチウム放出は高高度で行われるために、かなり広い範囲から見ることが可能なのですね。無論、天候や視界が開けていることが重要ですけれども…。(天候に関して言えば、この現象は地上からも広く観測出来ないといけないので、それを加味して打ち上げられます)

 放出されたリチウム(擬似オーロラ)が良く見えるのは九州と四国各地、中国や関西の瀬戸内地方となりますが、四国山陰地方、神戸や大阪、奈良、京都、和歌山の他、仰角は低くなりますが静岡や東京でも見られるチャンスはあるようです。

 ちなみに東京の(海抜0m)リチウム放出仰角は、1回目11°、2回目9°、3回目5°となっています。
 1回目の11°というのは、地平線から(目の高さに腕をまっすぐに伸ばした時の)こぶし1つ分ほどしかありませんので、ビルや山などに隠されてしまうかも知れませんが、南西の空の開けた場所…海に面した高層ビルなどが良さそう。

 ロケット打ち上げが予定されている2週間余りの間、該当地区にお住まいの方・お出かけの方は、夕暮れ時の空に注目です!
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皆既月食見えず

2007-08-28 20:48:04 | 雑記帳/レンズの向こう側
 2004年5月5日の皆既月食は月没帯食と言い、明け方の西の空低い位置で起こり、欠けたまま沈んでいくものでした。
 当地ではお天気が悪かった(雲量10)ので見られませんでした。

 その前の2001年1月10日の皆既月食も明け方の西の空でのことで、こちらは皆既が終了して、満月に戻る過程で沈んでいくものでした。
 でも、見た覚えがない…。
 天気を調べたら、横浜は明け方は曇り。
 午前9時には快晴になっていたので、もう少し晴れるのが早ければ…。

 では、(部分月食は記憶があるけれど)自分が見た皆既月食は、いつが最後なのか?
 調べてみたら、2000年7月16日でした。
 蚊と戦いながら撮影した覚えがあります。

 月食は見られる頻度がもっとありそうに思っていたけれど、条件が良く、天候にも恵まれて…となると、案外難しいものなのですね。


19時頃
既に月は昇ってきている筈。
画像では良く分かりませんが、
薄い雲がベッタリと空を覆い尽くしていました。



20時頃
天頂付近には雲が薄い部分もあるようですが、
月がある肝心の東天には相変わらず雲に覆われていました。
そればかりか、時折ピカピカと稲光が見え、
遠雷も聞こえ始めました。
都内では土砂降りで、停電や交通網に被害が出たようです。

結局、当地では雲の隙間からさえも
赤銅色のお月様は拝めず。

皆既月食が終わる頃には、雨が降ってきました。



symbol2 東京の月食@つるちゃんのプラネタリウム

 日本での次の部分月食は、2008年8月17日(でも、最大食前後に月没)。
 皆既月食は、2010年12月21日にあるものの、月出帯食で皆既を迎えたお月様が出現ですし、その次の2011年6月11日も、皆既食のまま月没…。
 条件の良い皆既月食は、2011年12月10日までお預けですぅ。(T_T)。
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曇天

2007-08-28 17:43:47 | 雑記帳/レンズの向こう側
只今17時半。
曇天~っ!(T_T)


 6年半ぶりの皆既月食なのに!
 少しは隙間があれば…と見ても、ほとんど期待出来そうもない。
 雲の濃淡はあるので、薄い部分から透かして見えるかなぁ…。

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十四番目の月

2007-08-27 18:00:48 | 雑記帳/レンズの向こう側

明日は満月。
月出帯食、皆既月食


今宵現われ出し十四番目のお月様は、
群雲を従えて、ぼんやり黄色い光芒を纏っていました。

明夕のお天気が気掛かり。
天気予報では、秋雨前線が本州上空にあり
それが南下するとのこと。
当地では望み薄?
皆既月食を拝めるのは、
北海道と九州・沖縄地方だけでしょうか…。

空の上では夏と秋とがせめぎあい。

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8月28日、月の出から皆既月食!

2007-08-26 11:52:41 | 雑記帳/空
 8月28日の夕刻、東の空からうっすら暗くなったお月さまが登場(半影食、つまり月出帯食)、この夜早い時間に(お天気に恵まれれば)日本全国で皆既月食が見られます!
 前回、日本で皆既月食が見られたのは2004年5月5日のことですが、全国規模では2001年1月10日以来。
 なんと6年半ぶりなのですっ。

月食の進行(日本各地同じ)
 半影食の始め 16:52(地平線下)
 部分食始め  17:50
 皆既食の始め 18:52
 皆既食最大  19:37
 皆既食終り  20:22
 部分食終り  21:23
 半影食終り  22:22
 
東京
 月の出  18:11
 日没   18:16
 薄明終了 19:45

 おまけとして皆既月食中にみずがめ座σの星食もあります。@高校生天体観測ネットワーク
 東京:潜入19:47頃、出現20:32頃
 潜入時間 MAP
 出現時間 MAP


symbol2 【特集】2007年8月28日皆既月食@アストロアーツ
 皆既月食についての解説、詳しい予報、撮影方法まで網羅。

symbol2 皆既月食どんな色?キャンペーン@国立天文台
 こちらも皆既月食についての解説や予報などが掲載されていますが、+キャンペーンが展開されています。
 皆既月食中にはお月さまが完全に見えなくなるのではなく、赤銅色と呼ばれるような赤黒く見えることが多いです。
 この色はいつも同じではなく、その時の様々な条件で変化するのですが、それを報告するキャンペーンです。


 皆既日蝕は太陽と地球の間に月が入って起こる現象なので、地球から見る月はいわゆる逆光の状態で、影を眺めているので月は真っ黒に見えます。
 比べて皆既月食は太陽と月の間に地球が入って起こる現象で、月に投影された地球の影は地球にある大気の影響で散乱するために、月がぼんやり見えることが多いという訳です。(合ってるかなぁ…苦しい。^^;;)
 地球上の大気汚染の度合いによって赤銅色の濃さが変わるとか(空気が綺麗だと皆既中の月が明るいオレンジ色に、汚れていると暗赤色や月が見えないなど)、大規模な火山噴火が起こると青味を帯びたり黒っぽく見えるなど、様々なことが言われていて、専門的にはダンジョン・スケールという尺度で計測します。


symbol2 BE ALERT FOR TURQUOISE
 また、今年3月3日(時差で4日の所も)にヨーロッパの西半分とアフリカで皆既月食が観察された際には、別の特異な現象に多くの人が気付きました。
 それは、地球大気中のオゾンの影響によって、月の淵がターコイズ(青緑)に染まる現象です。
 月を照らす光の大部分は地球の成層圏を通り抜けた散乱光ですが、一部の成層圏を抜ける光はオゾン層に赤い光が吸収されるために、このような色合いで照らすようです。
 但し、この現象は非常に短い時間しか観測できないらしく、皆既月食なってから数分(18:52JST)、皆既月食が終わる前(20:22JST)の数分に限られるようです。
 
 3月3日に撮影された月の淵がターコイズに染まる様子を収めたギャラリー@Spaceweather.com
 Total Lunar Eclipse Mar.3,2007 Page6 Page7
 お勧め:その1 その2 その3


symbol2 皆既月食のインターネット中継@倉敷科学センター
symbol2 皆既月食中継@銀河の森天文台(北海道陸別町)
symbol2 皆既月食どんな色?ライブ中継@国立天文台(東京都三鷹市)
symbol2 皆既月食中継のページ@かわべ天文公園(和歌山県日高川町)
symbol2 ライブ中継@綾部天文館パオ(京都府綾部市)
symbol2 ライブステーション@西はりま天文台公園(兵庫県作用町)

symbol2 オーストラリア@ディスカバリーチャンネル 
symbol2 Las Vegas@ノースダコタ大学 
symbol2 from Georgia
 

 赤銅色に染まる月だけでなく、青緑色にも注目!
 あとはお天気っ!!
 晴れますように…。
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