9日の18時過ぎ、twitterで『小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン異常について』の報を知りました。
JAXAプレスリリース:小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン異常について
はやぶさリンク:イオンエンジンに異常、ついにエンジン1基に 松浦晋也のL/D
松浦晋也氏による簡単な解説では、
ここまでもうダメかも知れないという難局を何度も乗り越え、疲労困憊の身体(?)で頑張って、宇宙空間を地球に向けて帰還の旅を続けて来た『はやぶさ』。
何とか無事に帰ってきて欲しい。
(でも、実際地球に帰還出来るのは小惑星『イトカワ』のサンプルを積んだカプセルだけで、本体は宇宙空間を漂い、やがて地球に落下して燃え尽きてしまうのだろうけれど。これを思うと、また複雑な心境&切なくなる…。(T_T)
そうしたら、ISSの目視情報などをアップ下さっている@lizard_isanaさんから、以下のメッセージを頂きました。
その時は雲が多くて、まだ昇っていない月は見えるかどうか分からず、そして、夜は疲れてwebの海を漂いながら、いつしか眠ってしまっていた私。
しかし、夜中にふと目が覚めました。
「あっ、はやぶさ!月は見える?」
窓を開けたら、薄雲越しにお月様。(^_^)v


松浦晋也氏による簡単な解説では、
はやぶさのイオンエンジンはA-Dの4基。3基運転がノミナル。長期航行が続き、すでに想定した寿命は尽きている。いつ壊れてもおかしくない状況での綱渡りの運用が続いていた。…なのだそう。
エンジンAは、打ち上げ直後の試験で動作不安定が発見されたので、予備機扱いとなった。エンジンBからDの3基でイトカワに到達した。
一昨年の4月、エンジンBが劣化から来る電圧上昇を起こしたので、動作停止。それ以来エンジンCとDで運用し続けてきた。
今回、ついに残る2基のイオンエンジンのうち、1基がダメになってきたというわけ。
まだ、1基残っているし、いざとなれば動作不良で予備に回ったAを動かすこともあり。だから、まだ終わりではない。しかし、帰還がまた一層厳しくなったことは間違いない。
ここまでもうダメかも知れないという難局を何度も乗り越え、疲労困憊の身体(?)で頑張って、宇宙空間を地球に向けて帰還の旅を続けて来た『はやぶさ』。
何とか無事に帰ってきて欲しい。
(でも、実際地球に帰還出来るのは小惑星『イトカワ』のサンプルを積んだカプセルだけで、本体は宇宙空間を漂い、やがて地球に落下して燃え尽きてしまうのだろうけれど。これを思うと、また複雑な心境&切なくなる…。(T_T)
そうしたら、ISSの目視情報などをアップ下さっている@lizard_isanaさんから、以下のメッセージを頂きました。
いま「はやぶさ」は、天球上のかに座のあたり、火星のすぐそばにいます。今夜は月のすぐ隣、真夜中に東から昇ってきて ( http://bit.ly/44qM0P )、5時ごろ南中します( http://bit.ly/3XhDyK ) 。
今夜、月が見えたら思い出してください。「はやぶさ」は今あそこにいます。
その時は雲が多くて、まだ昇っていない月は見えるかどうか分からず、そして、夜は疲れてwebの海を漂いながら、いつしか眠ってしまっていた私。
しかし、夜中にふと目が覚めました。
「あっ、はやぶさ!月は見える?」
窓を開けたら、薄雲越しにお月様。(^_^)v