アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

Frank Marino&Mahobany Rush(What's Next)

2016年03月12日 16時39分08秒 | ロック








週末はRockにて、Mahogany Rush。録音は1980年、レーベルはCBS。ギンギンのGuitar Soundの洪水である。James Hendrixフリークのひとりと目されるバンド、いや人物だ。なぜならmahogany RushはFrankのワンマンバンドだから。とにかく理屈抜きに降り注ぐが如くのguitarの音、音、そしてまた音。好き者にはたまらないだろう。最近年を取って高域が聞こえにくくなったし、620Bは狭帯域SPなので、気にならないが30代のころは、高周波で気持ち悪くなるほどだった。おまけにSPもL-10で超広帯域まで再生可能だから、正直アルバムを聴き通すのがしんどかった。そんなわけで20年ぶりの試聴である。おっさん(あ、ジジイか。)になるのも悪くないものだ。(笑)

side A

1.You got livin'

2.Finish line

3.Rock in baby

4.Something comin' our way

side B

1.Roardhouse blues

2.Loved by you

3.Rockn roll hall of fame

4.MONA


(personnel)

Frank Marico(guitar,vocal)

Paul harwood(guitars,vocal)

Jim Ayoub(drums)



にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
にほんブログ村

阿川泰子(Fine)

2016年03月09日 23時32分07秒 | ロック








今宵の一枚は阿川泰子のFine。録音は1982年、レーベルはinvitation。このアルバム、JazzというよりVossa Novaだろうか。なぜならリズムセクションがViva BRAIL、ブラジリアングループだから。芸達者な面々でなかなか聴かせる。instrumentalで聴いてみたい気にさせる、といったらほめ過ぎかな。?特にbasとpercussionが出色。素晴らしい。阿川泰子はjazzな曲を唄うと、どこか違和感が伴うのが個人的な感想だが、Bossa Novaだどとっても合っているような気がするのは気のせいかな。?軽快で乾いてもいないし、濡れてもいないほどよい妙なる頃合い。意外や意外彼女の最高傑作か。?


side A

1.Mou amor

2.Searching

3.Fill up the night

4.New York afternoon

5.Darlin' don't over go away


side B

1.Smile on your face

2.Jump for joy

3.You and I

4.Take a holiday

5.Affair of the heart

(personnel)

(viva BRASIL)

Claudio Amaral(guitar,chorus)

Jay Wagner(keyboard)

Edddy Soleta(bass,chorus)

Rubens Moura Jr(drums,percussion)

Kent Midleton(percussion,fl)

Masanori Sasaki(keyboard)

Yasuaki Shimizu(as)

EVE(chorus)

Milky Way(chorus)

Nakazawa group(tp)

Kagiwada group(tb)

Joe Group(strings)



にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへにほんブログ村






Led Zeppelin(CODA)

2016年03月07日 01時32分31秒 | ロック

今宵の一枚は久々のLed Zeppelin。録音年月日がバラバラなCODAだ。レーベルはもちろんSwan song。Led Zeppelin最後のアルバムがこのCODA、最終楽章である。所謂編集物で録音年月日がバラバラながらなぜか不思議と統一感があるアルバムに仕上がっている。個人的にはPresenceと並ぶ傑作だと思う。とにかく無駄のない効果的な音創りで、Hard rockの真髄。とりわけBonzoことJohn Bonham のdrumsが凄い。圧倒的である。学生時代は耳タコでZepばかり聴いていたが、いつ聴いても彼のdrumsは新鮮。独特という形容詞しか思い浮かばないグルーブ感とリズム感は、他の誰にも似ていない。彼こそがLed Zeppelinだ、ということを確信させられるアルバムである。

 

Zelleinの凄いところはグループとして一体感と完成度の高さである。4人全員が卓越した力量があり、Soundが緻密で音に対峙するのでなく、包む込まれる感じ、だろうか。各パート個々が有機的であることはもちろん、全体でより有機的に機能することが、他のバンドと違うところ。自然と疾走感が生まれ、飽きがこない。

このアルバムで一番興味深いのはJohn Paul Jones。B面2曲目のDarleneでpianoを弾いている。これが上手いし実に曲に合い素晴らしい。bassやkeyboardの演奏力の高さは先刻承知だがこのpianoにはやられた。Nicholas Hopkinsばりの演奏である。

 

 

side A

1.We're gonna groove

2.Poor TOM

3.I can't quit you baby

4.Walter's walk

side B

1.Ozone baby

2.Darlene

3.Bonzo's MONTREUX

4.Weaaring and tearing  

 

(personnel)

John Bonham(drums)

John Paul Jones(bass,piano)

Robert Plant(vocal)

Jimmy Page(guitar)

にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
にほんブログ村

 


Blue Oystercult(On your feet or on your knees)

2016年03月05日 23時57分24秒 | ロック

週末はRock。今宵の一枚はBlue OystercultのOn your feet or on your knees。録音は1974年のライブ、レーベルはcolombia。このバンドでまず思い浮かぶのはゴジラ。あのゴジラをテーマにした曲があるのだ。定かな記憶はないが70年代の終わりに新宿厚生年金ホールでのライブに行った。隣に座ったヤンキーのおねいちゃんに拙い英語で話しかけ、「今日のライブどうだい。イケてる。?」などなど訳の分からんことを聴いた記憶が。(笑)ライブ盤2枚組みとタップリと聴きごたえのあるボリューム。例によってこのアルバムを針を落としたのは30年ぶりぐらいにて、懐かしさが先に立つ。意外に聴きやすい。Hard  Rockにしては思いのほかメロディアスであまり煩くない。guitarが2本、時に3本になるがLed Zeppelinのような畳みかけるような音作りではない。どこかノンビリした空気が感じられる。やはりアメリカのバンド故かな。

 

side A

1.Subhuman

2.Harvester og eyes

3.Hot rails to hell

side B

1.The red and black

2.7 screaming diz-busters

3.Back's booge

side C

1.Then came the last days

2.Cities on flame

3.ME262

side D

1.Before the kiss

2.I ain't got you

3.Born to be wild

(personnel)

Eric Bloom(guitar,vocal)

Donald Buck Dharma Roser(guitar,vocal)

Allen lanier(guitar,keyboards)

Joe Bouchard(bass,vocal)

Albert Bouchard(drumas,guitar,vocal)

 

にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
にほんブログ村


KingCrimson(Islands)

2016年02月29日 00時14分16秒 | ロック

週末はRock(あ、もう週明けか)。今宵の一枚はKingCrimsonのIslands。録音は1970年、レーベルはAtlantic。このアルバム実に25年ぶりにターンテーブルに乗った。Crimsonといえば、「21世紀の精神異常者」や「太陽と戦慄」、「ポセイドンの目覚め」をずいぶんと聴き込んだが、なぜかこのIslandはほとんど聴かなかった。B面に至ってはおそらく今回を含めで数回しか針を落としていないだろうから、曲の記憶がない。Jazz風でありまたClassic風でもあり、なんとも不思議なアルバムである。A面最後のThe letter。詞が強烈で女は怖いなぁ、とつくづく思ったもの。

 

"The Letters"

With quill and silver knife She carved a poison pen Wrote to her lover's wife: "Your husband's seed has fed my flesh". As if a leper's face That tainted letter graced The wife with choke-stone throat Ran to the day with tear-blind eyes. Impaled on nails of ice And raked with emerald fire The wife with soul of snow With steady hands begins to write: "I'm still, I need no life To serve on boys and men What's mine was yours is dead I take my leave of mortal flesh"

 

side A
1.Formentera Lady

2.Sailor's Tale

3.The Letters

side B

1. Ladies of the Road

2.Prelude: Song of the Gulls

3.Islands

(personnel)

Robert Fripp(guitar,mellotron,peter's pedal)

Mel Collins(fl,bass fl,saxes,vocal)

Boz(bass guitar,lead vocal)

Ian Wallace(drums,percussion,vocal)

guest player

Keith Tippett(piano)

Paulian Lucas(soprano)

Robin Miller(oboe)

Mark Charing(cornet)

Harry Miller(string bass)

にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
にほんブログ村


Doris Day(Young man with a horn)

2016年02月23日 02時02分13秒 | ロック







今宵の一枚はDoris DayのYoung man with a horn、録音は1950年、レーベルはhallmark。DorisDayは明るく、健康的かつ品行方正なタイプで屈託がなくストレートに歌い上げる歌手だ。真面目過ぎてなんとなく敬遠しがちだが、なかなかどうして歌はうまい。このアルバムは彼女が出演した映画、Young man with a hornのsound truck、「邦題は情熱の協奏曲」である。切々と歌い上げるDoris、泣かせます。Chrisのようなゾクゾクするような魅力はないけれど、爽やかで惹かれるものはある。

Harry James楽団がバックだが、御大Harryのtpが前面に出てる。trmunpet吹きの映画だがら当然といえばそれまでだが、これが素晴らしい。monoな録音ながらリアリティがあって音が前に出てくる。Dorisの歌も同様に自然な響きで心地よい。monoであることと、こと音質は別。余計なミキシングをしていない録音は年月が経っても色褪せず、見事な質感だ。

side A

I may be wrong

2.The man I love

3.The very thought of you

4.Pretty baby

5.Melancholy rhapsody

6.Would I love you

side B

1.Too marevelous for worlds

2.Get happy

3.I only have eyes for you

4.Limehouse blues

5.With a song in my heart

6.Lullaby of Broadway

(personnel)

Doris Day

Herry James and his orchestra






























にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
にほんブログ村

Grand Funk(Caught in the Act)

2016年02月14日 23時57分26秒 | ロック







今宵の一枚はGrand FunkのCaught in the Act。録音は1975年のライブ、レーベルはcapital。懐かしい実に懐かしいアルバムだ。このアルバムがリリースされた1975年は来日公演があり、5月の武道館公演に行ったのだ。RockのライブはこのGrand Funkが初めてで大いに興奮した。もちろん、recordやEMでは知ってはいたものの、生で聴くHard Rockは鳥肌もので、感動した。大観衆、大音量、そして熱気。見るもの、聴くものすべてが新鮮で興奮したものだ。


ZepplinやDeepPurpleと言った英国系とはずいぶんと違うSoundで、カラッとした爽やかな感じの音作りだろうか。粘らない粘着しないのだ。音が内側ではなく外へ外へ広がる感じ。嫌みのない音である。好きな曲ばかりだが、個人的にはWe're an American Bandが好き。単純明確な主張がそのまま曲目になっていて、清々しい。sound的にはBlack LicoriceとT.N.U.C.が一押しかな。


side A

1.Footstompin' Music

2.Rock & Roll Soul

3.Closer to Home

side B

1.Heartbreaker

2.Some Kind of Wonderful

3.Shinin' On

4.The Loco-Motion

side C

1.Black Licorice

2.The Railroad

3.We're an American Band

4.T.N.U.C.


side D


1.Inside Lookin' Out

2.Gimme Shelter


(personnel)
Don Brewer (Drums, Percussion, Vocals)

Mark Farner (Guitars, Organ, Vocals)

Mel Schacher (Bass Guitar, Backing Vocals)

Craig Frost (Keyboards, Percussion, Backing Vocals)


Jeff Beck(Truth)

2016年02月13日 23時32分10秒 | ロック







今宵の一枚はJeff Beckのtruth。録音は1968年、レーベルはepic。言わずと知れた1960年代の掉尾を飾るRock 史上に残る名作。旧い録音でオーディオ的には見るべきものはないけれど、Rock好きには堪りません。なんたってRod Stewartのvocalが素晴らしい。何故かこのアルバムではJeff Beckはおとなしく、Blow by blowのように前面に出てこないのが不思議。それにしても実に30年ぶり針を落とした。偶然、今日は誕生日。過去を顧みるに感慨深いものがある。今日からおやじからじじいの仲間入り。30年たっても進歩しとらん。(爆)

よく言われるようにA面4曲目のyou shock meがおもしろい。You shock meといえばまずはZepの1thが頭に浮かぶし、刷り込まれているので凄く新鮮。このアルバムRockといよりBlues色が極めて濃く、予備知識がなく聴くととてもイギリスのバンドとは思えない。全体にスローなテンポで味があり、枯れた感じ。アメリカ南部の匂いがする。当時はまだまだみんな駆け出し時代で無名に等しいが、Jeff Beck、Rod Stewart、Ron(nie)Woodという今や綺羅星のようなStar達の原点である。ゲスト参加のNicky Hopkinsのpianoが素晴らしい。この人いろなバンドで客演しているが実に良い演奏をする。Stonesのアルバム似も良く顔を出している。

Beck-Olaとのカップリングにて2枚組。


side A

1.Shapes of things

2.Let me love you

3.Morning dew

4.You shock me

5.OL' man river

side B

1.Greensleeves

2.Rock my plimsoul

3.Beck's bolero

4.Blues deluxe

5.I ain't supersttitious


(personnel)


Jeff Beck(guitar)

Rod Stewart(vocal)

Ron(nie)wood(bass)

Mick Waller(drums)








The Police(Reggatta de Blanc)

2016年02月07日 23時51分46秒 | ロック







週末はRock。今宵の一枚はPoliceのReggatta de Blanc。録音は1979年、レーベルはA&M。Simple is bestを地で行くアルバムでリリース当時新鮮さに驚いたものだ。メンバー3人、Soundも余計なモノをそぎ落とした印象的な音造り。bass、guitar、drumsといった構成だからこそ骨格のしっかりしたタイトな音を紡げるのだろう。全体的にmono録音のような音造り、もちろん意図的だろう。B面のDoes Everyone StareとNo Time This Timeで一気に左右に広がる音は抑えられたものが爆発するかのような効果があり、印象的だ。1曲の時間も短く5分オーバーは1曲だけ。結果的にスピード感満点に仕上がっている。

Message in a bottleは好きな曲で耳に残るが、一番好きなのはB面冒頭のWaking on the moon。

P309+M509の組み合わせ、昨日も言及したがとにかくpowerfulで素晴らしい。ちょうどageingが終了し、今が一番おいしい時期だろうか。とにかく620Bが生き生きと謳いだし、ワクワクしながらLPを聴いている。MA-10いらないかも。(笑)




side A

1.Message in a Bottle

2.Reggatta de Blanc

3. It's Alright for You

4.Bring on the Night

5. Deathwish

side B

1. Walking on the Moo

2. On Any Other Da

3.The Bed's Too Big Without You

4. Contact

5. Does Everyone Stare

6. No Time This Time






(personnel)


Sting(vocal、bass)

StewartCopeland(drums)

Henry Padovani(guitar)

Gerald Wilson(Portraits)

2016年02月05日 01時19分30秒 | ロック







今宵の一枚はGerald WilsonのPortraits。録音は1963年、レーベルはPacific Jazz records。来日したことがなく日本ではほとんど人気がない、Gerald Wilson。実は凄い人で2年前に96歳!で亡くなったが90過ぎまで現役だったそうで、Hank Jones以上に長生きしたJazz界の最長老だった。playerではなくarranger、composerだったので地味だったのかもしれない。とはいえ、west coastのドンであり、また才能に恵まれたからこその長い現役生活。もっと多くの人にかれの存在を知ってもらいたい。Jazz orchestraといえばGil Evansがまず思い浮かび、彼のスタイルと比較するとたいへん興味深い。GeraldのarrangeはGuitarの使い方が抜群でラテン的なスパイスが効いているのが特徴だろうか。このアルバムも、Joe Passが参加、いぶし銀の演奏を聴かせてくれる。他にもHarold LandやBud Shank、Jimmy Woodsといった面々が参加なかなか豪華なメンバーである。Round midnightのarrangeがおもしろい。聴きなれたMilesのarrangeとはずいぶんと違う。管楽器がoffで編曲され前に出てこない。



side A

A1 So What
A2 Caprichos
A3 Paco

side B

B1 Ravi
B2 Aram
B3 Round Midnight
B4 Eric


(personnel)
Alto Saxophone – Jimmy Woods
Bass – Dave Dyson (tracks: A2, B2, B4), Leroy Vinnegar
Bongos – Modesto Duran (tracks: A3, B1)
Drums – Chuck Carter
Flute – Bud Shank (tracks: A2)
Guitar – Joe Pass
Leader – Gerald Wilson
Liner Notes – Eliot Tiegel
Piano – Jack Wilson
Producer – Albert Marx
Reeds – Harold Land, Jack Nimitz, Jimmy Woods, Joe Maini, Teddy Edwards
Tenor Saxophone – Harold Land, Teddy Edwards
Trombone – Bob Edmondson, Don Switzer, John Ewing, Lester Robertson, Lew McCreary (tracks: A2, B2, B4)
Trumpet – Al Porcino, Carmell Jones (tracks: A2, B2, B4), Freddie Hill (tracks: A2, B2, B4), Jules Chaikin (tracks: A2, B2, B4), Nathaniel Meeks (tracks: A2, B2, B4), Ray Triscari (tracks: A2, B2, B4)
Written-By – Gerald Wilson (tracks: A2 to B2, B4)

ELP(Brain salad surgery)

2016年01月31日 23時50分25秒 | ロック








今宵の一枚はELPのBrain salad surgery。録音は1973年、レーベルはManticore。ELP最盛期のアルバムで日本でもずいぶんと人気があった気がする。Keith Emersonのパフォーマンスが前面にでたアルバムで、シンセサイザーの洪水といったも良い音作り。個人的にはworksが好き。当時としては画期的だったのかもしれないが、今聴くとどうもピンとこない。Pink Floydの方が普遍性がある気がする。ひたすら演奏を優先する感じで、何を訴求したいのはどうもハッキリしな気がする。



side A
1.Jerusalem

2.Toccata
3. Still...You Turn Me On 

4.Benny The Bouncer
5. Karn Evil 9: 1st Impression-Part 1 


side B
1. Karn Evil 9: 1st Impression-Part 2 

2.Karn Evil 9: 2nd Impression 

3. Karn Evil 9: 3rd Impression 


(personnel)

Keith Emerson( organ, piano, harpsichord, accordion, custom-built Moog synths, Polyphonic Moog Ensemble)

Greg Lake (vocals, bass, Zemaitis electric 6-string and 12-string guitars )

Carl Palmer(drums, percussion, percussion synthesizers)

Pink Floyd(Atom heart mother)

2016年01月24日 22時48分09秒 | ロック







今宵の一枚はPink FloydのAtom heart mother。録音は1970年、レーベルはHarvest Records。乳牛のジャケットと言えば、言わずと知れた「原子心母」。Pink Floydの5枚目のアルバム。A面は組曲でクラシックの曲をアレンジした、といっても違和感ない作り。ホルンやブラス、コーラスが効果的に使われている。とりわけ女性コーラスのパートハ幻想的で興味深い。オーケストラの部分はRon Geesinという前衛音楽家が担当している。B面は打って変わって牧歌的なフォークロック的な趣き。最後のAlan's Psychedelic Breakfastがおもしろい。sound effectが秀逸、いかにもPink Floydらしい。ポタポタ垂れる水の音、歩き回る音、卵焼きを作る音どれもリアルで素晴らしい。

Dark side of the moonやWish your hereほど「らしさ」はなく一種実験的なアルバムではあるけれど、丁寧な「音」の創り方はさすがPink Floydである。


side A

1.Atom Heart Mother
(i ) Father's Shout
(ii) Mother Fore
(iv) Funky Dung
(v) Mind Your Throats, Please
(vi Remergence

side B

2.If
3.Summer '68
4. Fat Old Sun
5.Alan's Psychedelic Breakfast
(i ) Rise and Shine
(ii) Sunny Side Up
(iii) Morning Glory


Jimmy Page(Outrider)

2016年01月23日 23時41分34秒 | ロック











週末はRock。今宵の一枚はJimmy PageのOutrider。録音は1988年、レーベルはgeffen records。Zepelin解散後の初ソロアルバムだ。おもしろいのはA面とB面ではまったく趣が異なること。もはや別のレコードといっても過言ではないほどに違う。前者はギンギンのhard rock、後者はblues一色である。Presenceを彷彿とさせる凝縮した音の塊を聴かせるA面、じっくりと音楽を聞かせるB面だろうか。B面の出来が凄く良くてどっちがメインかわからない。Jimmyの二面性いや俺のbaseはbluesと訴えたかったのかもしれない。guitar小僧にはA面、大人のファンにはB面である。A面4曲目だけRobert PlantがVocalをとっている。またdrumsはほとんどBonthamの息子、Jasonが叩いている。


side A

1.Wasting mt time

2.Wanna make love

3.Writes of winter

4.The only one

5.Liquid mercury


side B

1.Hummingbird

2.Emerald eyes

3.Prison blues

4.Blues anthem


(personnel)

Jimmy Page(guitar.Guitar synthesizer)

John Miles(vocal)

Robert Plant(vocal)

Chris Farlow(vocal)

Jason Bonham(drums)

Barry Barlow(drums)

Felix Krish(bass)

Durban laverde(bass)


YMO(multiplies)

2016年01月17日 23時51分21秒 | ロック







今宵の一枚はRock。YMOのMultiplies。録音は1987年から1989年、レーベルはαレコード。久々のRock LPだ。YMOはこのアルバムがリリースされたころがまさに人気絶頂期で国内は元より海外でも人気があった。今聴いてもまったく旧さは感じない。techno popというジャンルを切り開いたパイオニアだが、今こうして聴いてみるとどこか日本的な哀愁を連想させられる。アルバム自体は『イエロー・マジック・オーケストラ』と『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』の2枚をまとめたアメリカ向けのアルバムだ。それゆえ、なじみのある曲ばかりである。個人的にはライディーンが好き。

今日の日本の音楽界を鑑みるに非常に保守化している気がする。売れるレコードはアイドルものばかりで、いたしかたないのかもしれないが、斬新さが皆無でまったくもっておもしろくない。停滞する社会を反映していると言えばそれまでだがやはり寂しい。

side A

1.ナイス・エイジ

2.ビハインド・ザ・マスク

3.ライディーン

4.デイ・トリッパー


side B

1.テクノポリス

2.マルティプライズ

3.シチズンズ・オブ・サイエンス

4.ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー


(personnel)

細野晴臣(エレクトリックベース、シンセベース)

高橋幸宏(ドラムス・ヴォーカル)

坂本龍一(キーボード)


Janis Joplin(Janus Joplin)

2016年01月10日 16時17分02秒 | ロック








久々のRock、今日はJanis Joplin、オムニバスアルバムにて録音年月日dataはなし。1960年代後半と思われる。しゃがれた声でシャウトするJanis、洗練さは毛ほどもないが魂の叫び、心を揺さぶられる歌声である。RockというよりBluesに近い。いや、そのもの。彼女の存在、生きざまそのものが物語であり音楽。1960年代にヒッピームーブメントの真っただ中で異彩を放ったJanis。当時の若者文化の象徴だ。鬱積するエネルギーを爆発させる歌声は、混沌とする時代に生きる若者そのもの。だからこそ、支持され今でも語り継がれるのだ。Jazzはあまり社会の雰囲気を体現するものではないが、Rockは不思議と時代を体現する。

Summer timeも良いけれど、やはりMove overで決まりだ。


side A

1.Bye by baby

2.Combination of the two

3.Piece of my heart

4.Turtle blues

5.Summer time


side B

1.Kozmic blues

2.Move over

3.Get it while you can

4.Ball and chain


(personnel)

Janis以外不明。