アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

SACDは凄いなぁ

2014年12月31日 23時49分48秒 | オーディオ


今宵の一枚は「Death and the flower」。SACDだ。実は拙宅第一号のSACDである。SACD Playerがなく今まで聴いたことがなかった。やはり大したものと痛感。このアルバム手元にはCDがなくLPと聴き比べてみた。 SNを比較しても意味がないので立体感、定位を聴いてみる。しかし百聞は一聴に如かず、とはこのこと。圧倒的なリアリティで眼前に迫るSACDに比べLPはベールを一枚(いや2枚かな)まとったようで生々しさがまったく違う。


極論すると異次元の違いである。何度かオーディオショップでSACDを体験しているが、同じ音源で比較したことはなく、CDやLPとの違いはさほど実感できなかった。CD音源とは比較していないので、SACDの優位性がどこまであるのか断言できないが、やはり只者ではない。

それにしてもこのアルバムまるで前衛音楽、現代音楽のようだ。1曲目のdeath and the flowerの冒頭から5分ぐらいは本当に実験的なサウンドだ。ここだけ聴いたら誰もJazzだと思わないだろう。いや、思えない。

クラシックも聴きますぜ

2014年12月31日 02時23分37秒 | ジャズ


今宵の一枚はヘンデルの「水上の音楽」。実は5対1ぐらいの割合かと思っていたJazz vs classicの割合。もちろん、絶対数ではjazz recordの方が多いのだが、驚くなかれ3対2だった。CDに至ってはrockより多い。我ながらそんなにclassic聴いたっけ。?

そういえば30代後半は一時期classicばかり聴いていた気がする。録音が素晴らしいレコードも多いせいかもしれない。オーディオ的快感を味わうがためのclassic鑑賞だったかな。このレコード実はLPも含めると5枚ある。その中でもこのドイツグラモフォンレーベル、ベルリンフィルのこの曲は音が実に厚い。面でヒタヒタと押し寄せる感じである。

M4君弦の再生が素晴らしく、このアンプclassic onlyかいな、と思いたくなるほど相性が良い。A級アンプの緻密さとマッチングが良いのかな。

アーチー・シップ

2014年12月30日 02時44分08秒 | ジャズ


今日はアナログナイト。M4君かなり調子を上げアナログの出音もなかな魅了にてLPを聴きまくった。

Archie Sheppの「Live in Tokyo」だ。コルトレーン尊敬するもフリージャズの奏者として有名である。このアルバム、SSが激しく咆哮しグイグイと引き込まれる。ライブの熱気にあてられ身体が火照る錯覚に。

劇的変化

2014年12月29日 01時24分31秒 | オーディオ




昨日8時間、今日15時間連続ドライブで劇的に音が変わった。いやはや、M4君なんとか望む音に近づいてきたかな。まだ7合目といったところですが。


今日の一枚はこれ。
Keithの「Still Live」だ。言わずと知れたStandard Trioの演奏である。Keithのピアノが何時になく前面に出て前へ、前と進む。Jackのドラムが繊細に寄り添うようにハイハッと撫でる。この辺りのバランスはM4出での再生がうってつけかな。
いかにもECMといった感である。

さらに新人が---

2014年12月28日 01時49分35秒 | オーディオ






CDプレーヤーの新人くんに続きパワーアンプも新顔となった。いやはや、オーディオ魂に火が着いてしまったようで物欲モード全開。

機種はExclusiveM4、パイオニアの別ブランドである。より高品位な音楽再生を標榜して作られたブランドだ。純A級アンプで発熱量がたいへん、と言われているが使ってみると問題なし。MZ-1(同じくパイオニアのA級モノーラルアンプ)の方がよほど熱くなる。ファンが効いているようだ。

音質は電源投入直後はぼやけた音で各帯域バラバラでガックリ。そんなばかな、と一瞬焦った。まてよ、CDプレーヤーではなくこれはパワーアンプ、と自分に言いきかせる。1時間後だいぶピンとが合ってきた。2時間後やっと本調子。3時間後満足できる音に。重心がさらに下がり出音がグッと緻密に。よりアナログライクなサウンドである。M77だと音と音が離れた感じだが、こちらはくっ付いた感じ。

寝起きの悪さがこんなにひどかったとは。!!このアンプ、先月メーカーでメンテナンスを受け、片チャンネルのパワートランジスとを全交換している。その性だろう。エージング必須。本調子になるには1か月ぐらいかかるかもしれない。

このアンプは思い出が深い。学生時代にリリースされ当時のオーディオショップにはリファレンス的によく設置されていた。友人がオーディオショップでアルバイトをしていて、暇な平日昼下がり(なんせ学生にて時間タップリ)、4343とM4そしてプリにオーディクラフトの3001で聴いたZepやEaglesが忘れられない。セレクターを通さず、ダイレクト結線で試聴。もちろん、CDはまだこの世に存在しない時代だ。アナログプレーヤーも定番のSP-10+EPA100。

M4はオーディオ青春時代そのものなのでした。(笑)

オーネット・コールマン

2014年12月27日 02時01分05秒 | ジャズ


昨日の続き。
DCD-SA10実はSACDプレーヤーでもある。回路がCDとは別仕立てはわかるが、信号経路も別、となると当然出力端子も別。SACDを再生するためには、ピンケーブルを差し替えるか、別に用意しなければならない。CDとSACDの同一音源の聴き比べをする場合いちいちケーブルの差し替えなど、現実的ではないから、ケーブル2本出し必須。

普通のプリメインアンプには、ライン入力は1組み。この点からもピュアオーディオマニア向けに設計されていることがわかる。恥ずかしながら拙者、SACDには懐疑的でハードは今まで買ったことがない。もちろん、ソフトは皆無。

これからはSACD増えるかな。?

今夜の1枚はOrnette colemanの「The Shape of Jazz to Come」フリージャズの旗手だ。最初にこのアルバムを聴いたときは違和感いっぱい。特に冒頭のLonely Womanは、MJQのあの女性の顔をアップしたジャケットで有名なアルバムのタイトル曲とはずいぶんと違い戸惑った。当時はColemanの作曲とはつゆしらず、MJQの原作とばかり思っていたものだ。 フリージャズと言われるとなんとなくとっつきにくいけれど、このアルバムで少しわかった気になったものだ。

新顔登場

2014年12月26日 02時12分32秒 | オーディオ






夜、20時過ぎクリスマスプレゼントが届いた。いえ、単に落札したCDプレーヤーが到着しただけ、なんですけどね。(笑)

拙宅のオーディオ機器ライン、CDプレーヤが貧弱でなんとかしたいなぁ、と構築時から思案していた。現行機種は満足の行く製品はとんでもなくお高い。今の懐具合では逆立ちしてもムリ。そこで、頼りになるのはオークション。一番欲しかったDENON のDCD-SA1は2,000円差で落とせず。次に目を付けたのが今回購入となった同じくDENONのDCD-SA10である。前者に比べ定価ベースで7割ほどだが、発売当時(2002年当時)のフラッグシップモデルである。


たいして音変わらなかったらーーー。
と一抹の不安はあったがピンケーブルを接続し音出しをすると、これがたいへん。
重心がハッキリと低くなり、グッと音が前に。リアリティが違う。アナログぽい出音で音がグンと厚くなった。また音のひとつひとつが礫のようで、フライ級だったパンチがミドル級かヘビー級になった感じ。特にボーカルのリアリティは怖いくらいで、歌手の表情さえ覗える。中低域の厚みが半端なく、ベースは唸り、サックスの唾が飛んできそうだ。

また造りが凄い。
重さ約16Kgとズシリと重く筐体のアルミ?もぶ厚く高級感タップリ。ピュアオーディオの実感がヒシヒシと湧いてきた。素晴らしい。

前オーナーは几帳面な方でリモコン、説明書も完備。何よりメーカーメンテナンス受けピックアップは新品。キチンと修理明細書付だ。とても中古とは思えないほど傷ひとつない極上品でピカピカ。これで76,000円は安いくらいだ。
仕上げにクロック交換すれば100万クラスのセパレート機にも負けない音質となるだろう。

完全にGT2000+103のアナログラインを上回る音質。悩ましい。いやはや、オーディオは奥が深い。(笑)これでLPが聴く機会が減るだろうなぁ。(^^);


今夜の1枚はアル・ディメオラ。スパーギタートリオのひとり言わずと知れた名手である。

キース・ジャレット

2014年12月25日 01時38分23秒 | ジャズ


今年もあと2日で仕事納め。早いなぁ。あ、今日はクリスマスイブか。関係ないなぁ。(爆)

今宵はKeith Jarettに耳を傾けた。2夜続けてピアノである。「BELONGING」いわゆる、ヨーロピアンカルテットによるアルバムだ。レーベルはECM。このレコード音が良い。音の分離に優れ、ECMらしい透明でやや硬質な響き。人によっては好き嫌いが分かれるが個人的には好きなサウンドである。

Keithは大好きで同じくECMレーベルのアメリカンカルテットによる「Death and Flower」、「Still Live」、Standard TrioのVol1、Vol2、そしてソロ時代の「The Köln Concert 」そしてたしか「omewhere Before」を持っている。生で聴いたのは1回だけ。日本では70年代後半から80年代前半すごい人気で、チケットが売り出されると即完売。なかなか入手できず、悔しい思いをしたことがある。

チックコリア

2014年12月24日 00時53分43秒 | ジャズ


夕方、電動ポンプを買いにホームセンターへ。屋内ではなく、外に山積みになっていた。使って納得。こりゃ便利だ。(笑)


今宵は毛色が変わった一枚。Chick coreaの「CIRCULUS VOL.1」だ。フリージャズのような、いやもはや現代音楽か、といったサウンドである。「Return to Forever」と同じピアニストとはにわかに信じがたい。幸いやたらと緊張感を強いられる、現代音楽のような点はなくどこかjazzとしての味付けが残っている。


録音は優秀。A面後半のピアノソロの打音の強さ、途轍さは見事。ワイドレンジなスピーカーでないと再生は難しいかな。

ウェザーリポート

2014年12月23日 00時16分26秒 | ジャズ




石油ストーブをガンガン3時間焚いているのだが室温20弩に至らず。GT-2000の脇で16度。さて、どうしたものか。

今宵の友はWeather Report。Live盤「8:30」である。新宿厚生年金会館と斑尾の屋外ステージの都合2回コンサートへ行った。前者はジャコ(Bass)の強烈なリズムが印象的で音量の大きさにド肝を抜かれた記憶がある。後者は、ジョーザビエルがバンド全体を仕切る様子が、手に取るようにわかる演奏で実に興味深かった。

ウェインショーターのtsは冴えわたっていたが、まるで教師ザビエルを恐れる生徒のようで、見ていてちょっと気の毒になるほどだった。サウンド的にはどこかノンビリした中にドキッとするフレーズがあり、それでいて物語的な要素もあって聴く者を飽きさせない。ただマイルスのようにJazzの革新的かつ根源的な前進を思わせるサウンドでは、ない。

ロックも好き

2014年12月22日 00時59分32秒 | ジャズ






今日は(あ、もう昨日か)一転暖かな日となった。部屋の掃除をしたら汗ばむほど。

本日はRock特集だ。
まずは、10CCの「Original Soundtrack」実にハイセンスでどの曲も魅力的である。冒頭の独白と壜の音はリアルで、オーディオチェックには最適かのしれない。2枚目はこれまたブリティッシュロック。あのIan Gilan(元Deep Purpleのvocal)が作ったその名もIan Gilan Band。アルバムは「Clear Air Turbulence」ギンギンのhard Rockを彷彿させる曲もあるが、腕利きのスタジオミュージシャンを集め、実にプログレッシブなサウンドで驚かされる。

B面のOver the hillはプログレファン必聴である。最後はEagles。このライブ盤、思いで深いアルバムでRockに目覚めレコードを聴きまくっていたころ購入。ドンヘンリーの少し枯れた歌声を聴くと当時(1980年ごろ)に甘酸っぱい記憶も蘇り感慨深い。「Hotel Calofornia」は名曲です。

水道管が凍った

2014年12月20日 01時36分57秒 | 日記


今日はとうとう水道の水が凍った。といってもカチンカチンではなく、一部。寒いのでお湯を出そうとしたらでない、蛇口のスイッチ?を水に切り替えたら、チョロチョロと冷たい水がでたのだ。当地に引っ越してきて今月でちょうど5年。こんなことは初めてだ。とはいえ、思い当たる節はある。8月に風呂場の改装工事をし、湯沸し器の設置と、新規配管を敷設。おそらくこの配管がむき出しのままだったのだろう。いやはや、明日(あ、もう今日か)は断熱材でパイプを覆わねば。


電気代の明細が来た。なんと10,000円オーバーである。今はエアコン×2機+電気ストーブが稼働中にてこのままいけば確実に20,000円オーバー。こりゃ、石油ストーブ復活ですな。灯油安いしね。


そんなわけで、(どんわけだ)今宵はホットな気分になれるMilt Jacksonの「Plenty Plenty Soul」。MJQでのクルーな演奏が信じられないホットな熱いプレーで、ワクワクさせられる。アートブレーキーのドラムが魅力

アナログは面白い

2014年12月19日 01時38分12秒 | オーディオ






ピンケーブルを替えた。プリとパワー間、拙宅に転がっていた貧弱な汎用品を使っていたが、まずいことは百も承知。先週、ヤフオクで見たよさげなケーブルを購入。1.5Mで2,980円と格安。受注生産のため本日到着。驚いた。俄然情報量がアップ、ツーイターのATTを絞った。全体的に音が柔らかくなりCDもアナログ的な音に。アナログはさらに良くなりライブに一歩近づいた。恐るべし、TACHII Softec Miccord RCAケーブル。プリとCDP、そしてSPケーブルもTACHIIに替えよっと。


今宵のお供は、Miles。「Sketches of Spain」、ギルエバンスのアレンジが素晴らしく。Jazzにおけるオーケストレーションはこうあるべき、とお手本のような1作。Milesのtpの絡みが素晴らしく、ついつい引き込まれる音色である。

ハービー・ハンコック

2014年12月18日 01時22分21秒 | ジャズ






今日も寒い、寒い。去年の今頃とは格段の違いである。これで1月、2月になったらどうなるのかな。?

今宵のお供はHerbie Hancockの「Maiden Voyage」だ。冒頭のリリカルな導入部はロマンチックな気分に浸れ、まさにこれから大海原に乗り出さんとする様子がイメージされる。どこかドビッシーに通じるところがある気がするのだが。
このアルバムも飽きずによく針を落とした。Herbieといえば個人的には「Watermelon man」を思いだすが、どちらかといえばこちらの方が好きだ。

しかしどうしたことは、今夜はCDモアナログも音が冴えない。全体にくぐ籠ったサウンドで音の角が鈍い。う~ん、室温の問題しれない。ポンコツエアコンと電気ストーブを全開にしても15度。石油ストーブ引っ張り出すかな。


アナログ2枚目も、音が曇り残念。Art Pepperの「So in love」。Hank Jonesノピアノが素晴らしい。
MCで聴くとプリにhead amp稼働中の表示が。さすがAccupaseオーディオ好きの心情をよく理解している。(笑)

レッドツェッペリン

2014年12月17日 00時52分43秒 | ジャズ


雪こそ降らなかったが氷雨といっても過言ではないほど冷たい雨。さすがに帰路銀座まで歩く気にならず築地から日比谷線を使った。はい、軟弱者です。(笑)

今宵は真打、My Favorite Albumの登場である。Led Zeppelinの「Presence」だ。渋谷陽一のヤングジョッキー(NHKのRock専門番組)がAMからFMヘ移り、土日の9:00~10:00というゴールデンタイムを乗っ取った?記念すべき第一回放送で、たしかリリースされたばかりの「presence」を流した記憶がある。衝撃を受け、レコード屋へ走った。1976年の4月、38年前大学2年の時である。以来学生時代はZepを中心にHard Rock一直線の青春時代を過ごした。時は第一石油ショックの余韻が残るまだまだ高度成長時代である。

余談はともかく、このアルバム今聴いても少しも古くない。旧いどころか音が渾然一体になって飛んでくる様は、ある意味Progressiveであり、Rockの本質を表すかのようなまさにプレゼンス(存在感)に相応しい。音がひとつの塊となり、スピーカーから溢れ出てくる。とりわけAchilles Last Standはすべての楽器が疾走する。Vocalさえもあたかも楽器のようだ。


個人的にはZepの最高傑作だと考えている。