今宵の一枚は「Death and the flower」。SACDだ。実は拙宅第一号のSACDである。SACD Playerがなく今まで聴いたことがなかった。やはり大したものと痛感。このアルバム手元にはCDがなくLPと聴き比べてみた。 SNを比較しても意味がないので立体感、定位を聴いてみる。しかし百聞は一聴に如かず、とはこのこと。圧倒的なリアリティで眼前に迫るSACDに比べLPはベールを一枚(いや2枚かな)まとったようで生々しさがまったく違う。
極論すると異次元の違いである。何度かオーディオショップでSACDを体験しているが、同じ音源で比較したことはなく、CDやLPとの違いはさほど実感できなかった。CD音源とは比較していないので、SACDの優位性がどこまであるのか断言できないが、やはり只者ではない。
それにしてもこのアルバムまるで前衛音楽、現代音楽のようだ。1曲目のdeath and the flowerの冒頭から5分ぐらいは本当に実験的なサウンドだ。ここだけ聴いたら誰もJazzだと思わないだろう。いや、思えない。